そのおいしい!実は宗像 福岡の美味しいもの 編
福岡の食べ物はおいしい。それはもう、全国の共通認識だと思います。
玄界灘の魚。博多あまおう。「福岡といえば」で思い浮かぶ、あの味。
――実はその多くが、宗像にあります。
宗像市は、福岡市と北九州市のちょうど中間に位置し、玄界灘に面した港と、その内側に広がる里山を持つまちです。
この特集では、2か月に一度、まだ知られていない「そのおいしい!実は宗像」をご紹介していきます。
第2回は、その名もずばり、福岡の美味しいもの特集です。
――宗像って、福岡の美味しいものがこんなにたくさんあるの!
まだ知らない方は必見の回です。
宗像の冬から春を彩るのが、「いちご」です。JAむなかたには品目ごとにいくつもの園芸部会がありますが、なかでも生産者が一番多い集まりが、いちご部会。現在は54人の農家が加わり、育てているのはすべて「博多あまおう」です。
いちごは実がやわらかく、少しのことで傷んでしまう繊細な果物。
生産者がハウスの中の温度や湿度に細かく気を配り、試行錯誤を重ねながら、一粒一粒を大切に育てています。
出荷する品質へのこだわりも強く、有機栽培に取り組むなど、自分なりの育て方を追求する生産者も少なくありません。宗像のいちごは、つくり手たちの手間と誇りがぎゅっと詰まっています。
福岡のお土産の定番として、すっかりおなじみになった「明太フランス」。実はその人気店のひとつが、宗像にあります。
国道3号線沿い、宗像市王丸。ここに本社工場を構えるのが、明太子づくりの「海千(かいせん)」です。
HACCPの認定を受けた自社工場で、毎日明太子をつくっています。
海千の明太フランスは、明太子屋だからこそできる一本。明太子に国産の無塩バターを合わせた特製の明太バターを、パンの切れ目にも表面にも、端から端までたっぷり塗っています。どこをかじっても明太子の味がしっかり届き、外はパリッ、中はバターがじゅわっ。
百貨店の催事では、1日に600本以上売れることもあるほどの人気ぶりです。
また「もっと多くの方に、海千の明太フランスを食べてほしい」その想いから、2026年9月に宗像本店に自社のパン工房が誕生しました。パンを焼くところから自分たちの手で行い、明太子屋ならではの味をさらに磨いていきます。
博多の冬の味といえば、「もつ鍋」。ぷるんとしたもつに、キャベツとニラをどっさり。
〆のちゃんぽん麺まで楽しめる、福岡を代表する鍋料理です。
宗像には、このもつ鍋を手がける事業者がいくつもあります。
味は、定番の醤油だけではありません。コクのあるみそ、すっきりとした塩、そして明太子をのせた明太もつ鍋まで。
気分に合わせて選べるほど、バリエーションが揃っています。
注目したいのは、つくり手ごとのこだわり。
海千は、宗像産の大豆でつくった少し甘めの九州醤油をスープに使い、国産牛もつを一つひとつ手で切り分けています。
伊豆丸商店は、目利きのプロが選んだ小腸だけを使い、昆布とかつおのだしを効かせた上品な味わいに。
道の駅むなかたからは地元で育った「むなかた牛」のもつだけを使ったもつ鍋もあります。
同じもつ鍋でも、スープが変われば、もつが変われば、まったく別の一杯になります。いくつか取り寄せて、食べ比べてみるのもおすすめです。