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おでかけ体験型メディア「SPOT」の人気ライターが取材。他の観光メディアでは紹介しきれない、地域の魅力を深堀して紹介します。
はじめまして。静岡出身のライター 田中嘉人(たなかよしと)と申します。僕は今、静岡県南伊豆町(みなみいずちょう)の石廊崎(いろうざき)というところに来ています。
ところで、みなさんは南伊豆町がどこにあるかご存知ですか?
文字通り伊豆半島の最南端。伊豆急行の終点がある下田からさらにバスで約30分ほど走ると到着します。
ただ、恥ずかしながら僕も南伊豆町は初めて。正直、イメージすらなかったのですが……
見てください、この絶景!
めちゃめちゃ美しい……!それもそのはず。2018(平成30)年4月に、伊豆半島は地質学的にみて国際的な価値があるとされる「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されたばかり。ユネスコが認めた美しさが、ここにはあるのです。
「いやいや、南伊豆町の魅力はジオパークだけじゃないんですよ」
突如主張の強いのぼりを持って登場したのは、南伊豆町役場の一山良博さん。
聞くところによると、南伊豆町には絶景以外にも海や山などの自然の恵みがもたらしてくれたグルメやスポットがたくさんあるそうです。一体どういうことなのでしょうか。詳しく聞いてみたいと思います。
<目次>
・役場の方に「南伊豆町」について聞いてみました
・伊勢エビ漁の”副産物”に価値を! 南崎漁師倶楽部の挑戦
・「南伊豆町のファンを増やしたい」道の駅併設の直売所 湯の花 店長の想い
・はらたいらさん命名!名物「かくれうなぎ」誕生秘話
・とろける甘さ! 扇屋製菓の「温泉メロン」を使った絶品スイーツ
・ふるさと寄付感謝券を利用できる南伊豆町のおすすめスポット4選
[1]カノー伝説
[2]南伊豆アロエセンター
[3]旭洋丸水産
[4]南伊豆町ジオパークビジターセンター
・「青木さざえ店」で食べられるフォトジェニックすぎるラーメン
・おすすめは、ふるさと寄付感謝券
石廊崎から、南伊豆町役場に連れてきていただきました。
一山さんも普段のスーツに早着替え。
田中:
さっそくなんですが、南伊豆町の魅力って何なんですか?
一山さん:
あえて言わせていただくなら「何でもある」というところでしょうか。まずは海ですよね。伊勢エビは静岡県内トップの水揚げ量を誇りますし、アワビ、サザエも獲れる。
さらに、農産物もたくさん採れます。アロエや、温泉の熱を利用して栽培した「温泉メロン」もありますよ。
グルメ以外だと、やっぱり自然ですよね。伊豆エリアで最も水が美しいとされる「ヒリゾ浜」や、NHKのドラマ『精霊の守り人』のロケ地となった「カノー伝説」も南伊豆町です。青野川の河原には、河津桜も咲きますし。意外とみどころがたくさんあるから「下田だと思ったら南伊豆町だった」みたいなことをおっしゃる観光客の方もいるほどなんですよ。
田中:
魅力的な観光資源はたくさんある。でもあまり知られていない……ということは、つまり南伊豆町はアピール下手ってこと……?
一山さん:
……おっしゃるとおりです。
田中:
あっさり認めた(笑)。
一山さん:
たとえば、今回のテーマであるふるさと納税の寄付金額をみても、同じ伊豆半島で似ているお礼の品を扱っている西伊豆町さんは、南伊豆町よりも多くの寄付金額を集めています。
しかし、我々も指をくわえて見ているだけではありません。2015(平成27)年4月にスタートしたのが、ふるさと寄付感謝券。「モノ」としてのお礼の品だけではなく、「コト」としてのお礼の品を提供するために、宿泊や体験といったサービスを利用できるチケットです。
田中:
なるほど。南伊豆町に足を運んでもらうきっかけづくりですね。
一山さん:
実は、ふるさと寄付感謝券を利用できるのは南伊豆町内だけではありません。2016(平成28年)12月からは、感謝券を使えるエリアが広域化し、南伊豆町、下田市、伊豆市、河津町、松崎町、西伊豆町、東伊豆町などの130の施設で利用できるようになりました。だから「南伊豆町に納税したけど、ふるさと寄付感謝券は他の市町で利用する」みたいなこともアリなんです。何と言っても、南伊豆町は伊豆半島の最南端ですからね。南伊豆町を含む伊豆南部エリアで利用できることで、このエリアを周遊できる仕組みが必要だったというわけです。
田中:
しかし、それでは南伊豆町の経済発展につながらないのではないでしょうか?
一山さん:
伊豆というエリアが盛り上がることが大切だと思っています。私たちとしてももちろん町内にお金が落ちるに越したことはありませんが、ふるさと納税で寄付していただいたお金で町民のみなさんに事業施策を打っていくことが先決だと捉えていて。それで、人に来てもらう流れをつくっていきたいと思っています。
田中:
事業施策というと、どんなことをされているのでしょうか。
一山さん:
昨年度までの実績としては、公園への遊具設置や、石廊崎オーシャンパーク開設に向けた観光施設整備、交流自治体東京都杉並区児童と町内児童が交流する漁村交流事業などにふるさと寄付金を活用しています。
今後も様々な事業へ活用していく予定です。
田中:
これからどんどん地域に還元されていくというわけですね。少しずつ南伊豆町に興味が湧いてきました。
一山さん:
それはよかった。実はこの後ふるさと納税のお礼の品を提供していただいている生産者の皆様のところを回るのですが、一緒に来ませんか?
田中:
おお、ぜひ同行させてください!
というわけで、一山さんに同行して、ふるさと納税のお礼の品を提供されている生産者のみなさんを取材することになりました。どんな話が聞けるのか、楽しみ〜!
最初に連れてきてもらったのは、下流(したる)という小さな漁港。
こちらの網で獲るのは……
どどん!そう、伊勢エビです。大漁〜!
「南崎漁師倶楽部」の平山さん(中央)にお話をうかがいました。
田中:
南崎漁師倶楽部では、やはり伊勢エビのお礼の品を?
平山さん:
いいえ、違います。
田中:
えっ。違うんですか?
平山さん:
少し説明させていただきますね。僕たちのお礼の品は「漁師直送 南伊豆地魚セット」です。
下流漁港を含む町内では、伊勢エビ漁に「刺し網漁」という方法を用いているのですが、伊勢エビと一緒にブダイやカワハギ、カサゴといった大漁の地魚が引っかかっていたんです。
でも、これまでは自分たちで食べたり、知り合いに配ったりして消費するしかできなかった。そこで思い切って鮮魚加工業の免許を取得して、地魚を調理して販売できるようにしたんです。
田中:
つまり、内臓やウロコなどは取ってくれた状態で届くんですね。それはありがたい。それにしても、どれもスーパーでは見たことのない魚ばかりですが……正直なところ、美味しいんですか?
平山さん:
これがね、めちゃめちゃウマイんですよ。特に1〜2月にかけての冬場は最高。よく「磯くさい」って思われがちなんですが、しっかり血抜きをすれば美味しく食べられますよ。
たとえば、タカノハダイという魚は市場には流通していないのですが、先日東京にある企業の社長が、買って帰って塩焼きにして食べたらかなり美味しかったらしく、社員食堂で提供することになって。食べてみたら美味しいってことがわかるんですよね。
田中:
じゃあ、これからが楽しみですね。
平山さん:
そうですね。ただ、鮮魚だけだと漁の結果に左右されてしまうので、真空パックにして冷凍したり、加工して食べられるようにしたり……といったレパートリーを増やしていきたいですね。そのために設備投資もしていきたい。たとえば、解凍したら刺身で食べられる冷凍技術みたいなのがあるなら、ぜひ取り入れていきたいですね。
田中:
確かに、冷凍や加工してもらえれば鮮魚の調理に自信がない人も購入しやすくなりますね。お礼の品のラインナップに加わったら喜ぶ人が増えると思います。南崎漁師倶楽部のこれからが楽しみです!ありがとうございました。
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続いて僕がやってきたのは、南伊豆町役場の近くにある道の駅 下賀茂温泉 湯の花。
こちらの直売所 湯の花では、ニューサマーオレンジに、
あしたばといった、このあたりの地域で多く採れる農産物に加え、
お米に、
南崎漁師倶楽部の鮮魚まで、南伊豆町の「美味しいもの」が手軽に購入できるショップです。
喫茶コーナーもありますよ。
今回は、湯の花の店長 渡邊純平さんにお話をうかがいました。
田中:
この直売所について教えてください。それにしても、豊富な商品ラインナップですね!
渡邊さん:
出荷者の9割は町内のみなさん。60才以上の高齢層が多くいます。
南伊豆町内の農家さんは、専業農家は少なく、兼業で生産している方がほとんど。
家庭菜園から少し面積を広げたような規模の畑でつくった農産物を販売しています。
これまでつくった野菜は自分で食べるか、近所におすそ分けするしかなかったのですが、直売所で販売することで、新たにお金を生み出す仕組みが出来ています。
田中:
ほうほう。これまで活用されていなかった資源が流通していることは、南崎漁師倶楽部の事例に近いですね。
渡邊さん:
湯の花のほうが先ですけどね(笑)。最近だと食品の加工所をつくって、お惣菜を調理してお弁当の販売もやっていますよ。
田中:
なるほど。お弁当を食べて美味しかったら食材を買っていく、なんてこともできるんですね。南伊豆町について知りたければ、ココに来れば間違いなさそう。ふるさと納税のお礼の品にはどんなものを用意しているんですか?
渡邊さん:
「旬の野菜セット」だけではなく「干物セット」、「果物」、「米」、それらの「詰め合わせ」などをご用意しています。
田中:
どれも魅力的ですね。
渡邊さん:
ありがとうございます。ふるさと納税制度が始まった頃からやらせてもらっているので、時間をかけて改善を重ねてきた結果だと思います。最近では商品の10%がお礼の品に充てられるようになって、一定の成果も出てきました。
田中:
成果というと?
渡邊さん:
わかりやすいところだと、3名の雇用を創出できたということですね。お客さまが商品を目で見て確かめられる直売と違って、お礼の品は直接手に取ることができない。だから、生産者とコミュニケーションを取りながら、高品質な農作物をお送りできるように体制を整えました。あとは、大量注文にも対応できるよう専門の配送部も新設。ときには旬のみかんをひとつサービスしたり、食材を使ったレシピを同封したり……といった取り組みにも力を入れていますよ。
田中:
そこまでふるさと納税のお礼の品に注力するのはなぜですか?
渡邊さん:
やっぱり「南伊豆町のファンを増やしたいから」ですよね。僕らのお礼の品って南伊豆町を知ってもらうための窓口にすぎない。でも、第一印象になることは変わりはないわけです。南伊豆町のファンを増やして足を運んでもらうためにも、お礼の品は僕らのことを知ってもらうチャンス。だから、真摯に向き合っているつもりです。
田中:めちゃめちゃかっこいい……!貴重なお話、ありがとうございました!
静岡県南伊豆町
34,000円
在庫: あり
毎朝直売所に集まる採れたて新鮮野菜を厳選し、月に1度3か月間お届けするコースです。 珍しいお野菜が入る場合はレシピを同封! 生産者さん達が愛情たっぷりに育てた新鮮野菜をお届け致します。 南伊豆の旬のお野菜をご賞味ください。
品切れ中
静岡県南伊豆町
48,000円
在庫: なし
1回目お米5kg・2回目野菜セット・3回目干物セット・4回目果物セットを4か月にわたり南伊豆の旬をお届けいたします。
朝から2件の取材を終え、すっかり腹ペコな僕がやってきたのはこちら!
南伊豆町唯一の鰻料理専門店の「川八」さんです。ところで「かくれうなぎ」って?
店内は落ち着いた和の空間。
天井を泳ぐ鰻とおぼしき巨大魚も気になりますが、やはり「かくれうなぎ」が気になります。さっそく注文してみましょう!
10分ほどで「かくれうなぎ」到着。今のところ普通の鰻重ですね。それにしても、どうですか、この鰻の照り!ふっくらと焼き上がっているのがわかりますよね。
でも、やっぱり食べて確かめたい。いただきま〜す!
もぐっ。
「だああああああああああああああああ!」……そりゃそうですよ。うまいに決まっています。しかも、しばらく食べ進めると……?
ああっ……鰻が、隠れてた……!「かくれうなぎ」、それは贅の極み!
「うわあああああん!うめえよおおおおおおおおおおおおお!!」
一心不乱に食べ進め、あっという間に完食。幸せすぎる時間でした。
この美味しさの秘密、そして「かくれうなぎ」の由来をご主人の高野俊明さんにお話をうかがいました。
田中:
「かくれうなぎ」がめちゃめちゃ美味しかったです。この神がかった料理はご主人が考案したんですか?
高野さん:
そうですね。地元の祭りで若者から鰻を腹一杯食べたいという要望を受けてつくることになりました。もともとは「鰻重の二段重ね」というメニューだったんです。
田中:
ということは、改名したということですね?絶対「かくれうなぎ」というネーミングのほうがいいですよ。ナイスアイデアです。
高野さん:
いや、命名したのは僕じゃないです。漫画家のはらたいらさんです。
田中:
え?はらたいらさんというとクイズダービーで「はらたいらに3000点」でおなじみの?
高野さん:
そうです。実ははらたいらさんのアトリエが伊豆高原にあったのですが、奥石廊のあいあい岬が好きで、よく足を運んでいただいて。「鰻重の二段重ね」をえらく気に入っていただいて、「かくれうなぎ」と命名。ご自身のエッセイでもご紹介いただきました。
田中:
さすが、はらたいらさん…… !
高野さん:
おかげさまでたくさんのお客さまに足を運んでいただいて……。はらたいらさんには感謝の気持ちしかありません。
田中:
「かくれうなぎ」というネーミングも見た目もキャッチーだけど、鰻そのものの美味しさもすごいですよね。「鰻ってこんなに美味しいの?」という気持ちになりました。
高野さん:
やっぱり、国産鰻にこだわっていますね。千葉の問屋さんから極上の活鰻を仕入れて、身が血に触れないようにさばいて、生臭さを取り除いています。蒸すときも水素水を利用して。
田中:
ご主人の腕はもちろんですが、鰻へのこだわりもすごいんですね。ふるさと納税のお礼の品にはどのようなものを?
高野さん:
もちろん鰻ですよ。焼いた鰻を真空パックにしてお届けしています。
田中:
ということは、自宅でも「かくれうなぎ」が楽しめる、と!?
高野さん:
そのとおりです。
田中:
ますます最高だ……!
高野さん:
お店ではふるさと寄付感謝券を利用いただくこともできます。ぜひお店にも足を運んでいただきたいですね。
田中:
感謝券の手応えってありますか?
高野さん:
感謝券をきっかけに来てくれた方はリピーターになってくれるケースが多いように感じます。あくまでも売り上げとしてはプラスアルファですが、価値につながっている感覚はありますよ。
田中:
なるほど。ふるさと納税がお店にとってプロモーションになっているということですね。美味しいからお客さんがリピーターになるのも超納得です。美味しい鰻、ごちそうさまでした!
静岡県南伊豆町
18,000円
在庫: あり
はらたいらさん命名かくれうなぎ誕生の店川八より、上質なエリートうなぎを蒲焼にしてお届け致します。
続いてやってきたのは、スイーツカフェの扇屋製菓さん。
なんとこちらでは「温泉メロン」をつかった極上のスイーツがいただけるそうです。……「温泉メロン」って何だ?
それにしても店内は超おしゃれ。鰻のあとにメロンだなんて贅沢すぎないか……?
どどん!僕の前に現れたのは「温泉メロン」を使ったショートケーキと、
色鮮やかなクリームソーダ!
さっそくいただきます!
もぐっ。
「ひゃあああああああああああ」
メロンがジューシーでめちゃめちゃ甘い……!口に入れた途端にとろけるような食感!もう他のメロンには戻れない……!生クリームは甘さ控えめだから、メロンが引き立つ〜!
クリームソーダもうんまい!……それにしても満足度が高すぎるんですけど、そもそも「温泉メロン」って何なんでしょう?
オーナーパティシエの渡邊淳也さんにお話をうかがいます。
田中:
絶品のスイーツ、ごちそうさまでした。それにしても「温泉メロン」とは?
渡邊さん:
「温泉メロン」は、町内のさとう温泉メロンさんが栽培している高級フルーツです。自家温泉を利用した温室栽培で、1年中安定して糖度14%以上のメロンを生産しています。
田中:
メロンといえば夏場のイメージですが、温泉の熱を利用することで年中食べられるって素敵ですね!いつから温泉メロンを活用したスイーツを作っていらっしゃるのでしょうか?
渡邊さん:
実は僕が4代目なのですが、僕の祖父にあたる2代目がメロン最中という商品をつくり始めました。ケーキなどの洋菓子をつくり始めたのは僕の代からです。洋菓子の学校で学んでいたので。
田中:
ふるさと納税のお礼の品にはどのようなものを?
渡邊さん:
「メロン最中セット」や「メロンゼリーセット」、「メロンゼリーとロールケーキのセット」などをご用意しています。最中は常温で保存できますが、ゼリーやロールケーキは冷凍配送しています。
田中:
メロンゼリー!
渡邊さん:
……食べてみますか?
田中:
……いいですか(照)?
見た目から美しすぎる。
何より中央に鎮座するメロン果肉の美味しさたるや……!
田中:
…………。
渡邊さん:
……大丈夫ですか?
田中:
あっ……すみません。美味しすぎて意識を失いかけていました。ふるさと納税のお礼の品をスタートしてから何か変化はありましたか?
渡邊さん:
そうですね。強いて挙げるとしたら通販のメソッドを学べたという点は大きいですね。包装や発送のやり方とか、店舗だけだと学べませんからね。言っても南伊豆は遠方なので、通販というチャネルは大切なんです。少しずつ売り上げも出るようになってきて。役場のみなさんのサポートもあって、かなり助かっています。
田中:
確かに、一度食べてしまったらまた注文したくなる味ですもんね。通販でしっかり対応いただけるとめちゃめちゃ喜ばれると思います。美味しいスイーツを本当にありがとうございました。
最後に渡邊さんが既存のメロン最中に改良を加えてつくった商品「パリパリメロン最中」をいただきました。
最中の皮とメロン風味の餡が別々になっていて、食べる直前に注入します。
食べるときはこんな感じ。
皮がパリッパリで美味しい……!扇屋製菓の温泉メロンスイーツ、最高でした。
静岡県南伊豆町
11,000円
在庫: あり
南伊豆産温泉メロンを使った扇屋製菓のメロン最中とお菓子セットです。
お腹がかなりふくれたところで、ふるさと寄付感謝券を利用できるスポットをご紹介していきましょう。
カノー伝説。それはかつて伊豆石の石切場だった里山のなかを探検する体験型アドベンチャー。
思わず「南伊豆町にこんなところがあるの?」と口に出してしまうような秘境へ潜入します。
石切場の跡地はこんな感じ。この巨大な石をひとつひとつ職人さんが削って持ち出していたんですね。ちなみに伊豆石は江戸城の築城石だったとか。石切場から青野川までがんばって運んで船に積み、潮の満ち引きを利用して海へと流していたそうです。
とにもかくにもフォトジェニック。
撮影に使われることもあるそうです。
非日常を体験するならカノー伝説は最高のスポット!
実は、南伊豆町はアロエの栽培も盛ん。民家でも育てている人が多いそうです。
アロエの見学と、アロエの加工商品が購入できる南伊豆アロエセンターへやってきました。
周囲もアロエに囲まれています。
売店ではアロエ成分をつかったハンドクリームや、
シャンプー、トリートメントにボディーソープ、
アロエ風味のソフトクリームも販売しています。
また食べる。
より「アロエ感」を楽しみたい場合は、アロエパウダーをかけるといいですよ!(ちょっと苦いけど)
静岡県南伊豆町
※このお礼の品は現在受付を停止しています
舌の肥えた南伊豆町民にも愛されているお店だそう。
軒先では、おかあさんが試食用の干物を炭火で焼いて食べさせてくれます。
干物の定番であるアジに、変わり種のアナゴ、
そしてみんな大好きサバみりん。
またまた食べる。
うんま〜〜〜〜〜。肉厚でふっくら。ご飯には絶対に合うし、バーベキューで出てきたら無限にお酒を飲んでしまいそう。こちらではふるさと寄付感謝券の利用以外にお礼の品もあるので、ぜひチェックしてみてください。マジでうまい。
※このお礼の品は受付を終了しております
続いてやってきたのは、ヒリゾ浜の近くにある南伊豆町ビジターセンター。
写真右側に小さく見える青い屋根の建物です。
南伊豆町のジオパーク散策の拠点として利用されている施設です。
ジオパークについても学べるし、
岩をモチーフにしたユニークなお菓子も売っています。
個人的におすすめは下賀茂温泉からつくった塩。
ソフトクリームにかけると……
これがめちゃめちゃうまい。またまたまた食べた。
さて、南伊豆町の旅もいよいよクライマックス。
最後にやってきたのは弓ヶ浜の近くで営業している青木さざえ店です。
名物がこちら!豪快に伊勢エビがオンしたその名の通り「伊勢エビラーメン」!フォトジェニックすぎるだろ!しかもこの迫力で1,520円って安すぎない……?
さっそくスープをひと口……
「……ここは竜宮城ですか?」伊勢エビの出汁がガンガンに効いたスープが五臓六腑に染み渡る!浸透圧〜〜〜!!
伊勢エビもガブリ!
使い古されたコメントで絶対に言いたくなかったんだけど、言っていいですか…?「あまあああああああああああい!!」
あれほど食べてきたのに、あっさり完食。やっぱり伊勢エビって美味しいんだな……!
青木さざえ店を経営する青木さんご夫婦にもお話を聞いてみましょう。
田中:
伊勢エビラーメン、すごく美味しかったです!まずはお店のことから教えてください。
青木さん:
もともと海産物の卸売業で、ホテルなどと取引しています。東は伊東、西は堂ヶ島までいろんなホテルに卸していますよ。それとは並行してお店では海産物の小売と飲食、民宿の経営をやっています。
田中:
だから、伊勢エビが豪快にオンしたラーメンが1,520円という価格で提供できるんですね。南伊豆町で獲れる海産物の特徴についても教えていただけますか?
青木さん:
伊勢エビも美味しいですけど、特に違うのはさざえですね。とにかく大きい。
田中:
でか!
青木さん:
大きくても大味というわけではないんですよ。普通さざえの身って紫がかっているんですが、このあたりで獲れるさざえは海藻やテングサを食べているからオレンジ色で柔らかい。殻も薄くて身がギッシリ詰まっているんです。なかにはアワビより美味しいという人もいるくらいですよ。
田中:
ふるさと納税のお礼の品では、このさざえを……?
青木さん:
そうですね。私たちはいろんなバリエーションの「海の幸の詰め合わせ」を扱っています。夕食用はもちろん、バーベキュー用、宴会用などのシーンに応じて利用できるように。
田中:
おお……それはありがたい。ふるさと納税のお礼の品を扱うようになって変化ってありましたか?
青木さん:
食堂の売り上げがちょっと落ちてしまったときに注文が入ったのはありがたかったですね。あとは、ふるさと寄付感謝券。うちのお店で食事をしたいからふるさと納税をして感謝券をもらったという方もいて。リピーターになってくれるお客さんが増えた感覚はあります。
田中:
確かに……やっぱり伊豆にきたら海産物を食べたいですもんね。青木さざえ店さんなら、南伊豆町産の新鮮な海産物がリーズナブルにいただける。ファンが増えていくのも納得です。ありがとうございました!
静岡県南伊豆町
32,000円
在庫: あり
ご家庭やお仲間との海鮮バーベキューにぴったりのセットです!届いたものをそのままコンロに乗せ、踊焼きをお楽しみ下さい!
静岡県南伊豆町
32,000円
在庫: あり
ご家庭やお仲間との海鮮バーベキューにぴったりのセットです!届いたものをそのままコンロに乗せ、踊焼きをお楽しみ下さい!
いかがだったでしょうか?
初上陸だった南伊豆町を、胃袋を中心とした全身で楽しみ尽くしてみたのですが、グルメあり、自然ありで最高の時間を過ごすことができました。
ふるさと納税をすれば、わざわざ足を運ばなくても南伊豆町を楽しむことができます。でも、一度お礼の品を受け取ってしまったら、実際に行きたくなること間違いなしです。
そんな方におすすめしたいのがふるさと寄付感謝券。今回ご紹介したお店やスポット以外にも、南伊豆町含む近隣市町の130以上の施設で利用可能です。
海もあって、山もあって、食べ物も美味しい。変に観光地じみてないから、どこかホッとする。素敵な素敵な南伊豆町、ぜひ足を運んでみてください。僕もまた行きます!
▼南伊豆町のふるさと納税・お礼の品の一覧ページはここをクリック
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