2026/08/13 (木) 19:00
【舞鶴通信Vol.4】明治のロマン漂う東舞鶴!海軍ゆかりの「肉じゃが・海自カレー」の秘密
みなさん、こんにちは!舞鶴市ふるさと応援課です。
前回(Vol.3)は、細川幽斎が築いた田辺城(舞鶴城)と、城下町・西舞鶴の歴史をご紹介しました。
今回は時代を一気に進めて「明治時代」へ!
日本海側で唯一の「鎮守府(海軍の拠点)」が置かれ、軍港として急速に発展した「東舞鶴」の歴史と、今も愛される海軍ゆかりの絶品グルメの秘密をご紹介します!
🧱 日本海側唯一の軍港!「東舞鶴」の誕生
明治34年(1901年)、東舞鶴に旧海軍の拠点である「舞鶴鎮守府」が開設されました。
リアス海岸による波静かな天然の良港だった舞鶴は、日本海側を守る唯一の軍港として選ばれたのです。
初代司令長官を務めたのは、なんとあの東郷平八郎!
東舞鶴の街並みは、海軍によって一から計画的に作られた格子状のきれいな街区が特徴です。
京都のような碁盤の目の通りには、「三笠(みかさ)」や「初瀬(はつせ)」、「朝日(あさひ)」、「八島(やしま)」など、当時実在した軍艦(艦船)の名前がなんと33本も名付けられているんです!
街を歩くだけで歴史を感じられる通りの名前や、今も重厚な姿を残す赤れんが倉庫群には、軍港として栄えた当時の面影が色濃く残っています。
🥔 秘密①:舞鶴は「肉じゃが発祥の地」!?
今や日本の家庭料理の代表格である「肉じゃが」。実は、舞鶴が発祥の地と言われているのをご存知ですか?
イギリスへ留学していた東郷平八郎が、現地で食べた「ビーフシチュー」の味が忘れられず、艦上食として料理長に作らせたのが始まりとされています。
当時はワインやデミグラスソースなどの材料が手に入らなかったため、醤油・砂糖・ゴマ油など日本の調味料で試行錯誤して作られたのが、あの甘辛い「肉じゃが」なのです!
〈旧海軍直伝!元祖「舞鶴肉じゃが」のルール〉
⭐️具材は4つのみ!(牛肉・ジャガイモ・玉ねぎ・糸こんにゃく。人参やグリーンピースは入れません)
⭐️ゴマ油で炒めてから煮込む!(香ばしさと奥深いコク、豊かなツヤが生まれます)
⭐️糸こんにゃくはしっかり下ゆで!(アクを抜いて味がしっかり染み込みます)
〈舞鶴肉じゃが祭り実行委員会料理長のレシピ〉
(出典:まいづる肉じゃがまつり実行委員会)
海軍厨業管理教科書に基づいて、料理長が家庭で作りやすい分量で編集したレシピ。
【材料(4人分)】
・ジャガイモ:400g ・タマネギ:160g ・ニンジン:60g ・糸こんにゃく:80g ・牛肉(薄切り):160g
・グリーンピース:少々 ・濃口しょうゆ:50cc(大さじ3強) ・砂糖:60cc(大さじ4) ・ごま油:少々
1.牛肉にじっくり味付け!
ごま油で炒めた牛肉に砂糖と醤油を加え、佃煮のように黒くなるまでじっくり炒めて味を染み込ませます。
2.タマネギは最後に「3分だけ」!
タマネギは薄切りにして最後の仕上げに加え、3分だけ加熱!シャキシャキ感を残すのが美味しさの秘密です。
3.ニンジン&グリーンピースで鮮やかに!
お肉とジャガイモだけでなく、ニンジンとグリーンピースを加えることで見た目も栄養もバツグンになります。
🍛 秘密②:金曜日はカレーの日!「まいづる海自カレー」
海軍のグルメといえば、やっぱり「カレー」!
長い海上生活で曜日感覚を失わないよう、「金曜日の昼食にはカレーを食べる」という習慣があり、それは現在の海上自衛隊にも受け継がれています。
実は、私たちが日頃食べている「とろみのある日本のカレー」のルーツも、この海軍カレーにあるんです!
イギリスから伝わった当時のカレーはサラサラとしていましたが、「揺れる船の上でもこぼれず、ご飯にかけて食べやすくする」ために小麦粉でとろみをつけたのが海軍流。兵士たちが故郷へ持ち帰ったことで、全国の家庭へと広がっていきました。
舞鶴では、海上自衛隊舞鶴基地に所属する各護衛艦や部隊の「本物のレシピ」を、市内の飲食店が忠実に再現した「まいづる海自カレー」が大人気!
護衛艦ひゅうが(赤ワイン×ビーフ)
赤ワインでじっくり煮込んだビーフカレー。デミグラスソースのような深いコクと芳醇な香りが特徴の大人の味です。
護衛艦あたご(白桃×バター)
隠し味に「白桃」とバターを使用!爽やかなフルーティーな甘みとまろやかさがあり、お子様や辛いのが苦手な方にも大人気。
多用途支援艦ひうち(スパイス×キーマ)
挽肉をたっぷり使ったスパイシーなキーマカレー!他のビーフカレーとは一線を画すスパイシーさが魅力です。
お店ごとに担当する艦艇が異なり、各部隊こだわりの秘伝の味やとろみを食べ比べすることができます!
🌟 最後に
近代日本の歴史、そして海軍のロマンと伝統の味が息づく東舞鶴。
本場の味を再現した「舞鶴肉じゃが」や「海自カレー」を味わいながら、赤れんがの街並みに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(次回は、東と西が織りなす「舞鶴の今」と、四季折々の絶品旬グルメを大特集!お楽しみに!)