遠藤周作生誕100年記念展を応援しよう!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 697,000

46.3%

目標金額:1,504,000

達成率
46.3%
支援人数
55
終了まで
受付終了

東京都町田市(とうきょうと まちだし)

寄付募集期間:2022年10月7日~2023年1月5日(91日間)

東京都町田市

プロジェクトオーナー

町田市ゆかりの作家であり、町田市民文学館ことばらんどの設立のきっかけとなった故・遠藤周作氏の生誕100年に合わせ、長崎市遠藤周作文学館の協力を得て展覧会を開催します。

弱者に寄り添う作品を多く執筆し、多くの人々に共感と励ましを与えてきた遠藤文学の魅力を全国に発信します。

作家・遠藤周作

遠藤周作は1923年に東京に生まれ、12歳のときに洗礼を受けました。

慶應義塾大学ではフランス文学を専攻し、堀辰雄や神西清などの文学者と交流をもつようになり、卒業後の1950年、戦後初の留学生としてフランス・リヨン大学に留学。

帰国後の1955年に「白い人」で第33回芥川賞を受賞し、文壇デビューを果たしました。「日本人にとってのキリスト教受容」をテーマとした小説を残す一方、軽妙なユーモアあふれるエッセイで国民的作家となりました。

1995年に文化勲章を受章。翌1996年、73年の生涯を閉じました。

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町田市と遠藤周作

肺結核による3年に及ぶ入院生活の後、病後の身体を癒すため、1963年に緑豊かな町田市玉川学園に転居しました。遠藤周作は、この住まいを「狐狸庵」と名付け、以降「狐狸庵山人」の雅号を名乗るようになります。

1987年までの20余年を過ごし、『わたしが・棄てた・女』、『沈黙』、『侍』などの代表作のほか、「狐狸庵もの」、「ぐうたらシリーズ」などユーモアエッセイを生み出しました。

町田市民文学館ことばらんど

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町田市民文学館ことばらんどは、1997年に作家・遠藤周作のご遺族から蔵書等の約3,000点の資料をご寄贈いただいたのがきっかけとなり、2006年10月27日に開館しました。

開館以来、町田にゆかりのある作家の展覧会をはじめ、文学や絵本、ことばや文字などをとりあげた展覧会を開催し、その魅力を発信しています。

そして、こうした活動を通してたくさんの人が文学やことばの魅力に触れ、人と人が出会い、心の豊かさを育める場所となることを目指しています。

遠藤周作顕彰事業

節目に合わせて企画展を開催し、講演会や対談、朗読会などを実施してきました。

2007年 町田市民文学館開館1周年記念
企画展「遠藤周作とPaul Endo―母なるものへの旅」
母の願いによりPaulという名を与えられた少年時代の洗礼体験を原点として、人生の旅の軌跡を辿り、遠藤が生涯にわたって求め続けた“母なるもの”を探る展示を行いました。

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2012年 遠藤周作没後15年企画
朗読会「石坂浩二 朗読とおはなし ~遠藤周作『侍』

2013年度 遠藤周作生誕90年記念
企画展「遠藤周作『侍』展―人生の同伴者に出会うとき」
時代の波に飲み込まれた一人の侍・支倉常長をモデルにした「侍」を中心に、遠藤周作が長年にわたり追究した「日本人におけるキリスト教受容」という文学的主題を解き明かしました。

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2016年 遠藤周作没後20年・町田市民文学館開館10周年記念

鼎談×朗読「遠藤周作 若き日の恋文」
※講師:加藤宗哉氏(作家)、福田耕介氏(白百合女子大学教授)、今井真理氏(文芸評論家)

座談会「父を語る」
※遠藤周作や遠藤と親交の深かった作家の子どもたち(遠藤龍之介氏、阿川佐和子氏、矢代朝子氏、斎藤由香氏)による座談会

遠藤周作生誕100年を迎えて

遠藤文学には弱者に寄り添うまなざしや人間の多面性への理解があり、これらには時代を超えて現代を生きる私たちに、今抱える課題に向き合うヒントを与えてくれることと思います。

遠藤生誕100年を記念する本展覧会では、遠藤文学を通して多くの人々、特に将来への希望が持てず、孤立や生きづらさを感じている若い世代を励ますメッセージを発信します。

寄附金の使い道

いただいた寄附金は、下記事業のために大切に活用させていただきます。

・町田市民文学館ことばらんどで開催する遠藤周作生誕100年記念展やその関連イベントに活用いたします。

※目標金額に満たない場合、目標金額を超える場合でも、上記の事業に充当いたします。

お礼の品のご紹介

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遠藤周作生誕100年記念展の招待券に、展覧会「遠藤周作とPaul Endo」図録と遠藤周作一筆箋をセットにしたお礼の品をご用意しました。
この機会にぜひ町田市にお越しください。

現在進捗情報はありません。

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