お知らせ

ギフト券があたる『チョイストラベル』OPENキャンペーンのお知らせ

【事業者インタビュー:魚沼農耕舎】米づくりに新たな可能性を。 魚沼の農業と農村の振興に挑む魚沼農耕舎

一般財団法人が自ら栽培したコシヒカリを直接消費者に売る

平成7年に中山間地域農業の維持・発展のため設立された農業公社が、合併や組織変更を経て一般財団法人魚沼農耕舎に。
コシヒカリやソバなどを栽培することで農地を守り、色々な商品を開発し、販売していくことで発展を目指している同社。 特に、「消費者へお届けすることは、直接思いを伝え、生の声を聴き、それが魚沼との関係人口の増加、農村の振興につながれば」という思いがあります。
今回は、お米を作るところから販売に至るまで広く携わる農耕舎ならではの取組や、そばパスタなどのニッチな新商品の誕生秘話について、金子芳博代表理事にお話を伺いました。

一人で管理できるようになるまで3年~5年

同社が管理する田んぼは、東京ディズニーランド2個分の大きさに相当するほど広大ですが、半径10km圏内に335枚の田んぼが点在しており、毎日10tの水を入れる必要があります。
ただ水を入れて成長を促すだけでなく、作物に異常がないかを確認する作業も同時に行う必要があり、一人前に管理でき、稲が言いたいことがわかるようになるまで3年~5年もの期間が必要です。

「美味しいお米を育てるための日々の観察と水管理はベテランでもかなり神経を使う作業なため、これが一番大変で最も重要です」

特別栽培米と同じ基準で栽培

同社では、稲がストレスなく育つことを一番に心掛けています。 自然の豊かさを最大限に活かす環境を整えた栽培に取り組んでいます。 農薬の使用は極限まで控えて代わりに燻炭や自家製のぼかし肥料を撒くなど、特別栽培米と同じ基準で管理しています。

雪室貯蔵

雪国新潟に古くから伝わる貯蔵方法の「雪室」
雪だけの力を使って、温度は約2度、湿度は90%以上の一定した環境が保たれる冷蔵庫でお米やそばを貯蔵しています。 お米は貯蔵することで新米同様の香りや甘みのある美味しさ、鮮度を保つことが出来ます。
香りのよい新そばは寝かせることで甘みが増し、深みのある旨味の熟成そばになります。

都度精米で寄附者さまの元へお届け

ご寄附を受けたものは、その都度精米作業を行い寄附者さまの元へお届けしています。 精米後一つ一つ手作業で米袋を結んで、丁寧に梱包、発送に合わせて精米作業を行うことで新鮮なお米を提供しています。

魚沼産そばを知ってもらいたい!魚沼そばパスタの誕生秘話

お米がおいしい魚沼で作られたそばもとても美味しいのに、だれも知らない。 魚沼産のそばが美味しいことをみんなに知ってもらいたい!との思いから、「魚沼そばパスタ」が誕生しました。
ソースに絡めてもそばの香りが消えないよう、風味の強い部分を使っているのが特徴です。 パスタのようにいろいろなソースで、バラエティ豊かに食べていただけるように、アレンジレシピなどのメニュー開発もしています。

ニッチな商品開発に取り組みリゾット米の販売も

そばパスタ以外にも農耕舎ではニッチな商品の開発に取り組んでいます。 例えば「魚沼リゾット米」は、元々大粒の日本で生まれたリゾット専用品種である「和みリゾット」を更に選りすぐった極大粒のリゾット米です。
誰でも簡単にアルデンテな日本人好みのリゾットに仕上がります。イタリア米を使っていたシェフに、もうイタリア産には戻れないと言わしめるリゾット米です。
その他、ほんの少し小さいというだけで、魚沼産コシヒカリとして流通できないお米を、玄米デカフェやおかゆなどに変え、美味しいお米を別の形で味わっていただくために商品開発を続けています。

組織として新潟県の入りたい企業No.1になるという目標を掲げる魚沼農耕舎。
働く人々と地域を大切にし、豊かな農業と地域共栄を目指す農耕舎で育ったあたたかみのある作物をぜひ試してみませんか。

魚沼農耕舎の返礼品