大阪藤井寺発！50年の継承技術が光る「ゆきひら鍋」の世界

　

「ゆきひら鍋」ってどんな鍋？

煮物、たき物、炒め物で大活躍！コスパが高い万能鍋です。

ゆきひら鍋と聞くとZ世代の若者にはちょっと分かりにくいかもしれませんが、煮物やたき物が得意で誰もが一度は見たことがある和食には欠かせない鍋です。漢字で書くと「行平」又は「雪平」と書くのですが、名前の云われは諸説ありで一説では平安時代の歌人「在原業平」の兄・行平から取ったという説もあります。鍋の特徴は何といっても槌目（つちめ）といわれる鍋の表面に施された加工です。実は槌目（つちめ）模様の１つ１つが金槌（かなづち）で打った痕なのです。仕上がりの美しさを高めるだけでなく鍋の強度を上げる効果もあるそうです。

谷口金属工業のこだわりとは？

熟練した工員たちによる組み立てにより安心安全の日本製品をお届けします！

①材料サークル板を検品

材料となるサークル板のチェック。ここから作業が始まります。

②底目打ち加工×６回

特に見てほしい！

回転させ、底面の槌目（つちめ）加工を行います。
※槌目とは、ハンマーで叩くようなデザインのことで、打ちつける槌の大きさや力加減で決まります。
模様の美しさも、ぜひ見てほしいです。

　

③本体プレス加工成形

本体の絞り加工を行います。かかる圧力は200t！！

（↓）だんだん丸くなってきましたね。

　

④横目打ち加工

特に見てほしい！

強度アップのための加工です。
サイズによって70回から90回目打ちするんですよ。
強度20％以上アップ（当社比です）

　　

⑤本体縁切り加工

縁切り型を使って、縁（ふち）の余分な部分を切り落とします。

（↓）皆さんが見たことのある「ゆきひら鍋」の形に近づいてきました。

　

⑥バリ取り加工

特に見てほしい！

バリ取りとは、金属を加工する際に生じたバリ（素材の出っ張り）を取り除く作業です。

回転する本体に向かって、「くいっ」と力を入れて滑らかにします。

職人技が光るところです。
現在在籍している職人は１０名ですが、この作業ができるのはそのうち２名です。

　

⑦刻印加工

「日本製」と刻印中です。

計量カップを出すのがメンドウ…。そんな時にうれしい目盛です。洗い物を一つ減らせますよ～。
（目盛の容量は加工上の都合で若干誤差が生じる場合がございます。）

　

⑧注ぎ口の加工

右側と左側に注ぎ口があることで、左にも右にも注ぐことができます。

　

⑨本体アルマイト加工（耐食性をアップします）

アルミニウム表面に幕を施して腐食しにくく耐久性を向上させます。
電解液の水槽の中に本体を入れ電流を流して、硫酸アルマイト加工を施します。

　

⑩本体とハンドル金具かしめ加工

特に見てほしい！

かしめ加工とは、金属部品などを埋め込み、加工を行うことをいいます。
別で製作した金具と木柄をネジで取り付けていよいよ完成です。


ネジをしめた上で、さらにネジをたたいてかしめてつぶすことで、緩みにくくしています。
この加工を、他社でされていることは少ないと聞いています。
谷口金属工業（株）のこだわりの１つです。

　

⑪完成！

ついに完成です。真心をこめててお包みして、皆さまの元にお届けします。

渾身のゆきひら鍋（返礼品ラインナップ）

大阪の藤井寺で創業以来継承されている技術の結晶。
熟練した工員たちによる渾身のゆきひら鍋のラインナップです。

　

　

　

　

ゆきひら鍋以外のラインナップ

藤井寺市内で作られているのはゆきひら鍋だけじゃない！
鍋以外のラインナップも覗いてください。

　　　

　

　

谷口金属工業（株）の企画監修シリーズ

谷口金属工業（株）の熟練した工員たちが企画監修を行い中国OEM工場にて生産し輸入している「企画監修シリーズ」にも、技術と職人魂がこもっています。