美深キャビア物語
チョウザメによるまちおこしを掲げる美深町の挑戦をご紹介します!

美深町とチョウザメ
1983年、水産庁養殖研究所の飼育実験として、びふかアイランド内の三日月湖に300匹のチョウザメを放流したのが養殖事業の始まりです。
翌年には、びふか温泉内施設内にチョウザメ観賞用水槽を設置し、来客の皆さんの目を楽しませてきました。
一方、屋外にビニールハウスを設置、水槽での養殖にチャレンジし試行錯誤を経て、1993年に初めて卵を取ることに成功しています。ふ化はチョウザメの生育環境である水質や水温、豊富な餌などが十分に整った状態であること、また、適切な受精時期の見極めができる知識をもった人材も必要で、簡単に養殖が進むものではありませんでした。
1997年8月にチョウザメ館を建設し、飼育環境の向上を図るとともに観賞用としての充実も進めてきましたが、孵化や養殖技術の醸成は容易に身を結ぶことには至らず、町が目指した「チョウザメとキャビア」によるまちおこしへの厳しい道のりが始まりました。
チョウザメによるまちおこし
地方創生という時代、北海道大学水産学部と北海道総合研究所の支援を受け、事業の再構築に取り組みました。
美深町は北海道の中でも有数の積雪寒冷地で、冬の飼育は困難を極めます。流木や枯れ葉の流入、雪氷で飼育池の水が止まることなどは頻繁に起こります。それでも飼育従事者が自然環境と戦いながら観察と研究を続け、少しずつこの事業は前進しました。
産業化には安定的な飼育と拡大が大きな課題でしたが、飼育場所を町内5ヵ所の地区に分散して拡大を図り、2020年ついに5キロのキャビアの採取に成功。製品化して販売をスタートすることができました。
たゆまぬ努力を続けて夢に見たチョウザメ事業がようやく一粒の実をつけました。
美深町の挑戦は続く
昭和初期まで美深町を貫流する天塩川に生息した在来種「ミカドチョウザメ」の復活とそのキャビアを出荷することを目標にしています。
名もない清流に育てられたチョウザメから、光沢に包まれた上品なキャビアを生み出す名産地になることを夢見て、今後も飼育技術や自然環境との戦いを続けていきます。
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北海道産 美深キャビア10g【純国産】北海道美深町 [№5894-0522]
26,000 円
北・北海道の厳しくも豊かな自然環境の清らかな水で育った「チョウザメ」のキャビアを、塩水に浸して仕上げた至極の逸品です。 ※賞味期限:製造日より1年 ※製造は毎年10月~11月頃に行います。 ※画像はイメージです。 事業者:株式会社美深振興公社
- 冷凍便
- 別送
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北海道産 美深キャビア20g 【純国産】北海道美深町 [№5894-0437]
47,000 円
北・北海道の厳しくも豊かな自然環境の清らかな水で育った「チョウザメ」のキャビアを、塩水に浸して仕上げた至極の逸品です ※賞味期限:製造日より1年 製造は毎年11月以降に行います。 ※画像はイメージです。 事業者:株式会社美深振興公社
- 冷凍便
- 別送