福島県 二本松市
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革と漆のしおり 翆霞~すいか~ 革と漆のしおり 翆霞~すいか~【神楽工房はしもと】
私のふるさと二本松は市内の西側に奥羽山脈が連なり百名山の一つに数えられる安達太良山に抱かれた町です。
また市内の中央を縦断するように南から北に阿武隈川が大きく力強くゆったりと流れています。
室町時代山時代から二本松の地形は要所とされ、何代にも当主が変わりながらお城が築城、改築されていきました。
福島県の中央から吹く風は阿武隈川沿いに北上するとたくさんの山々にぶつかり、急な上昇気流が発生し二本松は霧が多く発生しやすい土地となります。
そのような土地に立つお城の事をいつの間にか『霞ヶ城』と呼ぶようになりました。
私は、霞ヶ城を由来とし「霞のある情景」を返礼品の名前につけています。
山にかかる霧は『翠霞~すいか~』と呼ばれています。
森にかかる霧を金色の霞と白金色の霞で表現した栞になります。
革に緑色の色漆を塗りこみ、漆が乾く前に金箔やプラチナ箔を蒔いて仕上げました。
箔を蒔いていくため写真とはまったく同じデザインになりません。
漆を多目に含ませてあるので少し堅めに仕上がって、コシのある革になっています。
結び目から下の長さは15cm以下で文庫本に収まる長さです。
通常は和紙の台紙に透明フィルム(OPP)にお包みしています。
【size】
縦170mm × 横38mm × 厚さ8mm(結び目含む)
革の幅 4mm
革の厚さ 1.2mm
【革について】
革には傷跡や皺、虫刺されの跡や血管の跡など動物が生きた証が記されています。
革製品に生きた証がありましたら温かい目で見守っていただけると幸いです。
【当工房の製品の注意点】
※注意1
漆が乾いた後に箔の上から薄く漆を塗ってコーティングしてあり金箔が取りにくくしてありますが完全ではありません。
固いもので強く引っかいたりすると箔が取れる事がございます。
※注意2
当工房の商品は漆を塗っているため肌が漆に弱い方は漆かぶれになる可能性があります。
※注意3
当工房は漆を希薄する時に楠(くすのき)の精油を使用しています。
品物が手元に届けられたとき、楠の香りがきつく感じる事がございますが、2~3か月経つと自然と香りが無くなってきます。
上記の3つの注意点をご理解のある方のみご寄付をお願い致します。
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二本松市について
高村光太郎と智恵子が愛を育み、智恵子の心のよりどころとなっていた「ほんとの空」がある二本松。
丹羽氏十万石の城下町として栄えた二本松。
春は各所に桜が咲き誇り、夏は日本百名山「安達太良山」へ、秋は二本松の菊人形、二本松の提灯祭りをはじめとした「祭り」見物と紅葉、
冬はスキーと年間通して見どころがたくさんあります。
城下町の歴史と文化が薫り、温泉がいつでも楽しめる二本松へ是非、お越しください。
福島県 二本松市