滝沢市の南部鉄瓶、田山鐵瓶工房【令和6年12月特集】
田山鐵瓶工房は、
「鉄瓶が伝える日本人の心」と
「世代にわたって使える」鉄瓶をご提供します。
鉄瓶でいれたお茶は角がとれておいしい。
鉄瓶は鉄分が補給できるから良い。でも・・・
「鉄は錆びる」
そんな不安からなかなか手が出ない鉄瓶。
田山鐵瓶工房はそんな想いを解決します。
職人歴半世紀に及ぶ伝統工芸士の確かな技術、
本場盛岡発祥錆び止め技術「金気止め」、
永く使ってほしいからこそ、ひとつひとつ丁寧に手をかけています。
永く使える本物の南部鉄瓶で、日本人の心と鉄が与える恵みを感じてみませんか。

田山鐵瓶工房代表 田山 和康氏

1950年岩手県西根町(現八幡平市)に生まれる。
1966年に、南部鉄器職人では唯一の無形文化財記録保存者であった、盛岡藩召抱え釜師第十三代鈴木繁吉盛久氏に師事。
故鈴木繁吉盛久氏に直接薫陶を受けたのは現在では田山氏一人のみ。
その後は職人として数々の賞を受賞する。
2018年には現代の名工に選出され、2019年には天皇陛下即位を祝う岩手県の献上品の作製を賜る。
現在でも精力的に鉄瓶の政策を行う一方で、後進の育成にも力を注いでいる。
田山鐵瓶工房の南部鉄器

一目見たとき、全体のフォルムで魅了できるような作品を作りたい。
そんな想いで鉄瓶の形にとことんこだわってきました。
【鉄瓶の稜線】
鉄瓶の形をつくる稜線は、定規で書いた線では面白くない。
手で書いた線だからこそ、面白みがあって美しい。
【鉄瓶の蓋】
蓋は鉄瓶にただ乗る部品ではなく、鉄瓶の形の一部。
蓋は決して鉄瓶の稜線を壊さない。
つまみのかたちと繊細さが鉄瓶に風格を与えます。
【鉄瓶の肌】
鋳型を挽いた後に、川砂を置いて肌の表情をつける。
模様をつけない無地の鉄瓶は、肌の質を正直に表す。
技術に正直に。
【虫食い】
茶の湯釜に取手と注ぎ口がついてできた鉄瓶。
鉄瓶には茶の湯のこころが息づく。
つまみや蓋の周りにある虫食いは、侘び寂びに代表される日本人の精神性を今に伝えます。
鉄瓶は湯を入れる道具以上のもの。
【鉄瓶の鉉】
人と鉄瓶をつなぐ鉉。
鉄の板を叩き丸め、中が空洞の鉉。
虫食いを施しつつ、熱を逃す効果もあり熱くなりにくい。
かつ軽い。
鉉にも日本人のこころが入っています。
【鉄瓶の底】
当工房の鉄瓶はすべて底面が完全に一体鋳造。
型持ちを使っておりません。
製造上避けられなかった問題を解決し、さらに高品質な鉄瓶となりました。
【錆止めの技術、金気止め】
「南部鉄瓶に金気なし」
南部鉄器発祥の錆止め技術、金気止めを鉄瓶一つ一つに丁寧に施しています。
皮膜が薄くても錆び止めが弱く、厚すぎても剥げやすくなる。
いかに温度を管理しながら均一に熱をかけられるか。
温度管理は炎の色、勢い、音。
熟練の技術。
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