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【事業者インタビュー:魚沼米穀】お米マイスターが厳選した地元魚沼産のお米を全国へ

魚沼米穀は昭和32年創業、今年で66年目になる生産から販売まで行っている米穀店です。
三代目の井上さんは、二代目である父が体調を崩されたことをきっかけに、奥様と一緒に地元魚沼に帰郷され、その後「農産物検査員」と「お米マイスター」の資格を取得。東京にいた経験から営業にも出向き、今では誰もが知っているような全国各地の高級飲食店や、老舗ホテルにも魚沼産のお米を卸しています。
今回は井上さんに魚沼産のお米へのこだわりや思いについてお話を伺いました。

魚沼ブランドとは

井上さんの話によると、実際に魚沼ブランドになったのは、ここ25年ぐらいで、最初は新潟米と一括りだったそうです。
昔は卸から仕入れをする際、新潟米のどこの地域のお米が来るのか分からない状況の中、食べていく内に同じコシヒカリでも 魚沼地域のものが美味しいと評判になっていきました。

美味しいお米選びは、 天候によって産地を選ぶ

「穂がでてから10日が大事な時期です。お米選びは、天候をみて毎年産地を選んでいます。 暑い年は山手が良かったり、冷夏になると日が当たらないから平場の地域が良かったり。 その年の状況によって産地を選べるのが地元専門店ならではの良さだと思う」

魚沼市は小さい農家さんが多い分、一番美味しい時に稲刈りが出来る

「魚沼市は、田んぼ自体が小さく農家さん1軒当たりの作付け面積が少ないこともあって、生産者の目が届きやすく、手間暇かけやすい。一番良いときにきちんと刈り取れるんです。反対に作付け面積が多すぎると刈り遅れが出やすくなってしまいます。田植えも稲刈りも適期があって、時期を少しずらして田植えをしても、案外、稲刈りの時期って一緒になってくる。雨が降ったら基本的にできないし、刈り遅れがあると品質が落ちる。小さい農家の良さは、一番美味しい時に稲刈りが出来ることです」

新潟で初の「ミルキークイーン」

魚沼産のお米が美味しいというのは評判で、井上さん自身も当然認識していました。
こだわりの味の違いを出すために、井上さんが取り組んだお米づくりが「ミルキークイーン」という新潟では初めての品種でした。
「『ミルキークイーン』はスーパーライス計画の中で誕生した低アミロース米です。国が出した次の年に、原種からの種もみを分けてもらって新潟で初めて『ミルキークイーン』第一号を作りました。完全有機栽培でほとんど農薬を使ってません。他にも『夢ごこち』や『新之助』、『こしいぶき』など『コシヒカリ』だけじゃない、色んなお米を食べてもらって自分の好みを選んでもらったりして、魚沼にも色々なお米があるのを知ってほしい」

おすすめの返礼品

「イチオシは『無洗米のコシヒカリ』精米方法にもすごく色々こだわっています。返礼品としても、ご好評いただいております。あとは、食べ比べをおすすめしたい。『コシヒカリ』が有名だけど、それ以外でもそれぞれ美味しさに特徴があるので食べ比べは本当にお得だと思うんですよ。お得っていうか、面白いと思います。魚沼にも色々なお米があるので皆さんに食べてもらいたいな」

「小麦アレルギーがあって麺が食べたくても食べられない人達が一定数いらっしゃる。 そういう方たちにもおいしい麺を食べていただきたいという気持ちがすごくあって今、米粉麺を作っています。 世界的にもセレブやスポーツ選手など健康面を考えてグルテンフリー志向の方も増えてきています。 コメの消費量が年々減少している中、コメの可能性を探る意味でもいろいろ挑戦しています。 地元魚沼で米粉麺に最適な品種を有機栽培で作って、特許製法で麺を製造しています。 お米の良さをもっと多くの人に知ってもらう為、採算はあってないですけれど、こだわって取り組んでいます」

毎日2~3種類のお米を食べ比べしている井上さん。 魚沼米穀さんの返礼品には、美味しいご飯の炊き方や保存方法の説明書が付いています。 外国の方向けには、英語表記バージョンも 「美味しいお米を食べて欲しい、色んなお米を知って欲しい」という魚沼米穀さんの想いが、ふるさと納税を通して、 よりたくさんの方に届けられたら嬉しいです。

魚沼米穀の返礼品