宮崎県を代表する牛肉の主要生産地「高原町」

良質の肉質が作られる背景にあるのは、美しい自然

宮崎県の南西部に位置し、霧島連山の主峰「高千穂峰」の麓に広がる「高原町」。この町は日本神話と大変ゆかりが深く、高原(たかはる)の読みは、神々の住む「高天原(たかまがはら)」の名に由来すると伝えられています。
ニニギノミコトが降り立った「天孫降臨伝説」の故郷として知られ、そのご令孫で日本の初代天皇・神武天皇は高原町で生誕されたと伝わります。
高原町はそんな神々の住む世界を連想させるような美しい自然環境があり、その中で「農業・畜産業のまち」として発展してきました。
自然との共存は昔となんら変わらない状態で今も続き、肉・野菜・穀物など町を代表する特産品が数多く存在します。

高原町が誇る牛肉の二大ブランド 「宮崎牛」と「この華牛」

高原町は特に畜産業が盛んな地域で、中でも牛肉においては、良質の肉質に仕上げる生産者が数多く存在することで知られています。
同町を代表する牛肉といえば、宮崎が誇る全国区のブランド「宮崎牛」、そしてヘルシーな赤身肉が特徴のブランド「この華牛」。
共に独自のブランドコンセプトをもとに生産された牛肉で、各々の美味しさや魅力を備えていることから、甲乙つけがたく、いずれも多くのファンに愛されています。

「宮崎牛」の赤身と脂身の絶妙なバランスを作り出す自然と技術

霧島連山は宮崎県と鹿児島県の県境に広がる火山群の総称。周辺地域は霧島連山がもたらす自然の恵みを受けながら共に歩み、そして発展してきました。高原町もその一つで、畜産業においても、澄んだ空気や豊富な地下水を活用した生産が行われています。

宮崎牛には厳しい基準が設けられており、美味しさを維持していくためには畜産農家の高度な技術や知識が必要不可欠。それらは畜産農家の長年にわたる経験と努力の積み重ねによってクリアされています。
牛肉は与えるエサや育て方によって、肉質や味に違いがでるほどデリケートなもの。そこで、畜産だけではなく、食物や栄養の知識もフルに活用して、エサの配合や量を一頭一頭変えるなど、手間と時間、そしてたっぷりの愛情が注がれています。

そんな自然の力と畜産家のたゆまぬ努力と経験で育つ宮崎牛は、口に入れた瞬間に溶け出すほどの柔らかさと、上品で芳醇な香りを身につけます。
細かく入った霜降りと、ほどよく締まった滑らかな赤身の絶妙なバランスが作り出すその舌触りは、「和牛オリンピック3年連続日本一」を達成した宮崎牛ならではの味わいです。

「赤身」と「A3等級」に辿り着いた「この華牛」

「この華牛」とは(有)有田牧畜産業が生産・販売するオリジナルのブランド牛肉。
高原町の雄大な自然に囲まれた自社牧場で、愛情をたっぷり注いで育てた国産牛・交雑種の肉質は、美しい赤身にほどよいサシが入り、柔らかさと旨みに定評があります。
その美味しさに手頃な価格も加わり、全国区の人気を誇るブランドとなっています。

有田牧畜産業の有田米増社長が「安全・安心な牛肉」追求をする中、「健康志向」や「毎日でも食べられるような肉」に対するニーズが増加。
市場では「A5等級の霜降り肉」が高値で取引され、赤身に対するそれは決して高くありませんでしたが、自分の理想とする美味しさと、ニーズへの対応、そして毎日200g前後、通算3t以上の牛肉を食べ続けてきた自分の舌を信じ、良質の赤身肉を身につける「A3等級牛」の肥育・販売を決意しました。

結果、毎日食べてもでも飽きのこない美味しさ、そして良質な赤身がもたらすヘルシーな「この華牛」は市場のニーズにはまり、多くの人から支持されるブランド牛に成長しました。

ふるさと納税で高原町が誇る2大牛肉ブランド 「宮崎牛」と「この華牛」をご堪能頂けます。