大粒でジューシー！！新見のぶどうのおいしさのヒミツ…ぶどう農家さんに聞きました！

「おいしいぶどうを届けたい」――そんな想いで、農家のみなさんが向き合っているのは、昼夜の寒暖差が大きく、日照時間も長いこの恵まれた土地で育つ新見市自慢のぶどう！大粒でジューシーなニューピオーネやシャインマスカットは、自然の力と人の技が織りなす一級品の一房です。今回は、新見市のことをよく知るぶどう部会長さんに生産の“こだわり”と“ぶどうの魅力”を聞きました！

「Aコープあしん」って？？

2020年、岡山県新見市地域の「JA阿新」を含む、岡山県内8つのJAが合併し、「JA晴れの国岡山」が発足しました。「Aコープあしん」は、JAが運営するスーパーマーケットとして、旬のものをお届けする直売所を併設しています。
地元農家さんが育てた新鮮な野菜や、特産のニューピオーネやシャインマスカット、お米など“あしんの恵み”がぎゅっと詰まった売り場が魅力です。JAが厳選した旬の果物や野菜を、自信を持ってお届けしています！

新見のニューピオーネ＆シャインマスカット

新見市ではニューピオーネを中心に、シャインマスカットの栽培も広がっています。栽培面積は約92ha、生産農家は約300戸と、市を代表するフルーツとして安定した生産が続いています。令和5年度は出荷量・販売額ともに過去最高を記録！東京をはじめとする都市部への出荷が多く、特に加温ぶどうは高単価で人気のお品です。
今回は、新見市のぶどう部会の会長さんに「新見のぶどうの魅力」を教えていただきました！

♦生産者から見た新見の「ニューピオーネ＆シャインマスカット」の魅力とは？？

新見のニューピオーネは、黒くて大粒でジューシーなのが魅力。さらに荷崩れしないしっかりとした房づくりが自慢です。徹底されて作られた土で育てた新見のニューピオーネは、どこの産地にも負けないコクのある味わいです。そして、ニューピオーネの栽培で培った技術を用いてシャインマスカットを作っています。どちらも選果場で厳選し、確かな品質で出荷しています。

♦新見のぶどうのブランド力をあげるために努力していることはありますか？

JA・岡山県（新見農業普及指導センター）・生産者による、定期的な講習会を開催しています。また、選果の正確性を高めるために、自動色彩カメラと全国初の品質保持装置を導入しました。
市や県からの助成を活用してできた造成地にて、新規就農者の確保にも力を注いでいます。

新見市の生産サポート事業

＜ぶどう生産者＞
○国庫事業・県事業を活用しての、ぶどう棚、防風ネットなどの生産資材や苗木の購入助成
○新規就農者が取り組む国庫事業・県事業の補助残額を支援
○ぶどう棚を支える腐食が進んだ木製の中支柱の交換費用を支援【補助率１/２、全額市費】
○新見のピオーネPRの取組として、東京の大田市場での市長によるトップセールスの実施、市場関係者との交流や市場調査（毎年実施）

＜新規就農者＞
新見市では、研修事業への応募前から就農相談を実施し、各品目の紹介や就農までのスケジュール感や支援制度の説明等を行っています。また、研修実施中は定期的に研修先を訪問し、受入農家を交え、研修状況を確認。研修が終盤になり就農間近になると、各種支援事業の申請に対しての助言も行っています。

♦新見のぶどうの強みを教えてください！

まず、外観（運送による荷崩れしない房作り）のレベルの高さ、大粒で、果皮色（色づき）の良さが自慢です。落ち葉やススキを土作りに使用し、どこの産地にも負けない土作りを続けていることにより、ぶどうの"コク"を楽しんでいただけます。
東京の大田市場では、特に新見のピオーネは需要があり、香港・台湾でも大人気です。
選果場の整備や品質保持装置等、最新鋭の設備も導入しており、厳選したぶどうをお届けしています。