数千人もの尊い命を救った杉原千畝生誕の八百津町は銘酒と栗きんとん発祥の地でもあった

八百津町(やおつちょう)ってどんなところ?

寄付金を使ったラッピングタクシーなら、土日の町内移動は無料で利用できます!

おでかけ体験型メディア「SPOT」の人気ライターが取材。他の観光メディアでは紹介しきれない、地域の魅力を深堀して紹介します。

みなさんこんにちは!沖縄在住フォトライターの鈴木サラサです。

今回は岐阜県の八百津町にやってきました。みなさんは「八百津町」をご存知でしょうか?町名の読み方は「やおつ」です(私は読めませんでした)。

沖縄から飛行機と電車とバスを乗り継いでやってきた八百津町。

岐阜県八百津町の場所はこちら

右も左もわからず、軽く海外に来たような気分なので、「八百津町には魅力がたっぷり!」と語る八百津町地域振興課の赤塚さんに、全てお任せしようと思います。

 

【目次】

・地域振興課の方に「八百津町」のことを聞きました
・しずくどり製法の希少な日本酒が味わえる花盛酒造
・杉原千畝記念館と人道の丘公園から八百津町を一望
・創業1933(昭和8)年の三勝屋でパーコーを食べよう
・栗きんとん発祥の地・八百津町で食べる至福のおやつ
・八百津町の人気お礼の品はいかが?肉の御嵩屋の絶品焼豚
・世界も認める心のよりどころのような酒。蔵元やまだ
・子々孫々へと伝えたい縁起物の五月人形は長谷川人形へ
・土日曜はタクシーが無料⁉いま八百津町を訪ねる人が急増中!

地域振興課の方に「八百津町」のことを聞きました

サラサ:
八百津、やおつ、、、おやつみたいなノリで来ましたサラサです。

赤塚さん:
大丈夫ですよ(笑)。

サラサ:
単刀直入にお聞きするんですが、八百津町にはどんな魅力があるんでしょうか?

赤塚さん:
八百津町の約80%は山に覆われています。自然が豊かなんです。山と山を結ぶ全長200m級の橋や大きなダム、レトロな佇まいの旧発電所などは、絶好の写真スポットとして大勢の方々が訪れるんですよ。

また、ユネスコの記憶遺産に申請されたことで、より広く知られることとなった杉原千畝(すぎはらちうね※)の記念館があります。杉原氏はここ八百津町の出身です。今ではリトアニアやアメリカから観光客が訪れるんですよ。

※杉原千畝=第二次世界大戦中にナチス・ドイツによる迫害から逃れてきたユダヤ避難民らをビザ発給により救った元外交官

新旅足橋(しんたびそこばし)

蘇水峡(そすいきょう)

サラサ:
景色だけじゃなく、いろいろとスケールが大きい!

赤塚さん:
はい。それに「おやつ」にぴったりな名産品もたくさんありますよ。中でも栗きんとんは八百津町の発祥ともいわれていて、栗の収穫期となる9月には商店街に行列ができるほどです。

サラサ:
やっぱり、おやつだ!栗きんとんですか、大好きです。

赤塚さん:
ふるさと納税の八百津町からのお礼の品には、栗きんとんを始めとした八百津のおいしい名物がたくさんあるのでご紹介しますね。

サラサ:
はい!あの、こちらの方は。

桑原さん:
地域振興課の桑原です。近所の「葉月」という居酒屋の唐揚げが大好きです。

サラサ:
よろしくお願いします(唐揚げ、気になる)。

旧八百津発電所資料館

五宝滝

赤塚さんがおっしゃるように、絶好の撮影スポット、いやインスタ映えスポットがたくさんありました。旧八百津発電所資料館や、五宝滝。そして戦後の大ダム建設の先駆けとして注目された「丸山ダム」があります。

丸山ダム建設の功績にちなんでメニュー開発された「ダムカレー」。地域の皆さんにはもちろんこと、ダムカレーを食べたくて全国から足を運ぶダムカレーファンもいるそうです。

画像は八百津町ファミリーセンター内にある「喫茶レストラン・ナンテン」のダムカレー。オーナーがバングラデシュの友人にレシピを教わり、15種類ものスパイスを調合した本格的な味わいのカレーです。

今日この町を訪ねたのは、ふるさと納税のお礼の品が生まれる(た)ところを取材するのが目的です。きっと、発電所やダム以上の魅力があるに違いない!では、早速行ってきます。

しずくどり製法の希少な日本酒が味わえる花盛酒造

八百津町のお礼の品が生まれる現場巡りスタートです。最初にやって来たのは、なんとも趣のある佇まいの花盛酒造(はなもりしゅぞう)さんです。

サラサ:
えっ、酒造ですか⁉無類の酒好きの私に、最初の取材が酒造なんて(笑)。

赤塚さん:
ふふふ。八百津は酒処なんですよ。日本酒がおいしいんです。存分に飲んじゃってください(笑)。

可児さん:
花盛酒造代表取締役の可児です。ようこそいらっしゃいました。

サラサ:
今日はよろしくおねがいします(優しそう)。早速なんですが飲みたいです!じゃなくて、岐阜県というか、八百津町に日本酒のイメージがなかったのですが、どんなお酒があるんですか?

可児さん:
岐阜県は米どころです。山々に囲まれている分、川の源流や湧水などの水源があって、水もきれい。水量が豊富なので、たくさんの酒造があるんですよ。うちは木曽川のすぐそばのため、この川の伏流水を「仕込み水(しこみみず)」に使っています。水がすごく軟らかいので、優しい飲み口に仕上がります。

サラサ:
酒づくりにぴったりの環境なんですね。知らなかったです。酒好きを自称していながら恥ずかしいです。

可児さん:
では「しずくとり」という製法はご存知ですか?うちでは3種類の搾り方で生原酒をつくっていますが、中でも特徴的なのが、しずくどりという搾り方です。もろみの入った布袋を吊るして、ポタポタと滴るしずくを集めてそのまま瓶に詰めます。搾り機を使うことなく、自然と原酒が染み出してくるのをじっと待つのです。

手間がかかる上、つくれる数が少ないため、品評会向けの酒づくり以外では、あまりやらない製法ですね。

こちらが特別に見せてもらった「しずくどり」という製法。いま原酒がしたたり落ちている真っ最中です。リンゴのような甘くフルーティな香りが漂ってきます。酒蔵というよりも果樹園にいるかのようです。蜂が寄ってきそう〜。

可児さん:
そうそう「ヤエガキ式搾り機」もぜひご覧になってください。岐阜県内では、うちを含め2件しか使用していない珍しい搾り機なんです。層状に積んだアルミ板が見えると思いますが、その間に袋状の布を挟んで、その袋にもろみを送り込みながら油圧機で抑えて搾るんですよ。これも手間のかかる搾り方ですが、その分、飲み口は繊細で柔らか。八百津の水がよーく合っているんです。

サラサ:
花盛酒造さんの酒づくりって、他ではなかなかやらない、実は珍しい手法なんですね。早く飲みたいです(2回目)!

お礼の品として人気の「純米大吟醸50(しずくとり)」を頂きます(この瞬間を待ってた)。

サラサ:
うっわ!なんですか、これ⁉

可児さん:
えっ。

サラサ:
もう笑っちゃうくらい、おいしいじゃないですか!やばい!やばい!

可児さん:
飲み口がすっきりとして軽やかだと思います。鼻に抜ける香りも優しいでしょう。しかも飲みやすいんですよ。でも度数が少し高めなので、飲み過ぎには注意してくださいね。

サラサ:
すみません、おかわりいいですか?もしくは、いまこの場で買います。

可児さん:
・・・・・・。

サラサ:
それにしてもこの日本酒、優しい味わいで、透明感があって、繊細で、おだやか。日本酒って、つくる人に似るんですね。

可児さん:
そうですか(笑)。

花盛酒造で1番人気の「特別純米酒(写真右)」は、「ひだほまれ」という岐阜の米を使った日本酒。ふんわり控えめな香りのため、どんな食事やあてにもよく合います。舌にぴりっと酸味を感じられる酒ですから、燗にもおすすめです。

可児さんがお気に入りの場所と案内してくれたのが、蔵の裏側にあるこの場所。この角度のように、木曽川を川中央から見られる場所はなかなかないのだそう。

穏やかな川の流れを見ていると心が落ち着きます(そしてちょっとクールダウン)。

サラサ:
ふるさと納税のお礼の品になって良かったことってありますか?

可児さん:
2017年度から参加したのですが、すでに100件くらいの申し込みがありますし、リピーターもできてうれしく思っています。蔵開きのイベントに、寄付者さんが遊びにきてくれたこともありました。地元で栽培するさまざまな米で酒づくりにチャレンジして、八百津ならではの酒を送り出していきたいですね。

サラサ:
私もリピートします(まずは寄付)!

79.純米吟醸・特別純米『はなざかり』720ml 2本セット

岐阜県八百津町

79.純米吟醸・特別純米『はなざかり』720ml 2本セット

11,000円

在庫: あり

丸みのある柔らかな飲み口を感じられる、飲みやすい仕上がりのお酒セットです。
明治19年の創業以来、少量ながら良質な酒造りをモットーにこだわりのお品を提供し続けています!

詳しく見る

受付終了

102.大吟醸『菊花盛』しずく ・ 純米大吟醸50『はなざかり』あらばしり 720ml 2本セット(生酒)

岐阜県八百津町

102.大吟醸『菊花盛』しずく ・ 純米大吟醸50『はなざかり』あらばしり 720ml 2本セット(生酒)

※このお礼の品は受付終了しました

杉原千畝記念館と人道の丘公園から八百津町を一望

サラサ:
えっと、ここはどこでしょうか?

赤塚さん:
人道の丘公園です。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害を避けるためリトアニアに逃げてきたユダヤ人に、自分の危険も顧みず、日本への通過ビザを独断で発給した杉原千畝(すぎはらちうね)という外交官がいました。彼は八百津出身なんです。

その彼の功績をたたえ、平和への想いを語り継ぐためにできた場所です。ふるさと納税の寄付金は、この公園の修繕や杉原千畝記念館の維持費、事業促進費などに使われているんですよ。


サラサ:
おおー、ここもふるさと納税が関係しているんですね。杉原さんのお話は遥か昔に学校で学んだ記憶があります!すごく衝撃的なお話だったので、歴史の成績が「3」の私でも覚えています!

赤塚さん:
ちなみにサラサさんが立っているシンボルモニュメントは、夜ライトアップされてきれいなんですよ。メロディーに合わせて噴水が上がったりもします。サクラの時期は琵琶の演奏会もあってすてきですよ。

サラサ:
きっと幻想的できれいなんだろうな。

この方が杉原千畝さん。自らの危険もかえりみず多くのユダヤ人を救いました。

「命のビザ」モニュメント。愛・勇気・心の3つの鐘を鳴らすことができます。鐘の音は大きく、遠くまで響くのが分かるほどです。私は「心」の鐘の音が好きです。

鐘の前に広がるのは八百津の町並み。素晴らしいビューでした。

サラサ:
ここで記念撮影したいです。なんか八百津町ならではのポーズってありますか?

赤塚さん:
八百津のポーズ? 特にないですね。

サラサ:
じゃあ今つくりましょう!あ、これはどうですか?八百津の『八』!

(こうして八百津ポーズが生まれたのであった)

赤塚さん:
これはって・・・こうですか?

サラサ:
完璧じゃないですか!

サラサ:
こっちの楽しげな遊具はなんでしょう?

赤塚さん:
人道の丘公園の子ども広場です。ちなみにうちの子どももここで遊ぶのが大好きで、お弁当を持ってシート敷いて、子どもは喜んで1日中遊びますね。あれ、サラサさんどこ行った?

サラサ:
赤塚さん〜!!

サラサ:
赤塚さん〜。

赤塚さん:
めっちゃ遊んでる。

サラサ:
三十路が全力で遊んでしまうほど楽しいです!

赤塚さん:
こちらが杉原千畝記念館です。そしてこちらが入館に必要なパスポートです。

サラサ:
発給したというビザをモチーフにしているんですね。早速行ってきます!


第二次世界大戦中、ナチスに迫害されたユダヤ人の方々のショッキングな写真や資料が多数ありました。思わず目をそらしてしまうような写真や資料も。でも、これは全て本当にあった出来事。

もちろん日本でも戦争によってたくさんの悲劇がありました。過ちを繰り返さないためには、風化させることなく後世に伝え続けるものや場所も必要なのです。

杉原千畝の執務室を再現した「決断の部屋」(館内は原則撮影禁止ですが、ここはOKです)。外務省の命令に背きビザを発給し、約6,000人ものユダヤ人の命を救った杉原さん。帰国後、彼は外交官の職を失います。それどころか、命の危険があるかもしれない状況に。どんな気持ちでビザにサインをしていたのか、私なりに思いを馳せてみました。

来館した方々が平和のメッセージを貼り付けて育てていく「人道の樹」。たくさんのヘブライ語のメッセージが見られました。
戦後70年以上経ったいまでも杉原さんに感謝の気持ちを抱きながら、はるばるリトアニアから大勢の方々が来館するそうです。

杉原千畝の出身地・八百津町では「世界平和」を訴え続けています。その一環として、2018年3月には「八百津せんべいでつくる杉原千畝のモザイク画」に挑戦しました。そしてギネス公式記録に認定。使った八百津せんべいの数は、75,621枚にものぼったそう!

赤塚さん:
世界平和・思いやり・命の尊さを、杉原千畝出身の町として発信し続けていきたいです。

創業1933(昭和8)年の三勝屋でパーコーを食べよう

赤塚さん:
そろそろお腹もすいたでしょう。お昼にしませんか、おすすめの食堂があるんですよ。このお店がそうです、三勝屋(さんかつや)です。1933(昭和8)年、今から85年以上前に創業した町自慢の老舗の一つなんですよ。

サラサ:
老舗の食堂に連れて来てもらえるなんて、うれしいです!お腹すいてたんですよ(遊具で遊び過ぎて)。

美女:
いらっしゃい〜 。お嬢さん初めて見るお顔だね。うちのパーコー、サクサクでおいしいから食べてってよ。

サラサ:
パーコーですか?初めて聞く食べ物です。

赤塚さん:
こちらは女将の香智代さんです。パーコーっていうのは豚ロース肉の天ぷらのことで、この店の名物です。おお、きたきた。

サラサ:
わあ、おいしそう!いただきます。おお、本当にサクサク。肉が柔らかくて、食べやすいですね。見た目はがっつり系ですが、タレとねぎの相性が絶妙な味わいで、さっぱりといけちゃいます。

60種類以上あるメニューから、大好きなカツ丼も注文しました。カツを玉子でとじる一般的なカツ丼とは違い、カツの上に玉子をかけるスタイル。甘めのダシで風味が良く、トロトロの玉子が滑らかでよりご飯がすすみます。


赤塚さん:
三勝屋のビールジョッキ(大)は大きくて有名なんですよ。香智代さん、ちょっと見せて!

香智代さん:
は〜〜〜〜いっ。

サラサ:
で・か・す・ぎ!

このお店、もう私を虜にしちゃいました。


ご飯もおいしかった。ごちそうさまでした!お腹もいっぱいになった、お礼の品ツアーに戻りましょうか。

赤塚さん:
サラサさん、三勝屋さんもお礼の品の一つなんです!おすすめメニューの食事券!

サラサ:
さすがふるさと納税担当者、ぬかりなしですね・・・。

※このお礼の品は受付を終了しております

栗きんとん発祥の地・八百津町で食べる至福のおやつ

桑原さん:
サラサさーん!次は私がご案内します。栗きんとんの緑屋老舗(みどりやろうほ)さんです!

サラサ:
栗きんとんって、八百津町とどんな関係があるんですか?

桑原さん:
何言ってるんですか〜、栗きんとんは八百津町発祥といわれているお菓子なんですよ!

サラサ:
知らなかった!

白木さん:
こんにちは。緑屋老舗の白木です。これはうちのおすすめお礼の品の、クリを使ったどら焼きです。

サラサ:
栗きんとん出てくるかと思いました(笑)。栗きんとんが八百津町の発祥なんですか?


白木さん:
先代の話ではそうですね。うちは1875(明治8)年に創業したのですが、八百津町では栗がたくさん取れたので、栗で菓子ができないか思案したそうです。その過程が、やがて隣町の中津川へ伝わり広まったと聞いています。

緑屋老舗のどら焼き。きざみ栗を混ぜたつぶあんを、栗を模した生地で挟んでいます。


サラサ:
そうだったんですね!まさか発祥の地に来れるとは驚きです!他の栗きんとんとの違いや、こだわりを教えてください。

白木さん:
先ずは、地元の新鮮な栗を使い、大量生産ではなく手作業で一つひとつ丁寧につくることですね。食感を残すために栗の粒を残すなど、こだわりはたくさんあります。

サラサ:
私は今まで大量生産のものしか食べたことがないです(笑)。

白木さん:
お礼の品には栗きんとんと、みの栗(栗のどらやき)を出しています。ふるさと納税のお礼の品であるということは、全国の皆さんに商品を知ってもらい、食べてもれるきっかけになりますから、すごくうれしく思っています。

ただ、うちの菓子は保存料無添加ですから、日持ちの問題はありますね。とはいえ、味を落としたくないので冷凍はNGにしているんです。「緑屋老舗の、他の菓子も食べてみたい」と、足を運んでもらえるような店でありたいですね。

私たちは後世にも栗きんとんを残していきたいですし、八百津には酒やしょうゆなど、まだまだたくさんの名物があります。皆で頑張っていきたいです。
あ、イートインコーナーがありますから、ぜひ召し上がってください。

サラサ:
ありがとうございます。そのつもりでもう座ってました。いただきます!

サラサ:
あれ⁉今まで食べてた栗きんとんと全然違う。しっとりとしていて、上品な味わいと口当たり。だけど粒がしっかり残っているから栗の味を強く感じられて、これまでにない満足感です。どうやら私は、今まで偽物を食べていたようです。

栗きんとん

白木さん:
偽物ですか(笑)。栗きんとん好きの方となると、一回に3、4個を平気で食べちゃいますね。10個入りの物を20箱くらい買う方もいます。

サラサ:
20箱ですか。栗きんとん200個ですね。ちなみに白木さんは、一度に何個くらい食べられるんですか?

白木さん:
元々菓子好きなのですが。ま、5個くらいですかね。意外とお腹いっぱいになるんですよ(笑)

サラサ:
フフフ、数字がリアル(笑)。ちなみに隣の奥さまはどうですか?

奥様:
私は1個で十分ですね。甘いものは決して得意ではないので(笑)。

白木さん:
春先は季節の菓子の「ぶんだこ」が人気ですよ。八百津町では、草餅のことを‟ぶんだこ”って呼ぶんです。

サラサ:
ぶんだこ、いただいてます〜。ヨモギの良い香りが口いっぱいに広がります。餅はできたてで柔らかく、赤ちゃんのほっぺみたい。

桑原さん:
粒あんとヨモギの風味がよく合います。

赤塚さん:
なんだかお花見を楽しむ女子グループみたいですね(笑)。

受付終了

限3.【1日20セット限定】栗きんとん《栗金飩》15個入 創業明治5年「緑屋老舗」(配送日選択可)

岐阜県八百津町

限3.【1日20セット限定】栗きんとん《栗金飩》15個入 創業明治5年「緑屋老舗」(配送日選択可)

12,000円

在庫: あり

【2018年秋の栗きんとん予約受付開始!】
創業明治の老舗が作る栗きんとんです。栗本来の深い旨味に、ほんのり砂糖の甘みが加わったシンプルこの上ない味わいは、雑味のない上品な口当たりです。

感想(77)

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※このお礼の品は受付を終了しております

八百津町の人気お礼の品はいかが?肉の御嵩屋の絶品焼豚

赤塚さん:
次はお肉を食べに行きましょうか。八百津町のふるさと納税で、スーパー人気の肉の御嵩屋(みたけや)さんをご紹介しますね。

サラサ:
なんだかデパ地下の試食巡りみたいですね。そしてここで、八百津町のエースの登場ですね!

山田さん:
いらっしゃい!御嵩屋3代目の山田です!

サラサ:
(なんか持ってる・・)

山田さん:
これ、お礼の品でも大人気、御嵩屋自慢の焼豚と味ごはんの具です!

サラサ:
いきなりの‟ごはんがすすむセット”ですね!パッケージに「おばあちゃん作」って書いてありますが、山田さんのおばあちゃんですか?

山田さん:
そうです!うちのばあちゃんです。ちなみにじいちゃんが1926(昭和元年)年に精肉店を始めて、ばあちゃんがこの焼豚を開発したんですよ。

サラサ:
おばあちゃんって料理名人なんですね。もう90年以上の歴史を持った伝統の味ではないですか!おばあちゃんの味、ぜひ食べてみたい。いま鉄人の味か、おばあちゃんの味かって聞かれたら、間違いなく、おばあちゃんの味を選びますね!

こちらが山田さんのおばあちゃんです。スーパーヒットのお礼の品の開発者は、いまも現役バリバリ働いてます。かっこいい!

焼豚仕込み中。よく「匂いだけで白飯何杯でもいける!」とか言いますが、あれは嘘じゃないです、本当です。ここに来て分かりました。誰か今すぐ白飯を持ってきてください。

ちなみにこの漬けタレは地元のしょうゆ屋さんに特別に調合してもらい、それを代々継ぎ足して使っている秘伝のタレなのだそうです。最悪、タレだけでもいい。早く白飯っ!

山田さん:
やはり1番人気は焼豚で、ふるさと納税では3,000〜4,000件ほど注文がありました。手づくりのためパンクしそうになるときもあります。でも、ふるさと納税した方が買いに来たり、買いに来た方がふるさと納税で選んでくれたりと、うれしいことばかりです。

サラサ:
八百津町のふるさと納税の看板とも聞きました。山田さん、さっきから焼豚持ち過ぎです(笑)。相当こだわりが強いんですね。

山田さん:
はい!岐阜県産の豚肩ロースの生肉を仕入れて、秘伝のタレに漬け込み、表面を炭火で炙るんですが、その炭も地元の炭職人が焼いた物を使っています。防腐剤などは使わないようにしていますし。リピーターが多いのですが「ここのを食べたら、もう他のは食べられない」と言ってくださいます。

サラサ:
うわ〜、そんなこと聞いたら食べずにいられないです(笑)。ちなみに私、横浜中華街で焼豚を喉に詰まらせて死にかけたことがあるんですけど、そんな私でも大丈夫でしょうか?

赤塚さん:
どんな質問ですか・・・。

山田さん:
大丈夫ですよ(笑)。うちの焼豚はとにかく柔らかいですから、小さなお子さんからご年配の方まで安心して食べられます。

サラサ:
食べます!

用意してくださったのは自慢の焼豚と、店頭で限定販売されている「ラーチャー」。

サラサ:
焼豚からいただきます!

サラサ:
やっ、柔らか~い。おいしい、おいしい、おいしい!タレの甘みと肉の旨味、表面の絶妙な炙り具合に、柔らかい肉、香りと風味が絶品の脂!おいしい以外の感想が思いつきません。

続いてはバラ肉を焼豚のタレで煮込んだラーチャー(ラーメンチャーシュー)をぱくり。

サラサ:
ぐへへへへ・・・。

山田さん:
えへへへへへ・・・。

サラサ:
もう笑いが止まらない。もちろん、おいしいって意味で。

山田さん:
他にも新たなお礼の品をたくさん考えています。もっともっと、たくさんおいしいものを提供しますね。でもいま1番に考えているのは、この味をしっかり守って、いまのお客さまを大事にしていくことなんです。

サラサ:
すてきです!そんな御嵩屋さんだからこそ、チャーシューだけではなく、さまざまなお礼の品を食べてみたいと思うっちゃうんです!ね、赤塚さん・・・?

赤塚さん・桑原さん:
もぐもぐ、モグモグ。

サラサ:赤塚さんも桑原さんも、すっかり焼豚とラーチャーに魅入られてしまっている(笑)。

※このお礼の品は受付を終了しております

※このお礼の品は受付を終了しております

世界も認める心のよりどころのような酒。蔵元やまだ

八百津町旨い物試食ツアーではなく、お礼の品の生まれた現場を訪ねる取材の最後にやってきたのは、こちらの風情ある佇まい。もしや⁉(期待)

赤塚さん:
八百津町にあるもう一つの酒造、蔵元やまだです。1868年(明治元)年創業で、国内外のコンテストで数々の受賞歴を持つ老舗酒蔵なんです。

サラサ:
いきましょう(そして飲みましょう)!

笑顔で迎えてくれた蔵元やまだの山田さん。爽やかですね。


サラサ:
店内に飾りきれないほど賞状があってびっくりしました(背後にも積んである)。

山田さん:
国内外のコンテストで高い評価をいただけて光栄です。実はいま、海外は日本酒ブーム。すごく注目を集めているんです。そんな中、蔵元やまだの技術力は岐阜県内はもちろん、国内でもトップクラスだとと自負しています。

サラサ:
賞状の数を見れば、もう納得です。こちらにはフランスからの表彰もある。日本人だけではなく、外国の方にも好まれるってすごいことですよね。蔵元やまだの日本酒って、どんな特徴があるのでしょうか(はよ飲みたい)?

山田さん:
どの酒も口当たりがで柔らかく滑らかで、どんな料理にも合うような、究極の食中酒を目指して酒づくりをしています。主張の強い派手な酒ではなく、料理の味を引き立てる、また次の一杯が飲みたくなる、そんな酒をつくっているのです。

サラサ:
主役じゃなくて引き立て役ですか。控え目なんですね。

山田さん:
はい。酒が好きでいろんな銘柄・種類を飲んできましたが、ミーハーな時期も体験して、行き着いたのが「心のよりどころ」のような酒でした。

サラサ:
心のよりどころのような酒、何となく分かる気はします。でも、遊んでる男の人が言う女性の選び方に似ているような。最後は家庭的な人が良いみたいな(笑)。

山田さん:
行き着きますね(笑)。

そして行き着いたお酒がこちら!!

ふるさと納税のお礼の品でも人気の「玉柏の純米大吟醸と大吟醸のプレミアムセット」です。蔵元やまだがある地域はその昔「玉の井戸」を意味する「玉井」と呼ばれていて、その地の清らかな井戸水で仕込んだことから「玉柏」と名付けたそうです。


山田さん:
作っている数が少ないため、東京へは出荷していないのですが、ふるさと納税をきっかけに東京や大阪の方にも知っていただけるようになりました。この酒が一番手間暇かかりましたし、一番自信のある酒なんです。

サラサ:
飲んでみたいです(心の底から)。

ということで蔵元やまだの最高峰・玉柏の純米大吟醸をいただきます!

ぐびっ。

サラサ:
わぁ、おいしい!一気に体に染み渡る、スッキリしてて優しい味!いま、全身の細胞が喜んでます!春が来た〜って!

山田さん:
春・・・(?)でも次が飲みたくなる味でしょう?

サラサ:
なんで分かったんですか(もちろん飲みたい)!あと常に心のよりどころにしたいです。

山田さん:
玉柏の純米大吟醸が終着点ではなく、また違った新しいものを追求していきます。つくり手が楽しみながら、飲む方々を想像しながらつくる酒を味わっていただきたいですね。

サラサ:
楽しんでつくるっていうのが良いですね!楽しんで飲ませていただきます(笑)!

フォトジェニックな蔵の裏側。八百津の町並みにマッチしていて、つい写真を撮りたくなる場所です。

品切れ中

20.逸品『純米大吟醸玉柏プレミアムセット』フランス KURA MASTER 2023 で部門1位!

岐阜県八百津町

20.逸品『純米大吟醸玉柏プレミアムセット』フランス KURA MASTER 2023 で部門1位!

35,000円

在庫: なし

純米大吟醸玉柏 720ml…酒米「山田錦」の特性を最大限引き出し、麹菌、酵母菌が醸す力を利用し宇野杜氏が持てる気力と体力を注ぎ込んだ最高傑作の逸品です。
大吟醸玉柏 720ml…宇野杜氏が昼夜を問わず丹精込めて手造りし槽口より垂れる雫を直接瓶詰めし低温で貯蔵いたしました。

詳しく見る

※このお礼の品は受付を終了しております

子々孫々へと伝えたい縁起物の五月人形は長谷川人形へ

サラサ:
取材終了!八百津町、最高!(酒があるとこ大体最高)

桑原さん:
あ、ちょちょちょちょっと!寄りたいところがあります!

サラサ:

桑原さん:
私の叔父がやっている長谷川人形です(キラーン)。

サラサ:
ポーズが決まってる!

長谷川さん:
長谷川人形の代表取締役で、人形職人の長谷川です。

サラサ:
人形職人、響きがかっこいい!でも、ふるさと納税とは関係ないですよね(めっちゃ高そうだし)?

桑原さん:
こちらもお礼の品になってるんですよぉ〜。

長谷川さん:
以前は八百津町(やおつちょう)や近くの可児市(かにし)、美濃加茂市(みのかもし)のお客さまばかりだったのです。でもお礼の品に提供するようになってから、いままでつながりがない地域からも申し込みがくるようになって、それがうれしいです。

長谷川さん:
こちらは1セット限定の徳川家康公の子ども大将です。高価ですが毎年お申し込みがあります。

サラサ:
人形の表情がリアルですね〜。馬もついてるし。絶対絶対高そうですが、寄付額はどのくらいですか?

赤塚さん:
50万円です。

サラサ:
!!

長谷川さん:
でもリピーターの方もいらっしゃるんですよ。お孫さんへの贈り物や、縁起・出世祝いとして、大事な方へ本当に良い物を贈りたい方々から支持されているんです。

サラサ:
次の世代、また次の世代へと受け継いでもらいたい品ですよね。そう考えると、お金をかける価値はありますよね。しかも寄付として、喜んでもらえるし。ちなみに、かぶとはよく見ますが、子ども大将って初めて聞きました。

長谷川さん:
子ども大将は先代が作り始めたのです。今ではこのような人形をつくっているところが少なくなって、全国的に珍しいかもしれません。かぶとよりかわいらしくて、孫や子どもの顔に似ているものを選んだりもできるんです。

サラサ:
確かにかぶとってちょっと怖いんですよね。子どもの頃、怖すぎて直視できませんでした。

長谷川さん:
そういうお子さんにもおすすめです。ぜひ!

桑原さん:
ぜひ!

サラサ:
もし将来男の子が産まれるようなことがあったら頑張ります。

349.伝統工芸士 蘇童のひな人形『京十番 新古今雛 京刺繍』収納親王飾り

岐阜県八百津町

349.伝統工芸士 蘇童のひな人形『京十番 新古今雛 京刺繍』収納親王飾り

734,000円

在庫: 残りわずか 寄付はお早めに

第50回中部人形節句品展示見本市中部人形節句品コンクールで技術部門・岐阜県知事賞を受賞した逸品「京十番親王 新古今雛 京刺繍」をご提供いただきました。贈答用にいかがでしょうか?

詳しく見る

土日曜はタクシーが無料⁉いま八百津町を訪ねる人が急増中!

赤塚さん:

八百津町試食ツアー)、お礼の品の生まれた現場巡りをしてみて、いかがでしたか?

サラサ:
どの事業者さんも、それぞれの特色を生かした魅力的なお礼の品を出していて驚きました。皆さん、八百津町愛がありますよね!あと皆さん優しい。

赤塚さん:
そうですね。みなさん八百津町でしかつくれない物に携わっていて、本当に自信を持っておすすめしてくださいます。だからこそリピーターの方が多いんです。

サラサ:
お礼の品は申し分ないのですが、実際ふるさと納税によって町は豊かになっているんでしょうか?

赤塚さん:
はい、なっています!2017年度は約1万3千件のお申し込みがあり、町にとってかなり大きな財源になっているんです。2016年度には寄付金を活用させていただき、タクシー2台をオリジナルラッピングしました。そのタクシーは八百津町内であれば土・日曜は無料で観光客の方にご利用いただいています。

サラサ:
え、タクシーが無料なんですか?

赤塚さん:
無料なんです。また、杉原千畝関連事業にも寄付金を活用しています。
ふるさと納税を通じて事業を応援してくださる方や、八百津町と杉原千畝氏のつながりを始めて知る方もたくさんいらっしゃいます。
寄付者の方にも、ぜひ一度八百津町へ足を運んでいただきたいです。

サラサ:
次回は土・日曜に来て、ラッピングタクシーで八百津町を隅から隅まで巡りたいです!タクシーなら日本酒も飲めるし!

赤塚さん:
はい、ご寄付待ってます!

サラサ:
もはやどこに寄付したら良いか分からないくらい全事業者に寄付したいのですが、いやします。

いかがでしたでしょうか?
八百津町にふるさと納税をした方が、ふるさと納税をきっかけにして町に遊びに来ると聞きましたが、八百津の町を巡っているとそれが納得できるんです。
どのお店も八百津町に誇りを持っていて、愛情をたくさん注いでものづくりをしているから、届いたお礼の品からきっとそれが伝わるんだと。

お礼の品のレベルの高さにもびっくりしました。だからリピートする気持ちも分かります。

とりあえず私は、長谷川人形に申し込めるように仕事を頑張ります。

八百津町のみなさん、ごちそうさまでした(よく食べよく飲んだ)!

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