忍者市宣言!伊賀
三重県伊賀市は伊賀流忍者や松尾芭蕉のふるさととして知られ、京・大和文化の影響を受けながらも独自の文化を醸成しています。
高石垣で知られる伊賀上野城のふもとでは、誰もが忍者気分を味わえる「伊賀上野NINJAフェスタ」が開催され、秋には俳聖松尾芭蕉の業績を称える「芭蕉祭」や、ユネスコ無形文化遺産に登録されたダンジリ行事で有名な「上野天神祭」が行われるなど、歴史と文化が香る自然豊かなまちです。
謎めいた存在で人々を惹きつけてやまない「忍者」。
彼らは諜報活動や諜略活動を主な任務とし、敵の情報を収集する影の立役者として暗躍した隠密集団です。特に、伊賀の地では優れた忍術が発達し、全国で暗躍した「伊賀者」の痕跡が各地に残っています。
伊賀流忍者博物館は日本で唯一の忍者をテーマにした博物館。
江戸時代末期の土豪屋敷を移築した「忍者屋敷」では、忍者がさまざまなカラクリを案内してくれます。また、忍者に関する貴重な資料を集めた「忍術体験館」「忍者伝承館」があり、本物の忍者道具や資料を見ることができます。迫力満点の実演ショーや、手裏剣打ちの体験も。
徳川家康伊賀越の道といわれる御斎峠。
徳川家康は本能寺の変の後、忍者に助けられながら、命からがらこの峠を逃げ越えたと言われています。(※丸柱の方を通ったとの説もあります。)
展望台からは、伊賀の街並みや奈良金剛の山々が一望でき、盆地の美しさが広がる絶景スポットです。
『銀河鉄道999』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』などで知られる漫画家・松本零士氏のデザインによる伊賀市でしか見られないラッピング列車「忍者列車」に乗って里山の風景をのんびり眺める。忍者衣装をレンタルして伊賀上野のレトロな城下町を散策するまち歩きもおすすめ。
江戸時代前期に活躍し、「俳聖」と呼ばれた松尾芭蕉。
寛永21年(1644年)に伊賀の地で生まれました。代表的作品「奥の細道」や「野ざらし紀行」などの紀行文があります。蕉風と呼ばれる芸術性の高い句風を確立し、世界的にも知られる日本史上最高の俳諧師の一人です。
芭蕉翁の生誕300年を記念して、1942年に建てられた俳聖殿。
その形は芭蕉の旅姿を表現しています。旅人と建築をひとつのものとして表現した、日本でも類例のないこの建物は建築美術の上でも傑作といわれています。殿内には等身大の伊賀焼の芭蕉座像が安置され、命日の10月12日の芭蕉祭で公開されます。
2024年は、生誕380年の記念の年にあたります。年間を通してイベントが開催されます。
「上野天神祭」は上野天神宮の秋の祭礼です。神輿巡幸のお供として百数十体の鬼行列と絢爛豪華な九基のだんじりが巡行する、400年あまりの歴史を誇る伊賀最大の秋祭りです。
「上野天神祭のダンジリ行事」は、平成14年2月に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年11月にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。
伊賀には国指定の伝統的工芸品「伊賀くみひも」と「伊賀焼」があります。
匠が紡ぎ、受け継いできた技術を味わうことで伊賀の地に息づく感性に触れてみませんか。
四方を豊かな山に囲まれた盆地にある伊賀では、季節を通して様々な美しい自然風景をみることができます。都会の喧噪を離れ、自然の中でゆったりと過ごしてみませんか。
津市と伊賀市の境にそびえる青山高原は、室生赤目青山国定公園の大パノラマや道路沿いにそびえる風力発電の風車など、普段目にすることのできない風景を楽しめるドライブコースです。豊かな自然を愛でながらハイキングを楽しむ人もたくさんいます。
「メナード青山リゾート」は青山高原の標高600mに位置する総合リラクゼーションリゾート。
豊かな自然の中に趣の異なる宿泊施設、温泉やハーブガーデンなどの豊富な施設があり、充実した時間を過ごすことができます。
自然・農業・手づくりをテーマにしたエコロジーファーム。
レストランや売店のほか、自然浴を楽しむ野天風呂などがあります。手づくり体験教室や家畜動物と触れ合える場も豊富で、農業を楽しみながら学べるイベントも開催されます。
主に地域内の精肉店にて販売され消費される為、地元以外ではほぼ流通する事がない希少価値の高いブランド牛「伊賀牛」。豆腐に味噌だれをつけて香ばしく焼き上げたヘルシーな郷土料理「豆腐田楽」。快い歯ごたえと素朴な味わいで、お土産にしても喜ばれる「ひのな漬」。水羊羹タイプの「丁稚ようかん」。盆地特有の厳しい気候ときれいな水に恵まれた伊賀には、旨味の詰まった食材とそれらを使った料理がたくさんあります。
伊賀自慢の逸品といえば伊賀牛、伊賀酒、伊賀米。
伊賀や近隣にしか流通しない「幻の牛」伊賀牛、良質な伊賀米、山々から湧き出る清水で醸される伊賀の銘酒は贈り物にもぴったりです。