山形市さくらんぼレター～やまがたのさくらんぼが実るまで～VOL.2

さくらんぼ。それは、赤くて甘酸っぱくてかわいらしい、山形を代表するおいしい果物です。
・・・と、ここまでは皆様ご存知かと思います。
しかし、さくらんぼが真っ赤に実るまでには、どんな作業が行われているか、どんな風に大きくなっていくのか、
というところまではわからない方がほとんどなのではないでしょうか。
そんな皆様に、山形市ふるさと納税から“さくらんぼレター”をお届けいたします。
それでは、さくらんぼの成長を一緒に見てまいりましょう！
(撮影協力：山寺観光果樹園)

大きな実を実らせるための作業“芽欠き”

“芽欠き”とは？

芽欠きとは、葉っぱ芽を残し花芽を数個摘む作業です。
こうすることで残された数個に栄養が行き渡り、大きな実が実ります。
農家さんたちは、良いものに育てるため1個1個手間暇をかけて作業しています。
この作業は、3月初旬から4月中旬頃までの期間に、ほぼ毎日約10名ほどで行われます。
高いところで行う大変な作業ですが、農家の皆さんは皆様の元においしいさくらんぼを届けたい一心で、
愛情を持って丁寧に励んでおられました。

(撮影日：2020.3.13)

さくらんぼの花が咲きました！

色々な花が咲き乱れるまさに百花繚乱のこの季節、さくらんぼの花も他に負けじときれいに咲き誇っています。

▼佐藤錦

▼紅秀峰

▼月山錦

実を結ばせるための大切な役割を担う“マメコバチ”

他の蜂に比べ人を襲うことが滅多になく、気温が低い状態でもよく働くためさくらんぼの受粉に重宝されるマメコバチ。
蜂が元気に動くためには、最低でも12℃の気温が必要と言われています。
そのため、天気が良くなければもちろん受粉もなかなかうまくいきません。
こういった部分にも天候の影響が出てきてしまうのです。
様々な面での好条件が揃わないと、おいしいさくらんぼはできないという難しさがよく伝わります。
そういった中で毎年おいしいさくらんぼを届けてくださる農家さんたちには感謝しかありません。

さくらんぼの季節まであと少し。
次回は、おいしいさくらんぼが実っている様子をお伝えできるかと思いますので楽しみにお待ちください！

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