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【富士ヶ嶺ポーク】自社飼育・自社加工 富士山の恵みを受けた豚を、新鮮なままで食卓へ

富士河口湖町富士ヶ嶺(ふじがね)地区で生産されているブランド豚「富士ヶ嶺ポーク」。しっとりした食感と深い味わいが特徴で、富士河口湖町のふるさと納税返礼品の中でもとくに人気を集めています。今回は、豚の飼育から加工・販売まで、一貫して手掛けている丸一高村本店の高村元康(たかむら・もとやす)代表にインタビュー。「富士ヶ嶺ポーク」のおいしさの秘密に迫ります。

あくなき品質追求が生んだ 自社農場「丸一ファーム」

――まずは、丸一高村本店さんの歴史や、自社農場設立の経緯について教えてください。

当社は1930年(昭和5)年に、私の祖父が創業しました。「丸一」という名前には、「みんなで一丸となって頑張ろう」という思いが込められています。

創業当初から肉の品質にはこだわっていましたが、仕入れをした肉が水っぽかったり、品質が揃わないことが悩みの種でした。「それならば自分たちで豚を育てて、お客さまに提供しよう」ということになり、1960(昭和35)年、地元・山中湖村に自社農場を設立したのです。

さらに良い飼育環境を求めて、富士河口湖町富士ケ嶺地区の「丸一ファーム」に移ったのは、2008(平成20)年のことでした。なんといっても、富士山の恵みである澄んだ空気と地下水を享受できるのが、この地区の特徴。冬は山中湖ほどの寒さには見舞われず、夏は涼しく、豚の飼育に適した環境だったことが決め手となりました。

――豚にとって、涼しい環境は大切なんですね。

豚はとてもデリケートな生きものなんです。同じ山梨県であっても、地域によっては夏の暑さは過酷です。暑ければ餌を食べず、痩せてしまう。それに水ばかり摂りますから、必然的に水っぽいお肉になります。よく締まった肉質を実現するためにも、成長の妨げにならない環境がとても重要なのです。

抗生物質不使用 富士の伏流水とオリジナル飼料ですくすく成育

―― 豚の飼育にあたって、気をつけているのはどんなことでしょうか。

やはりなんといっても、「大事に飼う」ということに尽きます。ファームのスタッフは、生まれた子豚を取り上げるところから、親身になって取り組んでいます。

先ほどお話したように、豚はとても繊細。暑さに弱いだけでなく、冬はお腹を下しやすくなりますし、大きな音に驚いて死んでしまうケースもあります。温度管理や静かな環境を保つことには細心の注意を払っています。それに、豚はきれい好きな動物です。排せつ物の処理にはスクレーパーと呼ばれる機械を導入するなど、少人数でも衛生的な環境を保てるよう配慮しています。

――餌にはどのようなこだわりがあるのでしょうか。

与えているのは、穀物、とうもろこし、大豆などを主原料としたオリジナルの配合飼料です。当社では、抗生物質を投与していません。おいしい水を飲んでいれば身体も丈夫になりますから、抗生剤を混ぜる必要がないんです。

――飼育には水も大切なのですね。

そのとおりです。ふつうの農場では、水道水や井戸水を使っていると思いますが、当社では地下300mから汲み上げた富士山の伏流水を使用して、豚を育てています。ここの地盤は溶岩なので、掘削をするのは一苦労でしたが、雨水には不純物が混じってしまうため、どうしても伏流水を使いたかったんです。「水のおいしい土地に住んでいる人は、肌がきれい」と言われることがありますが、うちの豚も、生まれたときからこの水を飲んでいるから、毛つやが良くなる。風邪もひきにくく、健康に育ってくれるんです。

甘くてもちもちの肉質が大人気 新鮮だからこそ味わい豊か

――お肉の加工も手掛けてらっしゃるそうですね。

はい。当社では、豚肉の除骨や整形といった最終加工も自社で行っています。と畜処理を行う食肉センターに加工してもらう方法もありますが、新鮮なうちにお客さまにお肉を提供するため、一貫して自社で加工しているんです。加工後は冷凍保管はせず、フレッシュなお肉を販売しています。

――富士ヶ嶺ポークの人気の理由を教えてください。

富士ヶ嶺ポークの一番の特徴は、甘みのある脂身と、もちもちした食感の赤身。適度な弾力もあり、食べ飽きないと好評をいただいています。穀物を中心とした良質な飼料を食べて、清らかな水を飲んで、衛生的な環境で健康に育った豚だからこそ、このおいしさが実現できるんです。

富士ヶ嶺ポーク 磨きロース 厚切りステーキ

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富士ヶ嶺ポークのロースを贅沢に厚切り。塩コショウしてグリルするのがおすすめです。じゅわっとあふれる肉汁ともっちり食感が癖になります。

熟成の極み とろけるジューシーレアローストポークA

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富士ヶ嶺ポークならではの、口の中でとろけるような肉の甘味を感じる贅沢なローストポークです。

「山中湖ハム」ブランドで展開しているハム・ソーセージも、もちろん自社加工。富士ヶ嶺ポークと桜のチップを使って、昔ながらのドイツ製法で丁寧に仕上げます。芳醇な旨味と、ほのかな甘味が特徴で、本場ドイツの食肉コンテストでも金賞をいただきました。

私たちはこれからも、おいしい豚肉をみなさまにお届けできるよう、努力を重ねていきます。このページをご覧のみなさまにも、「富士ヶ嶺ポーク」のおいしさを実感していただきたいですね。

「丸一ファーム」の豚は、地下300mから汲み上げた清冽な地下水を飲み、富士山西麓の大自然の恵みをたっぷり受けて育ちます。出荷後は新鮮なうちに加工され、「富士ヶ嶺ポーク」として食卓に上がります。良質なお肉を提供できるのは、高村さんをはじめ、社員のみなさんが「おいしいお肉を届けたい」という思いを持っているからこそ。富士河口湖町の豊かな自然環境が育んだ「富士ヶ嶺ポーク」をぜひ一度、味わってみてください。

【取材協力】丸一高村本店