2026/08/06 (木) 08:00
十勝髙田牧場|牛たちの暮らしを支える麦稈ロールづくり
夏の畑に現れる、大きな丸いロール
北海道・十勝の夏。小麦の収穫を終えた畑には、大きな丸いロールがいくつも並びます。
これは、小麦を収穫した後に残る麦わらを円筒状にまとめた「麦稈ロール」です。
今回は、鹿追町で酪農を営む十勝髙田牧場の麦稈ロールづくりに密着しました。
普段、牛乳やヨーグルトを手に取るだけでは見えにくい、牧場の季節の仕事をご紹介します。
麦わらを集め、大きなロールへ
畑に残った麦わらを乾燥させ、機械で集めていきます。
広い畑の上を機械が進むと、散らばっていた麦わらが少しずつ集まり、やがて機械の後ろから大きな円筒形のロールが姿を現します。
一つひとつのロールは、人の手で簡単に動かせるような大きさではありません。完成したロールを運び、保管場所へ並べるところまで、重機を使った作業が続きます。
十勝の畑に並ぶ麦稈ロールは美しい農村景観の一部でもありますが、牧場にとっては牛たちの暮らしを支える大切な資源です。麦わらは敷料などに活用され、使用後は堆肥となって畑へ戻るなど、地域の農業の中で循環していきます。
おいしい牛乳は、毎日の積み重ねから
十勝髙田牧場では、良質な生乳を生産するため、牛の健康だけでなく、土壌や飼料づくりにも力を入れています。
土壌分析に基づいて肥料やミネラルを管理し、良質な粗飼料を育て、それを牛たちが食べる。健康な土から健康な草が育ち、健康な牛がおいしい生乳を生み出すという考え方です。
牧場の仕事というと、搾乳や餌やりを想像する方が多いかもしれません。しかし、その周りには土づくり、飼料の収穫、機械の整備、資材の運搬など、数多くの仕事があります。
麦稈ロールづくりも、牛たちが一年を通して快適に暮らすために欠かせない準備の一つです。
一杯の牛乳の向こうに広がる、十勝の風景
完成した麦稈ロールが畑に並ぶ景色を見ると、牧場でつくられる牛乳が、牛舎の中だけで生まれているわけではないことに気づかされます。
畑を管理する人、機械を動かす人、牛の体調を見守る人。多くの仕事がつながり、一杯の牛乳になります。
十勝髙田牧場のジャージー生乳を使った牛乳や飲むヨーグルトは、鹿追町のふるさと納税返礼品としても選ぶことができます。ジャージー牛乳、飲むヨーグルト、バターなど、複数の返礼品が用意されています。
鹿追町の大地と、そこで働く人たちの積み重ねを思い浮かべながら、濃厚なジャージー乳の味わいをお楽しみください。