2021/08/24 (火) 16:38

島根県大田市 ー 酒造りの伝統と革新の追求

大田市温泉津(ゆのつ)町は、栄えていた当時の景観や遺跡が数多く残っていることが評価されて、2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」という名称で、世界文化遺産に登録されました。
温泉の町としても有名な港町に、150年以上日本酒を造り続ける若林酒造有限会社はあります。

若林酒造は明治2年、当時大田市大森町におかれた大森県庁の許可を得て創業しました。現在は若林家7代目当主若林邦宏さんが代表取締役を務められており、さまざまな純米生原酒・大吟醸など個性あるお酒を造っています。
銘柄「開春」名前の由来は、中国の愛飲家であり詩人であった陶淵明の詩の一節から引用しています。また「春」は文字通り季節のことですが、古い言葉で「酒」を意味しています。

流行りの酒を求めず、個性のある酒造りをめざす

「流行りの酒を求めて造るような酒造りでは駄目だ」と考えている若林邦宏さん。お酒に個性を求め「好きな人は、とことんハマってしまう」そんな酒造りをめざしています。
原料の酒米は、契約農家から仕入れた山田錦の他、神の舞・佐香錦・縁の舞などを使用し、山で湧く岩清水を地下からパイプをつなぎ仕込み水として使っています。

杜氏のこだわり、丁寧な酒造りを心がけています

「常に目の行き届いた環境でお酒を育てたい」という杜氏の意向で、若林酒造では少量生産・機械に頼らない手造りの酒造りを行っておられます。
また米の味わいや品質を重視するために、造るお酒のすべてが純米酒という丁寧な少量仕込みにこだわる全量純米蔵となりました。

若林酒造では、江戸時代から伝わる伝統的製法「生もと」に力を入れておられます。杜氏 山口竜馬さんは「生もと」を独学で勉強し、島根県の酒蔵で初めて復活させました。時間も人手もかかる製法ですが、骨格のあるワイルドなおいしいお酒になります。現在、製造量の約三割は「生もと」のお酒です。

杜氏、山口竜馬さんからのひとこと

食を楽しくするお酒を考え、発泡日本酒や木桶のお酒・江戸時代のお酒の再現など、いろいろなタイプのお酒を造っています。これからもチャレンジを続けていきます。
若林酒造のお酒を、地の食材やさまざまな料理と合わせて飲んでみてください!

❖ 石見の地酒「開春」辛口純米酒セット
辛口でキレがあり、料理と相性の良いお酒で味をより引き立てます。冷酒でも燗酒でも、温度を問わず美味しく召しあがれます。
・純米超辛口/生もと純米 西田/純米 備前雄町 各720ml×1本

❖ 石見の地酒「開春」純米生原酒飲み比べセット
濃厚でフレッシュな味わいが魅力の生原酒飲み比べセットです。
こちらのセットは要冷蔵でお届けします。
・生もと純米「縁の開春」 生原酒/純米超辛口 生原酒/純米「石のかんばせ」 生原酒 各720ml×1本

らとちゃんもおすすめ♪大田市の定期便特集

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【寄附金の使い道】

大田市では皆さまからいただきました『ふるさと納税の寄附金』を、子育て支援・産業振興などの定住促進や地域コミュニティの活性化、石見銀山のまちづくりなどの事業に活用します。
たくさんのご支援・ご理解を、心よりお礼申しあげます。今後とも大田市への応援をよろしくお願いいたします。

応援ありがとうございます!

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