2022/08/08 （月） 15:33

美瑛町のアスパラガス農家「本山農場」をご紹介！

本山農場は、アスパラの中でも美瑛町独自の品種である「ラスノーブル」を栽培している数少ない農家です。

ラスノーブルは「幻のアスパラ」とも言われており、美瑛町ふるさと納税でも毎年大人気の返礼品です！

今回は、本山農場４代目の本山忠寛さんにインタビューしました^^

農家ならではのアスパラの美味しい食べ方や、収穫風景も撮影させていただきました。

美瑛町の独自品種「ラスノーブル」

「ラスノーブル」絶滅の危機

そんなラスノーブルですが、種子の元となる両親の系統が消失したため、平成22年を最後に種子の供給が終了となってしまいました。

その希少さからラスノーブルは「幻のアスパラ」と呼ばれるようになりました。

幻のアスパラ「ラスノーブル」苗復活プロジェクト

美瑛町では、2021年に「ラスノーブル苗復活プロジェクト」として、クラウドファンディングを実施しました。

ここで集まった寄附金は、ラスノーブルのクローン苗の試験研究や栽培試験・調査などに使用する予定です。

４代目 本山忠寛さんにインタビュー！

Q1.農家を志したのはいつ頃ですか？

高校に入ってから農家を意識し始めました。
小さい時から「あんたは長男だからこの家を継ぐんだよ。」と親戚に言われることもしょっちゅうありましたね。
当時は「僕には農家しかないんだ・・・。」と思っていましたが、今では農家を誇りに思っています。
中学２年生の息子は、今から「農家になる！」と意気込んでいます。

Q2.ズバリ！「本山農場」の一番の売りは？

僕のこの笑顔が一番の自慢です！(笑)
常に笑顔で、働きたい人は拒まないで引き受ける気持ちで仕事をしています。
「人の輪」を大切にしていきたいですね。

Q3.アスパラガスってどのように栽培しているんですか？

アスパラガスは最初の土づくりが肝心です。
まずは苗を植える前に畑を耕して、たい肥などを土に混ぜておきます。
「最初のうちにどれだけ良い株を作れるか」が勝負なので、草に負けないように※マルチを使って手間暇かけて育てています。

収穫時期は無理にひっぱらず、細くなったら収穫を終了し、養分を蓄えさせます。
アスパラガスは一回植えたら30年～40年は収穫できるんですよ。

※マルチとは「マルチシート」のことで、畑の畝(うね)を覆うビニールシートやポリエチレンフィルムを言います。

Q4.農業のやりがいや大変なことはありますか？

正直に言うと、農業は大変なことの方が多いんです。
いろいろ対処をしてもどうにもならないことがあって、時には心が折れることも。
だけど、つらいこともあるからこそ楽しいんだと思います。

農業をやっていてよかったことは、コロナで宿泊業者の人の仕事が無くなった時に、農作業の仕事を手伝ってもらったことがあったんです。
こんな難しい状況でも困っている人に手を差し伸べられるんだと思いましたね。
そういう行動をとれるのは、農業をやっていて良かったなと思います。

Q5.本山さんの今後の野望をお聞かせください！

まずは移住者を増やしたいです！
美瑛町の美沢地区には新しくなった保育所もあるので、若い家族が来てくれるといいですね。

そして、僕は【世界一の農家になること】を目標としています！
これは、売上や生産規模ではなく「農家」としての器の大きさ。
「美瑛町に本山農場があってよかったな」と思ってもらえるような農家になりたいです。
これからも地域に貢献できるように仕事をしたいです。

本山さんのアスパラ収穫にちょこっとお邪魔させていただきました！
アスパラガスは機械ではなく、ひとつひとつ手作業で収穫していきます。
刈るときはだいたい25cmぐらいのところでカット！
ちなみに、アスパラガスは成長するのが早く、１日で約20cm伸びることもあるんですよ！

無限に食べられちゃうことから、『無限アスパラ(ラスノーブル)』と名付けられました！
作り方はとっても簡単！ぜひみなさんもお試しください^^

※「無限アスパラ(ラスノーブル)」はアスパラガスの中でも特にやわらかくてジューシーな「ラスノーブル」だからこそ美味しく食べられます。
一般的なアスパラガスだと、中まで火が通らずに食感がかたくなる場合がありますので、ぜひラスノーブルで作ってみてください。

●作り方

1.ラスノーブルを洗います。

2.洗ったラスノーブルを耐熱皿に並べ、オリーブオイルと塩コショウで味付けをします。

3.魚焼きグリルで15分(中火)焼いたら出来上がり！

幻のアスパラ「ラスノーブル」はふるさと納税で受付中！

今年も美瑛町ふるさと納税で大人気だった「ラスノーブル」。

早くも令和５年産の予約受付が開始しました！

この時期から来年の楽しみを作りませんか？^^