とうもろこし10本あったら、どう使う? 信濃町ふるさと納税担当が教える美味しい調理法

甘味と旨みが詰まった信濃町産とうもろこしだからできる、簡単でおいしいメニューの一例をご紹介。火を入れるメニューは『ゴールドラッシュ』や『サニーショコラ』で、生が基本のメニューは『恵味』や『どきどきコーン』を使うのがおすすめです。

ふるさと納税返礼品のとうもろこし申し込みは、1ケース9~10本から。
茹でとうもろこしだけだと、鮮度の高いうちに食べきれないのではと心配になる方もいるのではないでしょうか。

そこで、毎年100本以上試食している、信濃町在住のふるさと納税担当に食べ方を訊きました。
定番以外の食べ方もたくさんご紹介します。

・1本は、届いたその日に生で

信濃町で生産されているとうもろこしは、生食用として定評のある品種が揃っています。
「恵味」や「ゴールドラッシュ」、「どきどきコーン」など薄皮の品種がおすすめです。

1本と言わずとも、1/4本分でも生でかじってみるのがおすすめです。
素材そのものの味わい、スイートコーンならとくに甘みがダイレクトに味わえます。

・2本は茹でて

もっともスタンダードな食べ方です。
良いとうもろこしほど、ゆでが一番!というのが、生産地においても大方の意見です。
外皮を1~2枚残して加熱すると、実の中の旨みがキープできます。
1本ずつ加熱する際は電子レンジがおすすめです。

・3本は、生とうもろこしの甘さをいかした調理で

削いだ実を少量の水、ひとつまみの塩と合わせ、生のままミキサーにかけます。
調理法はそれだけ。
そのまま食べても美味しいですが、だし汁を加えればすり流しに、牛乳やコンソメを加えれば冷製コーンスープに。
焼いた実やハーブを散らしても雰囲気が出ます。

また、浸水させた米に白だしと塩、削いだ実を入れ、残った芯を上に乗せて炊きこんでもおいしいです。
炊きあがった窯を開けたときのわくわく感は、お子様との調理にもぴったり。
ほかほかの炊き立てにバターや醤油を混ぜ込むのもおすすめ。

・4本は加熱調理で

ゆでとうもろこしの楽しみ方は、そのまま食べるだけではありません。
実をそいで調理すれば、さまざまな味わいに出会えます。

コンソメでくたくたに煮た玉ねぎ、牛乳と合わせて撹拌すればコーンポタージュに。

牛乳と撹拌し、粗熱をとってゼラチンで冷やし固めると、ムースに仕立てられます。
生クリームや果実を合わせるとデザートに。
コンソメゼリーなど塩味を合わせると、おうちディナーの前菜にも。


メインになるようなおかずもお手のもの。
濃いめの味付けは、家族の食卓や晩酌にもぴったりです。

水溶き薄力粉と混ぜて揚げればかき揚げに。
片面ずつ揚げ焼きにすれば、少量の油で調理できます。

じゃがバターにたっぷり添えて、塩やしょうゆで。


こんがり焼き目をつけた焼きとうもろこしは、あらかじめゆでたものを使うと簡単においしく仕上げられます。

届いたその日に、早めの調理を

信濃町のとうもろこし農家さんは、一日の中で気温が最も低い朝3時~6時に収穫作業をしています。
とうもろこし内の酵素の活動を抑え、劣化を防ぐためです。