三股町では、先週（７月中旬）から梅雨明けが嘘のように連日大雨に見舞われました。幸い、今のところ災害は発生していませんが、みなさんのまちも大変だったのではないでしょうか。
　最近は、気候が何だか亜熱帯化し渇水と豪雨の繰り返しのような気もします。豪雨は命の危険や農産物の被害も心配され降って欲しくないのですが、やはり雨の恵みは偉大です。

　三股町は、面積の約７割が森林です。その大部分が町東部に位置する長田地区にあります。長田地区は、宮崎県立自然公園にも指定されている鰐塚（わにつか）山系を介して、宮崎市や日南市と接しています。ツツジで有名な「椎八重（しいばえ）公園」「しゃくなげの森」「長田峡（ながたきょう）公園」はこの地区にあります。
　豊かな自然の中でブルーベリーやシイタケ栽培をされている場所もあります。

　豊かな鰐塚山系の地下水は、とても貴重な資源で、町内の水道水や農業用水の多くは、この地下水を利用しています。田植え前に渇水だと、農家さんがとてもお天気のことを気にされています。
　

　長田地区は、鰐塚山系に接し農業用水の始まりの場所なので、この地域の田んぼで使用する水は取れたての地下水なので、とても透明で冷たい水です。
　先日、ヒノヒカリを作られているおふたりの農家さんに話を聞くことができ「米作りに必要な「日あたり」「冷たい水」「寒暖差」が揃っている良い場所だから、上手に環境を利用するように気をつけている」とこだわりを教えてくださいました。　

　夏休みなると「しゃくなげの森」で家族がヤマメ釣りや川遊びで“夏の涼”を満喫している姿を見かけます。（川の水はとても冷たいので、帰るときは唇が真っ青になるので注意！）

いよいよ台風が多い時季となります。災害対策、熱中症対策、節電対策、新型コロナウイルス感染症対策と気をつかうことばかりです。
みなさんも猛暑に負けず、健やかな生活を過ごされますように。くれぐれもご自愛ください。