二宮五郎商店「アジログレイン ジェントルボストントート」

自身が納得できる
ボストンの極みを目指して
二宮五郎商店 二宮 眞一さん

アジログレイン
ジェントルボストントート
東京都墨田区

東京都墨田区。ものづくりの街で、1946年から革製品づくりに向き合う『二宮五郎商店』。卓越した職人技は世界からも認められる、老舗のレザーメーカーです。今回ご紹介するのは、そんな同社が自信を持ってお薦めする、大人なボストントート。こだわり満載な製品づくりの裏話を、代表の二宮さんが語ります。

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理想的なシルエットを、
追い求めて

世界中の革愛好家を魅了する、二宮五郎商店。その秘訣は、ものづくりへの姿勢にあると、二宮氏は語ります。「私自身、新製品は肌身離さず持ち歩きます。そこで感じたことを職人へフィードバックしながら、細やかな改良を重ねてきました」。今回ご紹介するのは、和モダンな網代編み柄が人気の〈アジログレイン〉シリーズの新商品。このボストントートもまた、妥協のないものづくりから誕生しました。「注目していただきたいのは、こなれ感を醸し出すシルエット。どうです、ボストンを地べたにさっと置いたときの、絶妙なくたっとした雰囲気。たまらないでしょ!」とにんまりの同氏。こだわりのシルエットを再現するために選び抜かれたのが、ヨーロッパ産のカーフスキンです。

“網代柄の美しさ”と
“くったり感”を叶える、
カーフスキン

同シリーズでも、商品ごとにレザー選びは変わります。「難しいのは網代柄。実際には型で表現していますから。繊細で清涼感のある柄を演出するには、革の厚みや硬さ、耐久性が問われる。今回はどうしても、このくたっと感を出したかったので、しなやかなカーフスキンが必要でした」。革の選定から、金型作りだけでも、かなりの労力とコストを掛けているそう。理想を求めるこだわりは、他にも随所にあるとか。「型の繋ぎ目が出てしまっては、一級品とは言えません。贅沢にも大判の革2枚を縫製しています。それにハンドルの付け方も独特。美しいシルエットを出すために、あえてセオリーを外し、斜めに付けているんです。それはもう、試行錯誤しましたよ…」。苦労話にも笑顔が浮かぶ二宮さん。その表情からも、愛情たっぷりに仕上げられたことが伺えます。

普段づかいに、
最高峰の質と品格を

ファッション誌ではよく、“主役級の○○”と表現しますが、まさしくこのバッグはコーデの中心に相応しい存在感。「外見だけじゃなく、持つ人の内面からスタイリングする。そのイメージを念頭に置いて開発しました。なので、やっぱり中身は詰め込まないでほしいな。せっかくのシルエットが崩れちゃいますし、大人には程よい余裕も必要ですからね」と笑いながら話す、二宮氏。“人生の酸いも甘いも知る”、紳士さを醸すバッグですから。お気に入りの愛用品だけを入れ、ラフに肩へかけて颯爽と街をゆく。そんな後ろ姿が似合いそう。最高峰の質と品格を纏い、“持つことで心のゆとりを広げてくれる”このボストントート。オン・オフ問わずに永く付き合える、あなたの良き相棒となってくれるはずです。

その他のお礼の品の
作り手の想い

画像提供元:株式会社caramo 藤巻百貨店

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「“日本のものづくり”を誰よりも愛し、その素晴らしさを地方から日本全国へ、 さらには世界へ広めていきたい」 カリスマバイヤー・藤巻幸大氏の“もの”に対する思いを根幹に据え、 2012年に創業された厳選セレクトショップです。 氏の逝去後もなお、“藤巻幸大イズム”を継承する目利きバイヤーが選りすぐった “日本の逸品”のみを取り扱っています。