2020/05/15 (金) 17:17

一番こだわったからこそ、一番自信がある! ~児湯養鶏②

「卵が製品になってからが僕の仕事です」
こう話すのは、児湯養鶏営業企画直販課で勤務する長友さん。
東京からUターンし、入社して4年の37歳。主に県内のスーパーや飲食店への納品・営業を担っています。

東京での前職はメガネ屋でした。(笑) 
最初は全然卵に興味がなくて…スーパーに行っても、とにかく一番安い卵を買ってくるような生活をしていましたね。
父が亡くなって新富町に帰ってきたんですが、その父が児湯養鶏に勤めていたんです。
ですから後を継いで、というわけでもありませんが、このまま地元で働こうと思いました。

送り出す側になって初めて、卵を見る目がガラッと変わりましたね!

入社時は管理課に配属され、1年ほど町内各地の養鶏所にこだわりの飼料を届けたり、鶏が元気に育つための薬を手配するなど、サポートに徹していたそう。

特殊木酢酸を飼料に使ったネッカリッチ卵は、私たちが一番こだわった特殊卵(えさや水などに特別なものを使用した卵のこと)ですから、一番自信があります。
普通だったらどこのタマゴも変わらないっていう人が多いと思うんですよ。かつての僕がそうだったように。(笑)
でも、うちのタマゴを試してもらって「これじゃないとダメになったわ」「これじゃないとうちの子が食べないのよ」って言ってもらったり。そういうのがこの仕事のうれしさですね。

父の時代の記憶~鳥インフルエンザを越えて~

私が入社する前、父の時代のことではありますが…2007年に鳥インフルエンザが出た時は児湯養鶏も大打撃を受けたと聞いています。
「発生した鶏舎から○km以内の鶏舎は全て処分」という通達だったんですが、うちの鶏舎は集合団地みたいになっていて…ひとつの鶏舎で出ると、全鶏舎が処分の対象になってしまうんです。
そうなると、鶏も一から育てていかないといけないわけですから大変です。
幸い、昔からの付き合いのある問屋さんは待っていてくれたので、少しずつゆっくり回復していったそうです。

―本当に大変な時期だったのですね。ですが、いち消費者側としては深刻な卵不足を感じたことがなかったような…?

国内の卵自給率は100%を超えていますからね。
鳥インフルエンザの時は東北をはじめ全国から卵を集めて、ひとまずお客さんのもとに卵をお届けできていました。
逆に、コロナウイルスの影響が出ている今の方が卵は不足気味ですね。学校が休みになって育ち盛りのお子さんが一日家にいるので、そのぶん消費されて需要が増えているようなんです。

伝えることでファンを増やしたい!

ー長友さんは、今後どのようにに児湯養鶏と関わっていきたいとお考えですか?

「安心・安全でおいしい卵を届けたい」という姿勢に関しては、これからも変わることはないでしょう。
地産地消の時代ですので、「児湯養鶏の卵は、地域の農家さんがこうやって丹精込めたものをお届けしています。だからこんなにおいしいんですよ」ということをもっと広めていきたいですね。

営業で伺った先のスーパーで直接店員さんやお客さんとお話できるときもあります。
そういった時に一人でも多くのファンを増やせるようにしたいです。
ふるさと納税に出している「児湯一番」はうちが出している卵の中でも最高級品です。全国の方にこのおいしさを知ってもらえたらと思います!

おまけ

長友さんが個人的に好きな卵はネッカリッチ。「黄身のコレステロールが低めなのが嬉しいんですよ(笑)」
そして好きな卵料理はシンプルに目玉焼き。かけるのはだし醬油がおすすめとのことでした。

ありがとうございます!これからも町のことをたくさんお伝えしていきます!

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