ふるさと納税は「ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)だ!」②
株式会社トラストバンク 創業者 須永 珠代
ふるさと納税に出会ったその瞬間、
ふるさと納税は、税金の使い道を寄付者(国民)が選ぶことができる唯一の制度ではないか?しかも、自治体が寄付金の使途を明確にし、資金調達ができる、「ローカルガバメントクラウドファンディング(LCF)」であると思ったのです。
ふるさと納税の場合、プロジェクトオーナーは100%自治体なので、寄付する人たちは、安心してクラウドファンディングに参加できると考えました。
会社設立当時は、まだ東日本大震災から1年足らずで、災害の影響が色濃く残っている時期でした。
その復興費用の調達についても、ふるさと納税を活用できると考えました。
さらに、現在、ふるさと納税を通じて様々な広域連携が生まれています。
自治体が広域で同じ課題について、クラウドファンディングに取り組めば、政府が行うような大きな課題解決の手法になるのではないかと考え、「ガバメントクラウドファンディング」と名付けました。
私はこの可能性に気付いた時、本当に興奮し、多くの自治体に使ってほしいと思いました。
しかし、現実は甘くなく、そもそも自治体は前年度に予算を決め、その翌年に前年度の予算に沿って使うので、そもそも予算がないと言われてしまったり、翌年度の予算をつけようとしても、明確な予算を確定することができないため、自治体ではそんなことは(そんな予算の取り方は)できないと門前払いでした。
しかし、2013年、1年以上の紆余曲折を経て、ついに、「GCFを一緒にやりましょう!」と言ってくれる自治体が現れたのです!
その自治体は、、、