2025/09/24 (水) 10:45
陸前高田市の秋
日頃より陸前高田市を応援いただきありがとうございます!
今回は、陸前高田市が誇るブランド米「たかたのゆめ」について、ぜひ知っていただきたいと思います。
ブランド米「たかたのゆめ」
東日本大震災による津波で、陸前高田市の農地は甚大な被害を受け、瓦礫の山に姿を変えた農地を前にして、誰もが農業を諦めかけました。
そんななか、日本たばこ産業株式会社が、農業の復興に役立ててほしいと陸前高田市へ新品種「いわた13 号」を寄贈。
このお米を使って、農業を復興させよう農家の希望が生まれました。
「たかたのゆめ」は、陸前高田市の復興への「希望」と「夢」を託して作られた特別なお米です。
◆「たかたのゆめ」誕生◆
名称は全国公募により、夢と希望をのせた「たかたのゆめ」と決定。
復興に立ち上がった農家たちにより、栽培が始まりました。
現在(令和7年度)の「たかたのゆめ」は、市内22 農家、50.6ヘクタールで作付。
作付農家で「たかたのゆめブランド化研究会」を組織し、栽培試験を行うなど、美味しいお米を作るため、あくなき探求をしています。


宇宙へ旅した「たかたのゆめ」
東日本大震災発災から10年にあたる2021年、東北復興の姿と支援への感謝の気持ちを全世界に伝えるための宇宙ミッション「東北復興宇宙ミッション2021」によって宇宙へ旅をしたことがあります。
2021年6月4日(日本時間)に、数々の復興のシンボルとなる品と共にNASAから打ち上げられ、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」内に展示、動画サイト等で全世界へ配信、その後同7月10日に無事地上へ帰還しました。
◀当庁農林課で保管されている「宇宙フライト証明書」です。


▲たかたのゆめで作ったおにぎり、「おごご(漬物)」を添えて。
市内の田園風景

▲たかたのゆめと氷上山

▲収穫を待つたかたのゆめ

▲でっかい畦道(畦畔)

▲今年も稲刈りが始まっています(9月19日撮影)

▲はせかけ(9月23日撮影)
おわりに(目で感じる秋)
陸前高田市では「たかたのゆめ」のほかに「ひとめぼれ」や「銀河のしずく」なども栽培されています。
清流といわれる気仙川や矢作川などの水と広い空から注がれる太陽の日差しで育つ米、食べるもよしですが、実際に見に来てみてください。
