パン工房稔　～富士山の湧水使用　自家製酵母パン～

余計なものは入れない稔のこだわり

　パン工房稔のパンは小麦、塩、砂糖そして自家製酵母を主原料とした余計なものは入っていないパンです。
自家製酵母は店主の鈴木稔弘さんがレーズンからおこしてつくっています酵母菌を使うことで味わい深いパンが作れると言われています。
また、塩や砂糖も鈴木さんが自分で食べてみて、自身のパンと相性の良い材料だけを厳選して使用しています。

噛むほどに美味しいパン

　鈴木さんの作るパンの特徴はなんといってもその味わい。自家製酵母と厳選された素材で出来るパンは噛めば噛むほどその美味しさを実感する。
もちろんすべて美味しいのですが、筆者はなかでも「食パン」がお気に入り。買ったばかりの食パンはトースターで温めなくても、ジャムやバターをつけずとも、そのまま手でちぎって食べるのがおすすめです。

自身のパンに合う素材だけを厳選

　食パン以外にも、ライ麦入りのいちじくとくるみのパンやクリームチーズとオレンジピールを混ぜたクリームの入ったパンなどなど、種類豊富なパンを取り扱っています。
パンに使用する素材を吟味し、最も合う割合を試行錯誤しながらこだわりをもって焼き上げたものばかりです。

パンの持つ力

　驚いたのが、鈴木さんの経歴。パン作り一筋かと思いきや。2008年までは建築業に従事していました。2008年に建築業を辞め、パン屋さんに転身しました。
その時の理由が「建築現場でたまたま入ったパン屋で、食べたあんぱんが心にしみるほどとっても美味しかったから」とのこと。パン一つで人生が大きく変わった鈴木さん。
パン工房稔で作るパンはそんな職人の心や技術をもった鈴木さんが「誰かを笑顔にしたり、ひと時を幸せにしたり」するために毎日丁寧に丁寧に作っています。