ふるさと納税による災害支援

~あれから1年。平成30年7月豪雨の今をレポート~

  • 広島県神石高原町 広島県神石高原町

豪雨で農作物が壊滅

2018年7月5日から7日までの約3日間に渡って降り続いた豪雨災害により、広島県神石高原町で農園を営む細川中一さんの農園は、甚大な被害を受けました。細川さんは、神石高原町の新しい特産物として「しょうが」の生育に挑戦していました。数々の試行錯誤を重ねた3年目である2018年、この年は一番の出来でした。しかしこのわずか3日間で、大切に育ててきたしょうがの芽は全て流され、しょうが畑はいっさい無くなってしまいました。

3日間に渡って降り続いた雨により、畑に至る道沿いの川が氾濫し、土砂崩れも4箇所で発生。雨が降りやんで4日後、ようやく細川さんはしょうが畑にたどり着くことができました。
「やっとたどり着いたら、すべてが無くなっていました。まさに開いた口がふさがらなかったです」と、その時の様子を細川さんは語ります。
8月下旬から9月中旬にかけて刈り取り出荷となる40-50万円の売上も、全て無くなってしまったのです。

 

立ち止まってばかりはいられない

落胆する中、しょうが畑の近くに休耕田として眠っていた土地を保有する方から、「ここで稲作をもう一度しないか」呼びかけられます。うつむいてばかりいられません、前を向かねばと細川さんはその呼びかけに「やろう」と決意を固めました。
休耕田を農園に生まれ変わらせるには、土づくりから。細川さんは2018年、この休耕田の草を刈り、耕し、稲作に適した土壌づくりを実施しました。
この費用にふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングが活用され、全国から70人もの方々から110万円を超える寄付が集まりました。

■プロジェクトに寄せられた全国からの応援メッセージ

「災害の中で再び挑戦される姿に感銘しました!!応援しています」
「災害に合われた皆様に改めてお見舞い申し上げます。そのなかで次のチャレンジを進めていかれるのは本当に大変だったと思います。応援しています。頑張ってすすめていきましょう」

プロジェクト詳細はこちらから

ガバメントクラウドファンディング®とは

 

ふるさと納税のおかげで農家として立ち上がることができた

皆様からのご寄付によって、細川さんは再び農家として立ち上がりました。
休耕田だった7000平方メートルと土地は、順調に土壌の改良や手入れを実施し、ついに田植が終わりました。今年の秋の収穫に向け、日々管理をされています。

 

中ちゃん農園 細川中一さん

■応援していただいた皆様に感謝しています

2018年度は「7月豪雨」で大変な被害を受けました。応援して頂きました皆様に大変感謝申し上げます。「米栽培」も今のところ順調に育っております。 秋の収穫時期まで、大切に育てていきたいと思います。

中ちゃん農園として 加工品開発(にんにくの醤油漬、にんにくのオリーブオイル付け、乾燥しいたけ等)も積極的に行います。皆様の更なる応援の程、宜しくお願いいたします。

2019年5月の4日、5日 新規圃場に田植えが済みました。皆様のおかげです。今年度は、米の栽培・にんにくの栽培・椎茸栽培・生姜の栽培と4本をメインに、その他の野菜(ナス、とうもろこし、オクラ等)を栽培しています!現在はにんにく収穫中です。(昨年10月中旬から11月に植付)にんにくの収穫量はおおよそ400kg程度の収穫予定です。20kgコンテナで20杯程度です。販売先は地元、道の駅182ステーション、JA福山市、エブリイ等です。又約半分はにんにくの漬物にします。

 

広島県神石高原町からのメッセージ

■皆さまのご支援で中ちゃん農園さんは農業に取り組むことができています!

プロジェクト「7月豪雨で農作物が壊滅。めげずにコメ作りで農業を再生したい」へご寄付をいただいた皆様,大変ありがとうございました。皆さまのご支援もあり,「中ちゃん農園」さんは積極的に農業に取り組まれています。引き続き収穫まで見守っていただければ幸いです。チャレンジ基金としても,引き続き支援していきます!

広島県神石高原町>広島県神石高原町の自治体情報はこちら

中ちゃん農園が出しているお礼の品を応援

【10,000円】細川さんが育てる原木シイタケ栽培キット

細川さんの中ちゃん農園で出しているお礼の品「原木シイタケ栽培キット」になります。自宅でシイタケを原木から栽培でき、収穫したシイタケは、炭火で焼いていただくほか、様々な料理にお使いいただけます。

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