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【重要】10月からのふるさと納税制度改正に伴う影響について

2026/07/08 (水) 14:49

奈良筆と暮らす。伝統工芸の技が活きる、老舗「あかしや」の化粧筆

朝のメイクは、まだ眠っている私をそっと起こしてくれるひととき。化粧筆のやわらかな筆先が肌に触れると、慌ただしい日常の中に、穏やかで丁寧な時間が生まれます。

筆作り発祥の地、奈良。その歴史は古く、飛鳥時代初期に大陸(中国)から渡ってきたものが起源とされています。現存する日本最古の筆は、聖武天皇の御物(ごもつ)である17点の「天平筆(てんぴょうひつ)」。現在は正倉院にて厳重に保管されており、その技術は「奈良筆」として継承され、以来1200年にわたって国の指定伝統工芸品として大切にされてきました。

この歴史文化を継承し、300年以上筆づくりを守り続けてきたのが「株式会社あかしや」です。同社のモットーは「暮らし彩る筆づくり」。受け継がれてきた筆づくりの技術は、書の世界にとどまらず、現代の暮らしの中で新たに花開いています。

たとえばメイクに欠かせない道具である化粧筆。「奈良筆」の伝統を纏う同社の化粧筆は、オーセンティックな風格をたずさえつつも日常遣いが可能で、暮らしにそっと寄り添うあたたかさが感じられる逸品です。

今回ご紹介するふるさと納税返礼品は、あかしやがお届けする「化粧筆基本4本セット」。奈良筆の繊細な技術と、その根底に流れる情熱を紐解くべく、あかしやのショールームを訪ねました。

職人の目利きが生む、柔らかな化粧筆

奈良市にあるあかしやのショールーム。店内に入ると、手前には白を基調とした清涼感のある化粧筆コーナーの風景が視界に飛び込んできます。続いて視線を奥に移すと、積み重ねてきた歴史の重厚さを感じる書道具コーナーが。大小さまざまな筆が並んでおり、思わず手に取って試したくなるラインナップです。ショールームではこれらの筆の書き心地を実際に試すことができ、時には書道アート体験や筆づくり体験などのワークショップも行われているそう。

店内すべてをゆっくりと眺めたいところですが、今回注目したいのは、柔らかな質感が目を引く化粧筆のコーナーです。「実際に触れてみて、その感触を楽しんでみてください」と微笑みながら迎えてくださったのは、店頭でお客様と向き合うショールーム販売の瀬村美穂さん。パウダーブラシを手の甲に滑らせてもらうと、ふんわりとした肌あたりに心地良さを感じます。チクチクとした感触は無く、いつまでも触れていたくなるほどの柔らかさ。だからこそパウダーをムラなく含み、肌に薄く均一に広げてくれるのだとか。

ハイグレードタイプのパウダーブラシ。木製の軸は、手に自然となじむバランスに設計されている

あかしやの化粧筆には2つのラインがあると、瀬村さん。その大きな違いは、毛の配合。たとえばパウダーブラシの場合、ベーシックタイプは主にヤギの毛を使用していますが、ハイグレードタイプはそこに灰リスの毛を配合しています。そのしっとりと吸いつくような感触は格別です。

「灰リスの毛は筆の原材料の中でも特に柔らかくて、粉含みが良いのが特徴です。パウダーを一番ナチュラルに、そして優しくお肌に広げることができるんですよ。ショールームで化粧筆を体験したお客様は、ハイグレードタイプを選ばれる方が多いですね」。

返礼品としてお届けする4本。上からパウダーブラシ、アイシャドウブラシ、アイブロウブラシ、ブラッシュ&コーム

その品質の高さから、2026年1月には高市総理が韓国の大統領夫人への贈呈品として、あかしやの化粧筆を贈られました。「大切な贈りものに選んでいただけて、本当に光栄です」と瀬村さんは笑います。

なぜ、これほどまでに品質の高い化粧筆を生み出せるのでしょうか。その背景には、大切に受け継がれてきた奈良筆の技術と、職人の腕がありました。


毛筆生産技術担当の中井さん。ご自身も書道経験があるのだそう

「肌あたりの良さは、毛質を見極める職人の目利きがあってこそ」。そう語るのは、毛筆生産技術担当の中井慎也さん。長年、筆づくりと向き合ってきたプロフェッショナルです。

「奈良筆の特徴は、一本一本を手作業で、1人の職人が一貫して仕上げる点にあります。毛の弾力や毛先の尖り方を見極め、良質な毛を選定する。さらに逆毛やスレ毛を取り除いて、『練り混ぜ法』と呼ばれる技法で毛先のバランスを見ながら形を整えていく。300年以上培ってきた手作業の技術があるからこそ、化粧筆でも肌あたりの心地よさを追求できるんです」。

取材当日、ショールームの一角では伝統工芸士の松谷さんが筆づくりの作業を行っておられた

「変わらない品質」という難問に挑み続ける

あかしやの筆は書道用筆としても全国で親しまれ、書道用筆のカテゴリーだけでも年間販売数は130万本から150万本にも上ります。「20秒に1本のペースでお客様のもとへ届いている計算になります」と、営業部の村上智洋さんは胸を張って教えてくれました。

営業部の村上さん。「自然豊かで居心地がいい」と奈良愛を語る一面も

「こうしてお話ししている間にも、日本中の誰かが私たちの筆を手に取ってくださっている。そう思うと、背筋が伸びる思いです」。

全国的な普及を支えているのは、その確かな品質と手に取りやすい価格の両立です。しかし、「高品質なものをリーズナブルに、かつ安定して作り続けるのは、一点ものを作るのとはまた別の難しさがあります」と村上さん。中井さんも「同じ品質のものを作り続けることが一番難しい」と頷きます。

それでも、一本一本の筆の向こうにいる使い手のため、日々筆づくりに臨みます。

筆に使われる獣毛の数々

「原材料となる動物の毛は天然のものですから、個体差や季節による変化があります。まったく同じ材料は存在しません。そのバラつきを整え、いつ買っても『いつもの使い心地』をお届けすること。それが私たちの使命です」。

筆は心を伝える“文化の懸け橋”ニーズに応えるあかしやの挑戦

あかしやは「暮らし彩る筆づくり」をモットーに掲げ、化粧筆や書道筆だけでなく、現代のニーズに応えるものづくりにも挑戦し続けています。代表取締役社長の水谷豊さんは、「筆はただの道具ではなく、心を伝える“文化の懸け橋”」だと語ります。

代表取締役社長の水谷さん。筆の可能性を広げるため、日々商品開発のアイデアを育てている

「伝統を守るだけでなく、時代に合わせた新しい価値を生み出すことも私たちの大切な使命。古くから受け継がれてきた技術を活かしながら、現代の感性に寄り添う新たな提案を続けることで、筆の魅力を次世代へとつなぎ、日本文化の豊かさを世界へ発信していきたい。さらには、単なる文化の継承にとどまることなく、筆づくり独自の技術を新分野へ昇華させ新たな路線を切り拓いていきたいと考えています」。

軸に天平文様の和紙をあしらった筆ペン「天平の夢」。インクは墨色・緋色・瑠璃色・丹色・緑青・古代紫の6色

カラー筆ペン「水彩毛筆【彩】」。穂先に水を含ませたり、混色したりと多彩な使い方ができる

桐箱入りの「天然竹筆ペン」。本格的な毛筆の書き心地を手軽に味わえ、贈りものとしても人気

大人向けの書道セット。本格的に毛筆を楽しめる道具が一通りそろっている

あかしやの商品に共通しているのは、手に取る人の心に寄り添う筆でありたいという想いです。そんな「心に寄り添う」という想いが形になった製品があります。それが今まさに世に出ようとしている、左利き用の書道筆です。開発のきっかけは、1人の高校生から届いた「なぜ左利き用の筆はないのですか?」というメールでした。

開発を主導した中井さんは「初めは正直、『書道は右手で書くものだ』という固定観念があったので戸惑いました」と振り返ります。「でも、メールをくれた高校生が本当に熱心で……なんとか力になってあげたいと思ったんです」。

書写では、書き始めに筆を置く45度の角度が重要です。左手で持っても自然にその角度が保てるよう試行錯誤し、現在は商品化の最終段階にあるのだとか。「誰もが臆することなく、楽しく書写を始めてほしい」そんな願いから開発された商品です。

奈良でこそ体験したい、筆と過ごす時間

あかしやでは、筆づくり体験や写経体験など、筆に触れる機会も数多く提供しています。奈良の地で多数出土している「木簡(もっかん)」を模して、木札に筆で文字を書く木簡づくり体験も人気のコンテンツ。

近隣ホテルなどと提携して行っている写経体験や木簡づくり体験。「奈良らしい体験の1つとして楽しんでほしい」と村上さん

自宅で気軽に楽しめる写経セットも販売されている

店頭で水書用紙を使って筆の使い心地を試すことも可能

さまざまな筆に関する体験の中でも、特に書道の奥深さに触れられるのが書道アート体験です。このプログラムは、色紙に筆で文字等を書いて掛け軸に飾り、アート作品を制作するという体験です。

参加するお客様は「練習してから書きたい」と言う人が多いのだそう。しかし、中井さんによれば「練習しないほうがいい味が出る」のだと言います。

「最初の1枚目には、その人の純粋な力と集中力が宿っていますから。練習して2枚書いても、1枚目を選ぶ方が多いんです。上手く書くのではなく、自分だけの1枚をつくる。そう捉えてもらえたら、筆で書くことがもっと面白くなると思います。まずは筆という道具で遊んでみてほしいですね」。

画像左)書道アートづくり体験で制作する色紙と掛け軸  画像右)こちらの色紙を書かれた企画部の松下茉優さん。学生時代から書道を続けているのだそう

筆を手に取り、慈しむ。ふるさと納税で始める“筆のある暮らし”

300年以上の歴史を誇るあかしやの筆。それは毎日の生活にそっと彩りを添える“生きた道具”です。

忙しい朝、ほんの一分。職人が丹念に仕立てた上質な化粧筆を手に取るだけで、いつものメイクが自分を慈しむ特別な時間へと変わるはず。

ふるさと納税返礼品としてお届けする「化粧筆基本4本セット」は、そんな“筆のある暮らし”への招待状です。古都・奈良の情熱と優しさが詰まった逸品を、あなたの日常に迎えてみませんか。

応援ありがとうございます!

ふるさと納税係 植田

楽しいこと大好き!奈良市ふるさと納税室のにぎやか師

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