種類がいろいろ、美味しさいろいろ！旬の柑橘

日本人に愛される柑橘の代名詞

日本で「みかん」といえば多くの人がこの温州みかんをイメージするほど、古くから親しまれてきた柑橘。皮が薄くて食べやすいのが魅力です。また、収穫出来る期間が長く、時期が遅くなるほど甘くなるという特徴があります。

ゼリーのようなプルンとした食感

ゼリーのようなプルンとした食感に加え、甘味と酸味のバランスが良いのが特徴の紅まどんな。口の中に入れると身がとろけるような、新感覚の柑橘です。現在は愛媛県のみで栽培、収穫されており、とても希少な柑橘といえます。

とろける甘さは
まさに「柑橘の大トロ」

「柑橘の大トロ」といわれるせとかは、とろけるような甘さを特徴とする平成生まれの人気品種です。香りや食味の良い品種のかけ合わせで、濃厚でジューシー、糖度が高く香りも優れています。まだまだ流通量が少ないですが、今後さらに人気が高まっていくといわれている柑橘です。

口の中に広がる爽やかな香り、
やさしい甘み

レモンのような黄色い見た目をしているものの、食べてみると酸味は少なく、爽やかな香りと上品な甘みが口の中に広がります。皮が厚めで日持ちがよく、弾けるようなプリッとした食感も特徴です。

ジュースを飲んでいるような果汁感

糖度11度以上という強い甘みが特徴のたんかんは、鹿児島県と沖縄県のみで栽培されている南国育ちの柑橘。とても果汁が多いので、冷やしていただくと、ジュースを飲んでいるかのように爽やかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

プチプチとした粒から広がる
ほろ苦い甘さ

爽やかな甘さと酸味に加え、特有のほろ苦さが絶妙なバランスで楽しめる土佐文旦。その名の通り、高知を代表する柑橘で、果肉の粒が大きくて食べ応えがあり、プチプチとした食感も魅力です。

薄皮に包まれた甘さのかたまり

驚くべき糖度の高さと簡単にむける薄皮が特徴の甘平（かんぺい）。薄皮に包まれたはちきれんばかりの果肉は糖度13度以上と、数ある柑橘の中でも特に甘みが強い柑橘です。まだまだ生産量が少ないのであまり知られていませんが、今後注目を集めるだろう品種の一つです。

独特の形状に包まれた
ジューシーな甘さ

デコポンとは実は品種名ではなく、「不知火」の中で糖度13度以上、クエン酸1%以下という条件をクリアしたものを指す登録商標です。こぶが出た独特な形状をしており、果肉は甘味が強くてジューシーなので、そのまま召し上がる以外にフレッシュジュースにするのもおすすめです。

世界最大級の食べごたえ

柑橘類の中では世界最大級といわれる晩白柚（ばんぺいゆ）。非常に厚い皮に覆われた果肉は糖度12度前後で酸味もおだやか、さっぱりとした味わいです。果肉がたっぷり詰まっているので、一房食べるだけでも十分な満足感を得ることができるでしょう。

その他にも、全国各地の生産者が心を込めて栽培した柑橘がまだまだたくさんあります！種類も美味しさもさまざまで、奥深い柑橘の世界をぜひ味わってみてください。