「サステナブル」な視点を取り入れた返礼品

豊かな自然に恵まれ昼夜の寒暖差が大きい津和野は、昔から米や野菜づくりが盛んです。加えて近年はフルーツの生産量も増加。これを機に、ただ美味しいだけに終わらない、持続可能な農業へのさまざまな取り組みが行われています。主軸は「環境に配慮した土づくり」と「フードロス対策」。美味しくて身体によいうえ、“サステナビリティ”にも応える津和野の返礼品をご紹介します。

新鮮で美味しい野菜やフルーツを無駄なく有効活

採れすぎや規格外で出荷はできないけれど、美味しさはお墨付きの野菜や果物を有効活用。完熟いちごを丸ごと煮詰めたイチゴジャムや濃い味と香りが傘にも戻し汁にも生きる干ししいたけ。自然栽培の和栗ペーストを贅沢に使った冷凍マロンケーキや、里芋・南瓜などの廃棄野菜や日本酒を仕込む過程で出た酒粕を利用したエコ焼酎。新鮮な香りと風味をいつでも楽しめる柚子製品も人気です。

農薬や化学肥料に頼らず有機物を利用した「循環型農業」を実践

津和野の豊かな土壌や湧水を守るため、減農薬や循環型生産に取り組む農家も。有機肥料による土づくりにこだわり、山間にある農地の狭さを長所と捉え、農薬や大型機械を極力使わず手間暇かけて育てられた野菜やフルーツは、濃い味と香りが自慢です。食味の高さが人気のブランド米「特別栽培米 ヘルシー元氣米」は、牛糞堆肥で微生物を増やした栄養豊富な土壌で、農薬や化学肥料を通常の半分以下に抑えて栽培しています。

身体によいものを届けるために「自然農法」にこだわる

「人々の食の安全を担う」──そんな生産者たちの強い心意気で支えられている津和野の農業。大人気のブルーベリーは甘みが薄まらないよう、あえて散水しない自然農法で大切に育てられています。マロングラッセや純栗羊羹に使われている天然和栗は、栽培期間中農薬・化学肥料不使用で、無燻蒸で冷凍保存しています。そうしてできたフルーツはどれも糖度が非常に高く、驚くほどの美味しさ。もちろん身体にもよく、安心・安全です。

環境や働く人に配慮した安全な生産法で安心な農産物を

島根県には県独自の生産工程管理基準(GAP)に基づき、環境や働く人を守りながら安全な方法で農産物が生産されていることを認証する「美味しまね認証」という認証制度があります。その上位認証「美味しまね認証ゴールド」を取得したのが、大量生産に捉われないメロンパークのアールスメロンとぶどう。環境保全に配慮しつつ苦味のないメロンや大粒の甘いぶどうをつくるため、自家製堆肥を使用。ふるさと納税に登場すると早い段階で限定数に達するほどの人気となっています。