熊本地震で被災!!種田山頭火が愛した「織屋旅館」を救え!日奈久温泉街の復興を目指して!
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 8,343,000円
目標金額:7,600,000円
- 達成率
- 109.7%
- 支援人数
- 444人
- 終了まで
- 受付終了
熊本県八代市(くまもとけん やつしろし)
寄付募集期間:2016年9月29日~2016年12月31日(94日間)
熊本県八代市

自由律俳句で有名な俳人、種田山頭火をご存じでしょうか?
八代市の日奈久(ひなぐ)温泉街には、その山頭火が宿泊した旅館の中で全国で唯一現存している「織屋旅館」という木賃宿の跡地があります。毎年多くの観光客が訪れるため、日奈久温泉街にとって無くてはならない観光施設です。
その織屋旅館が熊本地震で被災し、復旧経費が高額であることから、今後の存続についても危ぶまれている状況となっています。
また、熊本地震の震源として「日奈久断層」の名がメディアに広まったことによって、日奈久温泉街は営業しているにもかかわらず風評被害などによって多大なる被害を受けました。
そこで、日奈久温泉街と共に歩んできた織屋旅館を後の世代に継承するため、織屋旅館を復旧する事業に対し、皆様のご支援をお願いします。
ご寄附いただいた方に感謝の気持ちとして、通常お選びいただける返礼品に加えて、特別に1万円以上ご寄附いただいた方に、復旧後の「織屋旅館」に寄附者様のお名前を記した芳名板を設置させていただくプランもお選びいただくことが出来ます。
※プロジェクト期間を12月31日まで延長いたします。
熊本地震の支援のお礼
この度の平成28年熊本地震に際し、全国の皆様から心温まる寄附金を頂きましたことに厚くお礼申し上げます。
ご承知のとおり今回の地震では、八代市役所本庁舎を始め、当市に甚大な被害をもたらしました。
地震から5か月が経ち、時折やってくる余震に予断を許さない状況が続いていますが、市民の方々も日常の生活を取り戻しつつあり、一日も早い復興に向け八代市一丸となって取り組んでおります。
皆さまから頂きましたご寄附は、八代市の復興のために有効に活用させていただきます。 本来であれば、お伺いし御礼を申し上げるべきところではございますが、この場をお借りしてお礼に代えさせていただきます。
今後とも市の復興に向けて、引き続き皆様のご指導とご協力をお願い申し上げます。
【織屋旅館復旧完了報告のご報告】
■「熊本地震」で、被災した「織屋旅館」を復旧する事業についての結果報告


今回の復旧にあたっては「織屋旅館」に隣接している「レンガ倉庫」という施設の解体が事前に必要となったことや施工業者不足などの理由により、復旧工事が遅れておりましたが、全国の皆様からの温かいご支援をいただき、4月に復旧工事が無事に完了しました。
頂きました寄附は、復旧工事経費のほか、寄附者の方に対する返礼品代や芳名版の制作費、ふるさと納税に係る事務経費等に活用させていただきました。
また、6月24日に地域住民ら約50人が参加し、「織屋改修記念式」が開催され、地域の代表者の方から、「多くの人からの寄附で、無事に織屋が復旧したことに対し、胸が詰まる思いでいっぱいです。」と感謝の言葉がありました。
復興のシンボルであるこの「織屋」をはじめとした
日奈久温泉街に是非お越しください。
【施設情報】
・開館時間:9:00~17:00
※休館日:第3火曜日、1月1日~3日(場合によっては変更することもあります)
・問合せ先:日奈久温泉観光案内所(日奈久ゆめ倉庫内)
TEL:0965-38-0267
・イベント予定
9月 2日(土) 山頭火オープニング
9月 3日(日) 日奈久再発見
9月10日(日) おりや句会
9月16日(土) 山頭火シンポジウム
9月17日(日) 山頭火を巡るバスツアー
9月24日(日) 山頭火ウォーク
【アクセスマップ(おりや周辺)】

【プロジェクト中間報告】
この度は、全国の皆様から心温まる寄附金を頂きましたことに厚くお礼申し上げます。
織屋旅館復旧の進捗状況ですが、現在熊本では、県内各地で復旧工事が行われていることもあり、工事の施工業者が不足していますことから、復旧工事が遅れており、未だ工事の着工が出来ていない状況です。
今回の工事の工程としましては、織屋旅館に隣接している「レンガ倉庫」という施設をまず解体し、織屋旅館の本復旧工事を行う予定としておりまして、現在、レンガ倉庫の解体が終わったところです。今後のスケジュールは、3月中旬より本復旧工事に着工し、4月上旬には復旧工事が完了する予定としております。

また、芳名板につきましても4月上旬の完了時までには設置できる予定としておりますので、工事が完了しましたら、報告をさせていただきたいと思います。
多くのご支援をいただき、ありがとうございました。
日奈久温泉とは

熊本市から車で1時間ほどの日奈久温泉。東西に長い八代市の西端、不知火海の海岸沿いにある、弱アルカリ単純泉の温泉です。
その歴史は室町時代に始まり、江戸時代には細川氏が温泉施設を藩営。参勤交代中の島津氏など諸大名もお気に入りでした。
明治時代になって宿も増え、現在も明治~昭和の区割りや建物、路地など貴重な街並みを残しています。九州のなかでも、明治末期から昭和初期の木造2~3階建ての旅館群が最も数多く集まっている地域で、そのうちの多くの旅館に現在も宿泊することができます。
写真:熊本地震以前の日奈久温泉街の様子

熊本地震の影響
風評被害などの影響
熊本地震後、利用者の大部分を占める熊本県民の被災により、ダメージを追いながらも営業を続ける日奈久温泉街におこったことは、震源として喧伝された「日奈久断層帯」の風評被害による観光客の減少でした。
温泉街の各旅館では瓦の落下、建物の亀裂や土壁の剝げ落ちなどのダメージを受けたものの、施設の使用に問題ない場合が多く、温泉街で温泉の供給の面でのトラブルもほとんどありませんでした。問題だったのは、4月の地震発生後、ゴールデンウィークという書き入れ時を前に客足がぱったり途絶えてしまったことでした。
現在、日奈久温泉ではネットを通じて「元気です」というPR作戦を展開。かつては九州圏からがほとんどだった宿泊客も、関西・関東からのお客さんが増えてきているといいます。
関係者の努力で客足は戻りつつありますが、そのような中すぐには手当てできなかった問題が新たな課題として浮かび上がっています。
日奈久温泉が本当の意味での復興をするために支援を募ります。
いちばん被害がひどい「織屋旅館」

熊本地震前の織屋温泉
織屋旅館は自由律俳人、種田山頭火が宿泊した全国の木賃宿の中で、現存する唯一の建物です。

熊本地震後の織屋温泉の様子。レンガが崩落した箇所から雨漏りが発生している。
俳人「種田山頭火」が泊まった当時のまま残っている唯一の宿(震災の影響で見学できない)
種田山頭火とは
放浪の自由律俳人。明治15年、山口県防府生まれ。本名は種田正一。自由律の俳句誌《層雲》で活躍しました。
裕福な家で何不自由なく育つはずだったが、母親の入水自殺、家の経済状況の悪化等、幼い頃から不運が相次ぐ人生をおくりました。早稲田大学を中退した後、文学に励む一方で家業の酒造りも手伝ったものの倒産し、大正5年、子と妻を連れて熊本へ住まいを移しました。小さな店を持って、つつましく暮らそうと努力するも果たせず、だんだん家庭から離れて行きました。東京の生活や関東大震災を経験して再び熊本へ舞い戻り大正の末には曹洞宗の僧侶となって植木町味取観音堂に住みましたが落ち着けず、大正15年、本格的な放浪の生活に。昭和5年9月からの長旅は八代・日奈久に始まり、その後、仮の住まいを山口県小郡、湯田温泉、四国松山と移しつつ、昭和15年松山の町の片隅でコロリ往生を遂げました。酒と俳句と放浪、58年の生涯でした。
妻子を捨て、世間を捨て、行乞の人生を送り、自然と一体になり、自己にいつわらず、自由に一筋の道を詠いつづけた彼は、「無駄に無駄を重ねたような一生だった、それに酒をたえず注いで、そこから句が生まれたような一生だった」と記し、生涯約1万句を詠みました。

(左:山頭火イメージ 右:日奈久温泉にある山頭火の句碑)
種田山頭火が、昭和5年9月10日から熊本県八代市の日奈久(ひなぐ)温泉街を訪れ、織屋旅館に3泊し、その日記に『温泉はよい、ほんたうによい、こゝは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが、――― いや一生動きたくないのだが』と日奈久温泉を称賛した旅館です。現在も日奈久温泉街の観光施設として一般公開されています。
山頭火が宿泊した当時は食事を出さず風呂も無く、薪代を支払い自ら炊事を行っていたことから「木賃宿(きちんやど)」と呼ばれ、宿泊者は8畳2間に布団を敷き詰め雑魚寝していたといいます。
現在は熊本地震の影響により一部破損している為、見学はできない状況となっています。
織屋旅館の被害状況とは

織屋旅館に隣接するレンガ倉庫が熊本地震の影響により破損して倒れたため、織屋旅館の屋根の一部が破損しました。そのため、ブルーシートで補修していますが、どうしても雨天時には雨漏りが発生し、壁や畳などにカビが生えている状態となっています。
八代に遊びに行こう!「九月は日奈久で山頭火」

昨年行われた「九月は日奈久で山頭火」イベントの様子
毎年9月に日奈久温泉街で開催されるイベントで、今年は9月3日(土)~9月30日(金)まで開催されました。 種田山頭火が宿泊した織屋旅館のすぐ隣にある日奈久ゆめ倉庫をメイン会場に「おりや句会」や「山頭火ウオーク」などの催しが開催され、期間中は日奈久温泉旅館スタンプラリーや日奈久まちなかギャラリーなど様々な展示が日奈久温泉街で展示され街全体が山頭火イベントで盛り上がりました。
■今年行われたイベントプログラム
○山頭火オープニング 9月3日(土) 10:00~12:00
場所:日奈久ゆめ倉庫(参加料:無料)
・保育園児による太鼓の演奏やダンスの披露
・日奈久小中学生の発表会
・山頭火クイズ王決定戦 など
○日奈久再発見 9月11日(日) 10:00~12:00
場所:日奈久温泉街一帯(参加料500円)
・開湯600年の歴史が残る温泉街の町並みを案内人がご案内します。
○おりや句会 9月22日(木・祝) 13:00~15:30
場所:日奈久ゆめ倉庫(参加費1000円)
・参加者がそれぞれ俳句を出し合って、みんなで互選する。
○山頭火ウオーク 9月25日(日) 9:00~16:00
場所:球磨川河川緑地~日奈久ゆめ倉庫
(参加費大人1,000円・中学生以下500円)
・山頭火が歩いたとされる日奈久温泉街までの道のりをみんなで歩きます。到着後は日奈久温泉に入って疲れを癒します。
お礼の品
今回皆さまよりご支援いただきました寄附金は、「織屋旅館」の修復費の他、芳名板の作成費などに充てさせていただきます。 また、ご支援のお礼として八代市のふるさと納税のお礼の品に追加して、1万円以上のご寄附を頂いた方のうち、希望される方には「織屋旅館」に寄附者様のお名前の入った芳名板を掲示させていただきます。
【注意事項】
※【ふるさと納税のお礼の品】:八代市内の方はお選びすることが出来ません。ご了承下さい。
※【芳名板への記名】:八代市内の方を含む、申し込みフォームよりご希望頂いた全ての方が対象となります。
【ご注意下さい!】平成28年分の寄附金控除に係る年末年始の取扱については、下記の通りとなりますので、ご確認をお願いいたします。
クレジットカードでのお支払の場合 | 12月31日までの決済が対象となります。 |
払込用紙でのお支払の場合 | 12月30日までのお支払が対象となります。納付書の郵送の関係上、12月18日までにお申込みください。 |
その他のお支払、入金期日について | いずれも12月31日までにご入金が確認できたものが対象となります。 |
現在進捗情報はありません。
熊本県八代市

八代市(やつしろし)は、熊本県南の中心的な市で、県下第2の人口を有する田園工業都市。日本三大急流の一つである球磨川が分流して不知火海に注ぐ三角州地帯の北岸に市街地がある。八代市の特産品である「い草」、「トマト」、「晩白柚(ばんぺいゆ)」は日本一の生産数を誇る。
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