土佐打刃物の名工

土佐打刃物の名工

今回お話を伺ったのは、四万十町にある黒鳥鍛造工場の六代目梶原弘資さんです。
一本一本手打ち鍛造し、
・鉄
・鋼
を組み合わせ、量産品には無い形と丈夫さを併せ持つ土佐打刃物。

黒鳥鍛造工場は、梶原さんの祖父や父の作った刃物をメンテナンスで持ってくるお客様がいるほど、
地元の方に信頼されています。

伝統と革新の融合

黒鳥鍛造工場は、先祖代々受け継がれてきた土佐打刃物の技術を用いながらも、
素材をステンレスに変更するなど、時代の流れとともに進化してきました。

その特徴について伺うと
「大量生産では作れない、鍛造の包丁独特の形が、手になじんで使いやすいと好評です」
と話してくれました。

大量生産の刃物は一枚の板に刃をつけて切れるようにするそうですが、
鍛造の包丁は
・手元が厚く
・先端に向かって細く
という形状が特徴です。

そのため、手元に重心があるため使いやすく、軽くて切れ味が良いため、
大手の刃物屋から注文が入るほど人気です。

自分だけのオーダーメイド

黒鳥鍛造工場では
・用途
・使い方
・家族構成
・体格
などをお伺いし、お客様のニーズに合わせた最適な包丁を提供しています。

釣りが趣味の方だと
・どこで釣るか？
・どんな魚を捌くか
などの話をもとに包丁を作ることもあるそうです。

「昔より家族の単位や野菜が小さくなったので、ペティナイフが使いやすくて人気ですね」
と梶原さんは教えてくれました。

黒鳥鍛造工場のこれから

梶原さんにこれからについて伺うと
「自分が作ったものを代々使ってくれる方たちが、メンテナンスに困らないように工場を続けていきたいですね」
と答えてくれました。

・切れ味
・デザイン
・耐久性
など、すべてにおいて妥協のない黒鳥鍛造工場の包丁で、極上の料理体験を味わってみませんか？

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