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ふるさと納税による災害支援

~あれから1年。平成30年7月豪雨の今をレポート~

  • 岡山県矢掛町 岡山県矢掛町

豪雨で一変した高校生活

2018年7月6日に岡山県矢掛町に直撃した豪雨災害によって、矢掛高校に通う5人に1人、82人の生徒が被災しました。
82人のうち、46人が自宅に住むことができず、みなし仮設住宅や親戚の家など、自宅外での生活を余儀なくされました。また、36人が自宅の2階部分や、スーパーなどが閉店したままの町内で生活しており、食事を避難所に取りにいくなど、不便な生活を送っていました。

「家が遠くなってしまったから、どうやって学校に行ったらいいかわからない。電車代も出せるかもわからない。新学期から学校に通えるか不安・・・」
「部活が唯一の楽しみ。でも、ユニフォームが流されてしまったから、試合に出られないかもしれない。」
「塾に通っていたけど、辞めようかと思ってる。進学を考えていたけど、でも、就職かな?家族は行っていいと言っているけど、きっとお金がないと思うから・・・」

「こんなことで高校を辞めさせない」町・高校・同窓会・NPOが協働

発災からわずか10日後、プロジェクトは動き出しました。学校の先生、地域コーディネーター、認定NPO法人カタリバでチームをつくり、被災した82人の高校生一人ひとりへの個別訪問と「通学」の課題を解決するための支援を実施しました。
この費用には、ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングも活用され、開始から90日間で全国より283人もの方々から800万円近くの寄附が集まり、プロジェクトは達成に終わりました。

■プロジェクトに寄せられた全国からの応援メッセージ

「被災した高校生の皆さん全員に早く笑顔が戻ることを願っております!」
「たいへんな災害に合われ、通学にも苦労されている生徒さんのお力になれればと思います。辛い時でも笑顔を忘れず、前を向いて頑張って!」

ふるさと納税が高校生たちの学校生活を支えました

ご寄付によって生徒たちは、発災から2ヶ月後の 夏休み明けの授業から、通常通りの学校生活を 送ることができました。
1. 矢掛高校で被災した生徒82名への個別ヒアリングを行いました。
2. 2018年8月から2019年3月までの約7ヶ月間、 のべ7,666名が新倉敷駅から矢掛高校までのスクールバスを利用しました。
3. 16名が、みなし仮設住宅など避難先から学校までの 定期券代のサポートを受け、被災後も通学することができています。
4. 24名が自転車・学用品などの支援を受け、 大きな支障なく学校生活を続けられています。
5. のべ50名が放課後に、居場所スペースを利用しました。

高校生たちの声

■ご支援いただき、ありがとうございました。特に、今私が一番支えになったと思うのは、毎日の行き帰りで使う自転車です。ほぼ毎日使っているため、なくてはならない物になっています。
■部活動で使うユニフォームは、部活がある日は毎日使っています。おかげで、他の部員と変わらず練習することができています。

現在は、就職活動に向けた勉強や面接練習と、バスケットボール部を両立して頑張っています。一年経った今は、色々な方からの支援もあり、豪雨前と変わらない生活を送ることができています。様々なご支援や応援、本当にありがとうございました。残りの高校生活も楽しみながらがんばりたいと思います。

岡山県矢掛町 町長 山野 通彦

■子どもたちへの温かいご支援に、心から感謝いたします

西日本豪雨災害に際し,矢掛町へも寄附やボランティア,形は様々ですが,全国の多くの皆様から暖かいご支援を賜りました。
とりわけ,矢掛高校の被災生徒への通学等の支援に関わるガバメントクラウドファンディングにつきましては,本町にとってふるさと納税の制度を活用した初めての試みでありましたが,本町・矢掛高校・同窓会・認定NPO法人カタリバの4者によるパートナーシップ協定のもと,目標額を大きく超えるご寄附をお寄せいただき,被災生徒への支援に活用させていただきました。
町として引き続き「子どもたちにとって明るく希望のあるまちづくり」に取り組んでまいりますこととあわせ,今回の取り組みをご支援いただきました全ての皆様に改めて感謝を申し上げます。

岡山県立矢掛高等学校 教頭 關戸 章宏

■被災生徒全員が高校生活を続けることができました

西日本豪雨で被災した本校生徒のためにご寄付をいただき、誠にありがとうございました。いただきましたご支援は、主に被災生徒の通学支援に使わせていただきました。被災によって遠距離にある見なし仮設住宅に転居した生徒のうち、鉄道で通えなくなった生徒約20名の臨時バス運行と、高額になった通学定期の補助に使わせていただきました。さらに、心のケアにも活用させていただき、被災生徒全員が本校で高校生活を続けることができました。あれからまもなく1年。大雨が降ると、不安定になる生徒が出てくることを心配しています。今後も皆様のお気持ちに勇気と元気をいただきながら、高校としてできるサポートをしていきます。

認定NPO法人カタリバ 代表理事 今村久美

■あたたかいご支援に心より感謝いたします

西日本豪雨災害で被災した生徒たちへの支援活動に、多大なるご寄付をいただき、感謝いたします。いただいたご支援は、被災された82名の生徒たちが高校生活を全うできるよう、最大限活用させていただいています。行政・学校・NPO、そして全国各地から応援くださった寄付者の皆様の力によって、大きな支援を実現できました。この経験を活かし、あらゆる環境にある子どもたちが未来をつくりだす力を育める社会を目指し、子どもたちのサポートをしていきたいと思います。

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平成30年7月豪雨 矢掛町災害復興支援受付中

2018年6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に発生した記録的な集中豪雨。長時間にわたった雨の降水量は、多くの観測地点で観測史上最大を記録し、各地に甚大な被害をもたらしました。昨年の豪雨災害により、堤防が3か所決壊し多数の家屋が浸水するなど、甚大な被害が発生した矢掛町では、災害から1年経つ今も、支援を受け付けています。

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