地元民に愛されるお茶「上勝晩茶」特集

生産者で味が変わる、魅力的なお茶です。入門のお試しセットから大満足の1kgまで… ハマれば虜、「上勝晩茶」の世界にご招待いたします。

徳島県上勝町は人口1400人程度の小さなまちです。
棚田や幻想的な山犬獄、ブナの原生林が広がる高丸山など、豊かな自然と里山の風景が残っています。
信号はまちに1つだけ、コンビニもありません。
「上勝阿波晩茶」はこのまちで代々自家用として伝えられてきました。

上勝阿波晩茶とは

阿波晩茶の特徴は爽やかな酸味です。
夏の日差しを浴びた7月中旬以降、完全に成長した茶葉を摘み取り、釜茹でした後に擦ります。擦られた茶葉は桶の中で2～3週間ほど漬け込まれるため、別名「漬物茶」とも呼ばれています。

各生産者さんがそれぞれ独自の加工場を持ち、漬け込み期間中は桶などの道具類や加工場に生息している菌によって発酵させるため、生産者によって味や風味、茶の色まで異なります。
その個性も、上勝阿波晩茶をお楽しみいただくひとつの要素です。

上勝阿波晩茶の効果

上勝阿波晩茶は長年様々な研究が進められています。
研究結果として、腸内環境を整える便秘解消の効果や、花粉症等のアレルギー症状の緩和が期待できることが分かり、「健康茶」としても注目が集まっています。
カフェイン含有量が緑茶の3分の1程度と少ないので、乳幼児から高齢者まで、幅広くご愛飲いただけます。

わたしたちが作っています

大阪から上勝町に移住した、Kamikatsu-TeaMateの百野さん。
「小さな町で昔から変わらぬ製法で作られてきた上勝阿波晩茶。大変な作業をこなすのは、過疎化が進み担い手がいなくなった高齢の農家さんたちです。上勝の生活の中で、年々生産量も減少し耕作放棄地も増え、どんどん土地が荒れていくのを目の当たりにしました。初めて飲んだ阿波晩茶のどこか懐かしく、でも新しい味に魅了され、後世に残していきたいと強く思うようになりました。」
晩茶農家として自ら生産を行う傍ら、ご高齢の生産者さんから晩茶を預かり、お店やホテル、飲食店などへの販売、イベントの出店等を通じて、上勝阿波晩茶の魅力を広めています。