2025/09/01 (月) 09:26
岩手県陸前高田市
岩手県陸前高田市(いわてけん りくぜんたかたし)は、東北地方の岩手県沿岸南部に位置し、宮城県との県境のまちです。
太平洋に面しており、美しい海や山々に囲まれた豊かな自然と、古くから伝わる伝統や文化(文化財)が魅力のまちです。
2011年の東日本大震災においては甚大な被害を受けた地域の一つではありますが、陸前高田市民はもちろんのこと、全国各地そして世界中の方々の想いや絆によって、復興の道を歩み続けています。
これは震災前の高田松原の風景です。
現在は元気な松原に戻ることを目指し、小さな松たちが少しずつ育っています。
復興への希望を感じられる「奇跡の一本松」
2011年の東日本大震災で津波に飲まれながらも、唯一立ち続けた松の木です。
当時樹齢約173年ほどといわれた「奇跡の一本松」は、陸前高田市や被災地の希望として人々の心を動かし、その後は保存のためにモニュメントとして復元されました。
高さ約27メートルのその姿は、困難を乗り越える力強さと未来への希望そのもの。
「奇跡の一本松」は自然の力強さだけでなく、陸前高田市民の絆や世界中の人々とのつながり、未来への祈りが込められた象徴です。
写真は震災直後の「奇跡の一本松」。
その壮大な存在感で復興への希望を感じられます。
現在の高田松原の様子。(2025年8月26日撮影)
自然のまち陸前高田
広田町にある大野海岸。
県内でも屈指の透明度を誇り、高田松原と並ぶ人気の海水浴場です。
矢作町にある大滝小滝。
清流生出川の下流にあり、季節によっていろいろな美しさを感じられる場所です。
横田町の田園風景。
「たかたのゆめ」をブランド米にもつ陸前高田は、田園風景も魅力のひとつです。
伝統のまち陸前高田
気仙町にある旧吉田家住宅主屋。
震災から復旧し令和7年5月に一般公開になりました。
毎年8月7日に気仙町で行われるけんか七夕まつり。
約900年の歴史があるといわれ、岩手県の無形民俗文化財に指定されています。
毎年8月7日に高田町で行われるうごく七夕まつり。
色鮮やかな山車が高田のまちを練り歩きます。
矢作町三の戸地区に伝わる三ノ戸剣舞。
陸前高田市の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能で、阿修羅踊系の仮面をつけた鎧剣舞に分類される気仙地方独特の踊りです。
おわりに
ひと、もの、自然…陸前高田市の魅力はたくさんあります。
今回紹介したものは、そのごく一部です。
これから少しずつ、みなさんにお伝えしていきたいと思います。