まるさん牧場産こだわりの近江牛

風通しの良い丘陵地に建てられた牛舎、まるさん牧場。 常時700頭の近江牛を肥育しておられ、県内では去勢牛が増えている中でも昔ながらの牝牛にこだわった希少な牧場を北島さんご兄弟が二人三脚で運営されています。 好き嫌いなく性格の弱い牛もあぶれずちゃんと食べられるように毎日毎日一頭一頭すべての仔牛を見て回っているそう。 清潔で快適な牛舎はとっても気持ちがよく、一部屋に2〜4頭ずつ姉妹のような小グループで仲良く、ストレスなく健康な牛が育ちます。 また地下70mの地下水を掘り、鈴鹿三景から流れる新鮮でミネラル豊富な水を 自動給水システムでいつでも飲めるようにしています。

銀座しのはら店主篠原武将さんが故郷の湖南市を訪れ、近江牛の魅力を語ってくれました。
湖南市にあるまるさん牧場は県内でも有数の近江牛飼育牧場で、全国各地で開催される和牛の品評会で賞を数多く受賞するなど、優秀な近江牛を育てています。

湖南市出身の篠原武将(しのはらたけまさ)さんは、京都で料理の基本を学んだ後、2006年に湖南市岩根で「日本料理しのはら」を開業され、全国から予約が殺到する人気店となりました。その後、2016年に湖南市から東京銀座に滋賀の田舎料理をコンセプトとした「銀座しのはら」をオープンされ、ミシュランガイド東京で2022年まで3年連続で二つ星を獲得される等、日本屈指の美食の街でも名店として広く知られ、活躍されています。2022年6月13日「湖南市ふるさと大使」に就任いただきました。

まるさん牧場の代表取締役である北島聖二さんと兄で専務取締役の裕一さんは、若くして先代の叔父の後を継ぎ経営をはじめ、数年かけ事業を拡大。敷地面積6,000坪、牛舎16舎、700頭にもおよぶ牛を飼育され、近江牛を飼育する県内牧場では飼育頭数が7番目の多さを誇ります。各地で行われる牛肉の肉質を競う大会で賞を多数受賞するなど、優秀な近江牛を育てられています。

牛の種類も様々、どのような牛が近江牛と呼ばれるのでしょうか。近江牛とは、黒毛和種と呼ばれる雄と雌を掛け合わせて生まれた牛のみで、他の地域よりも滋賀県で最も長く飼育されている必要があります。そして、近江牛の中でも特に品質の高い「認証近江牛」となるにはA4、B4等級以上の格付けが必要となります。

飼育に欠かせない稲わらは、市内の有限会社ティアイケイ農産から提供される国産のものを使用し、牛に与えています。生育や体調に合わせて大麦、生米ぬか、とうもろこしなどを独自にブレンドした餌で育てます。これは、上質な肉質と脂にするために欠かせません。その他、ミネラルが豊富な地下水を与えるなど、餌にはこだわりが詰まっています。