京都府 井手町
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京絵付けガラスの器【082】
16歳で陶芸の道を志し、以来50年にわたり研鑚を積んだ清水焼の伝統工芸士、八木徹氏が井手の地で開いた海峰窯。その海峰窯の熟練した職人は、清水焼の伝統を守りながらも、ガラスへの絵付けなど、常に新たな挑戦を続け、日々新たな作品が世に送り出されています。
ガラスは陶器と比べ温度変化により割れやすく、溶けやすいため焼き付けが難しいですが、海峰窯では、ガラスでもしっかり定着するような顔料を調合を試行錯誤しながら発見し、焼き付けの温度や時間なども含めて独自の絵付け技術を確立しました。
今回は、ガラスの器に、平成の名水百選に選ばれた玉川にそっと浮かんで流れていくモミジの葉を描きました。この器に白いそうめんを盛り付けるとより一層清涼感が感じられます。モミジを丁寧に絵付けし、その後窯で低温でじっくり焼き付けることで、色鮮やかな京絵付けのガラスの器に仕上げました。
※海峰窯では絵付けのみ行っており、ガラスの器自体の製造は行っていません。
※ガラスの器に丁寧に絵付けし、その後低温で窯でじっくりと焼き付ける工程を行うなど独自の絵付け技術により手間暇かけて色鮮やかな京絵付けガラスの器に仕上げました。
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- 自治体での管理番号
- yagikaiho_082
- 地場産品類型
3号
井手町について
京都と奈良をむすぶ、井手の里。
さまざまな人がふみ分けてできた山背古道は過去から現在までの歴史の面影を残しつつ新しい出会いを用意しています。
また、井手の里を愛した左大臣橘諸兄は日本六玉川の一つ、玉川の堤に美しい山吹を植えました。地蔵禅院のしだれ桜の見ごろが過ぎる頃、その山吹もまた咲き乱れます。このように古と未来が交差する自然の美しいまち、それが井手町なのです。

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