2025/05/15 (木) 13:41

1日で回れる!漫画『青の花 器の森』の聖地巡礼旅



漫画『青の花 器の森』あらすじ

長崎・波佐見を舞台に始まる、器と恋の物語
波佐見焼きの窯で絵付けの仕事をしている青子。その窯に、海外で作陶していたという龍生がやってきた。無愛想で人を寄せ付けない龍生に「絵付けされた器に興味ない」と言われ、自分の生き方まで否定された気持ちの青子だが、反発しながらも龍生の器に惹かれていき…?
器に魅せられた男女が出会ったことで、大人の恋が動き出す--!




作中には、実在するお店や場所がたくさん登場します。

作者・小玉ユキ先生は長崎県出身。何度も取材に来られたことが分かるぐらい、やきものの町・波佐見町がリアルに描かれているのも魅力のひとつ。「この場所は、あのシーンの…!」なんて場所がたくさん実在していて、聖地巡礼にはもってこいの作品です。


聖地巡礼、町中を巡るスタンプラリーも開催中!

「青の花 器の森」周遊スタンプラリーが開催中!
漫画と同じく、桜陶祭(おうとうさい)の時期からスタートなのが胸アツです・・・!
今回はこのスタンプラリーに参加しながら、行きたい場所を思う存分に楽しんできました。

コンプリートしたら、作中に出てくる器を再現した波佐見焼が当たるらしい・・・!

開催概要

期間:2025年4月5日(土)~2025年6月30日(月)
参加方法:
①波佐見町観光協会でスタンプラリーのシートを受けとる。
②スタンプスポットをめぐり、登場キャラクターのスタンプを集めて応募。
③ 抽選で、物語にちなんだ波佐見焼の限定商品が当たります!
④スタンプをコンプリートした方全員に物語にちなんだノベルティをプレゼント!

©小玉ユキ/小学館



いざ、聖地巡礼へ!

さあ、いよいよ「青の花 器の森」の聖地巡礼へ出発です。
作品の世界観に、どっぷり浸かっていきます。

中尾山ゲート

まずは、青子たちが働いていた中尾山へ!
大きな声で歌いながら、坂道をブーンと登っていきます。

あー、私いま、青子の通勤路を走ってる・・・!
そう考えるだけで、ワクワクが止まりません!!


光春窯(こうしゅんがま)

そしていよいよ、青子たちの職場「光容窯」のモデルとなった「光春窯(こうしゅんがま)」に到着。
想像以上にそのまますぎて、テンションが上がりっぱなしです・・・!

奥にはギャラリーがあって、可愛らしい器からシックなものまで、たくさんの波佐見焼が並んでいました。
作中に出てくる焼き物に似たものを探してしまうファン心理・・・!

迷いに迷った結果、青子っぽい白磁に呉須の青が綺麗な器と
普通に欲しかったオーブンOKのグラタン皿をちゃっかりGET 🎶✨

小玉ユキ先生のサインも発見・・・!
訪れた方々が記念にメッセージを書けるノートがあったのですが、個人的にはペン置きが「割れた器の欠片」だったのにキュン。

やきものの町に来たんだなあと、しみじみ。

「青の花 器の森」を通じて波佐見に来られた方のメッセージも多く、
ファンの方のアツいメッセージに、私も思わず大きく頷いてしまいます・・・!
私も一筆、愛をしたためました♡

中尾上登窯跡

だいぶ光春窯さんに長居してしまいましたが、中尾山に来たらはずせないのが登り窯(のぼりがま)。
世界最大級の規模だったとのことで、想像以上に大きいです。

中尾山が見渡せる高台は、青子のお気に入りの場所として登場します。
とても景色が良くて、まさに「龍の背中に乗っているみたい」です。

恥ずかしいので載せませんが、青子と同じポーズ、しっかりやりました!

そよ風と澄んだ空気を思い切り吸うと、とても心が落ち着いて
青子の気持ちがわかるような気がします♪

鬼木の棚田

鬼木の棚田は、中尾山から車で5分ぐらいの距離。

日中の青空と緑のコントラストは癒し効果絶大!
夜は静かで広い空に広がる星空が魅力的。

このベンチに座って交わされた、8巻の切なすぎる名シーンと
2人を照らす星空の演出は、2人で初めて作った一輪挿しとリンクして、、な、涙が。。。。。

漫画を読んで来ると、この景色の雄大さに心が震えること間違いなし・・・!

モンネ・ルギ・ムック

お腹がすいてきたので、そろそろ山を下ります。
作品がお好きな方ならピンとくるであろうカフェ「モンネ・ルギ・ムック」さんへ。

1番人気のココナッツミルクカレーをいただきました。
本格的な味わいに、思わず声が出ました・・・!

器はもちろん波佐見焼。本当に素敵なやきものに溢れた町です。

漫画をきっかけに、美味しい出会いもあってラッキー✨ また来たい味です!


波佐見講堂(旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂)

腹ごしらえを済ませたら、歩いてすぐの波佐見講堂へ。
ここも本当に、作品に出てくるそのまま・・・!

漫画で見るより趣のある建物で、ロマンを感じます・・・!
この場所をこのシーンにもってきた小玉先生のセンスがオシャレ〜!😳

波佐見温泉 湯治楼(ゆうじろう)

歩いてはしゃいで、心も揺さぶられて、地味に疲れたので最後は温泉でフィニッシュ。
ここも、ファンの方なら分かりますよね~。


本当に「やきものの町」だった。

今回町をめぐってみて感じたのは、本当に「やきものの町」なんだということ。

窯の煙突があったり、地面にやきものの破片が埋め込まれていたり、外に作りかけのやきものが干してあったり・・・
本当に作品で描かれているのと全く同じで、この町の人たちの生活の中に「やきもの」が常にあるんだなと感じました。


青子や龍生の面影を探してしまう、波佐見の景色。

そしてもうひとつ。

想像以上に、作品に描かれているままの景色が目の前に広がっていたということ。

静かなところですが、川のせせらぎや風の音さえも、
漫画の中の世界観の解像度をブワッと広げてくれる感覚がありました。

空港からも少し遠く、駅も無いのでアクセスがいいとは言えない場所ですが、苦労して来た甲斐がありました。作品の世界観に入り込んだみたいで、本当に感動した!!!




現地に足を運ぶのが難しい人は、波佐見町にふるさと納税するのもオススメ。

とはいえ、遠方だとなかなか行くのが難しい!という方も多いはず。

そんな方にオススメなのが「ふるさと納税」です。


ふるさと納税といえば、お肉やお米、海産物などを想像する方も多いと思いますが、
波佐見町の場合は「波佐見焼」がたくさん返礼品として取り扱われています。

青子や龍生たちのような職人さんたちが、手仕事で心を込めて作った器。
波佐見焼は日用食器なので、日常の中で作品を感じることができるのが嬉しいです!


作品の世界観をおうちで感じられる、オススメの波佐見焼。

【波佐見焼】Naturalシリーズ ボウルプレート 24.5cm (ホワイト)【光春窯】

モデルとなった「光春窯」さんの器もたくさん。ついつい、白の器を探しちゃうのは私だけでしょうか・・・?
こちらの器は形も、そして質感も素敵で、色味も「真っ白!」というより自然な白なのが良いですね。


【波佐見焼】SHINOGI カップ 小 2点セット 黄瀬戸【studio wani】

執筆にあたり取材協力もされたという、「studio wani」さんの返礼品ももちろんあります。
こちらのカップはひとつひとつ鎬(しのぎ)の模様が手で彫られていて、あたたかみのある作品です。


【波佐見焼】easy don 葡萄 2個セット どんぶり ボウル 【ZOE・一誠陶器】

こちらは手描きの葡萄がかわいらしい、どんぶりのセット。
この呉須(ごす)の色合いが本当に素敵ですよね~。
絵付け職人さんがひとつひとつ手描きしている商品です。




ふるさと納税で、やきもの職人さんたちを応援できる。

高齢化による職人の後継者不足や原材料の高騰など、やきものづくりは厳しい時代に突入しているそう。
大好きな「青の花 器の森」の世界観そのままの、やきものの町・波佐見町をふるさと納税で応援してみるのもいいかもしれない。

応援ありがとうございます!

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