本巣市新たな返礼品開発等支援プロジェクト -family農園watanabe-

元教員夫婦だからこそ実現ができる、子どもから大人まで楽しみながら「食べて」「学べる」いちご狩り体験施設を創設!本巣市の新たな観光農園として、いちごを通じた地域の魅力を発信できる場所をつくります。 現在、本巣市では新たな返礼品開発等支援プロジェクトを実施しております。 対象の返礼品をお選びいただいた場合、寄附の使い道は返礼品の提供事業者へ支援プロジェクトとして活用する予定です。 お申込みを進める上で、寄附の使い道をお選びいただく際に「本巣市をまるごと応援【指定なし】」をお選びください。 ※他の寄附の使い道をお選びいただいた場合も、「本巣市をまるごと応援」へ変更のうえ支援プロジェクトとして頂いたご寄附を活用させて頂きます。予めご了承くださいませ。

はじめまして、family農園watanabeです!

はじめまして。family農園watanabeの渡辺佳典(夫)と愛未(妻)です。私たちは、岐阜県本巣市でいちごの生産・販売を行っております。当農園では、紅ほっぺやよつぼしといった品種を育てており、小売業者への卸売りに加え、一般のお客様にも直接販売をしております。

この度、当農園で私たちが育てる自慢のいちごを「食べて」「学べる」いちご狩り体験ができる環境を始めるために本プロジェクトを立ち上げました。

私たちの想い、活動をご覧いただき、ぜひご支援よろしくお願いいたします!

なぜ、先生をやめていちご農家なのか?

私たちはともに、人と関わる、人に教えるという職に従事しておりました。私は教員として7年間、妻の愛未は保育士でした。しかし、家族との時間が十分に取れないことや第一子が産まれたとき、子どもたちの将来のためにこのまま今の仕事を続けていていいのか疑問を感じ、二人で新たな道を模索しました。

いちご栽培を選んだ背景には、私の祖母がいちご農園を営んでいたことが大きく影響しています。私は昔からいちごが身近な存在にあったため、農園をやろうと決めたときも「いちご農園」一択でした。祖母が作ってきた美味しいいちごをなくしたくない想いというのが大きかったかもしれません。

また、祖母は近所の人にお裾分けをしていたり、周りの人を大切にしておりました。私も大人になってから教員の経験を経て、人と人との繋がりをより意識するようになったと思います。

私たちは人との繋がりを大事に「家族の絆を深める」「顔が見える関係性を大切にする」――そうした想いから、”family農園”と名付けました。お客様とも顔の見える関係を築き、あたたかいつながりを大事にしています。

「美味しい」へのこだわり

私たちはいちご栽培するうえで『美味しい』にこだわったいちご作りを目指しています。

いちごのコンセプトは、「ひとくちで幸せになる苺」です。

一口食べただけで、しあわせに包まれるような美味しさを追求し、小さなところまでこだわった栽培を行っています。

- こだわりの栽培方法

私たちが住んでいる岐阜県本巣市は、ゲンジボタルが生息する清流「根尾川」に恵まれ、清らかで栄養豊富な地下水を利用できる環境があります。

この自然環境を活かしつつ、**高設土耕栽培**によるいちご栽培に取り組んでいます。この栽培方法では、たっぷりの土でいちごを育てることで、甘さだけでなく、濃厚ないちご本来の味わいをお届けすることができます。

- 美味しさへのこだわり

流通経路が長い場合、いちごは早めに収穫され流通過程で熟させることが一般的ですが、私たちは違います。糖度が最大限高まったタイミングで、一粒一粒を丁寧に見極めながら収穫し、その日のうちに出荷しています。

これにより、お客様に最も「美味しい」状態のいちごをお届けすることが可能となっています。

▼いちご返礼品

私たちの「いちご狩り」への思い

実は私たちはこれまで、いちご狩りに対しては慎重な姿勢をとってきました。
その理由は、ただ『食べる』『見せる』だけになってしまうのではないかという不安でした。
プロの農家として育ててはいるものの、いちごは自然の恵みでもあります。ですが、いちご狩りのお客様は見た目で判断されることが多く、その結果、綺麗なイチゴばかりが収穫されてしまい、味はおいしくても傷のあるものや形が悪いものなどは食べてもらえなくなってしまうのでは、という不安でした。

「美味しい」いちごは単に見た目が綺麗だから、サイズが大きいから美味しいという訳ではないんです。私たちは「せっかくこだわって育てたいちごを美味しく食べてもらいたい」「ていねいに育てたものだから一つ一つを味わってほしい」という想いがあります。

しかし、常連のお客様から「いちご狩りをやってほしい」という声はいくつもいただいてきました。お客様が喜んでくれるなら、と発想を変え、いちごのリアルをお伝えできる場として、family農園watanabeらしい、いちご狩りのカタチに挑戦できるのでは、と思うようになりました。

そんな想いで私たちがやりたい形の「いちご狩り」体験イベントを試みたところ、大変好評をいただきました。この反響を受け、いちご狩りを本格的に始めようと決意しました。

岐阜県本巣市の現状と課題

岐阜県本巣市は、日本三大桜のひとつ「淡墨桜」という歴史的な観光名所がありますが、観光資源の少なさが課題とされています。市外からの来訪者は比較的少ないのが現状です。。

本巣市は、いちごの生産量が県内トップクラスを誇る地域でもあります。この特長を活かし、いちご狩りを中心とした「作る」「食べる」「学ぶ」ことができるスポットを作ることで、地域の魅力を発信していきたいと考えています。

子どもから大人まで、いちごを通して伝えたいコト

私たちが目指すのは、単にいちごを収穫し食べるだけの場所ではありません。いちごが「どのように育ち」、「どのような条件で美味しくなるのか」、また「それにまつわる失敗も含めて学ぶことができる場所に」したいと考えています。

教育や保育の現場での経験を持つ私たち夫婦だからこそ、学校ではできない、子どもから大人まで自然や農業を楽しく学べる環境づくりを進めてまいります。

私たちは、いちご狩りを単なる収穫体験に留めず、「いちごを通じた学び」を提供する場にしたいと考えています。例えば、いちごが育つ土の特性や、表面に傷がついたいちごが実は甘い理由など、普段知る機会の少ない「いちごの秘密」をお伝えします。

いちご狩り(摘み取り体験)の計画

私たちは、一般的ないちご狩りとは違う、family農園watanabeらしい、いちご狩りを追求していきます。

- 一般的ないちご狩りの場合、
予約→予約当日に農園へ→受付→説明→開始。
 ・ハウス内で採りながら食べる(席に座りながら食べる)
 ・制限時間になったら終了

- family農園watanabeのいちご狩りの場合、
予約→予約当日に農園へ→受付→説明→開始。
 ①いちごがどうやってできるかなど、”つくる”部分のご説明
 ②摘み取り体験
 ③いちごの色々な活用を紹介(母親向き)&土遊びや野菜収穫体験(家族でor子どものみ)
 ④参加者と一緒に片付け、終了
 ※1日4部の入れ替え制を予定

★こだわり
①苺がどのように出来ているのかなど、お客様に説明を書いたイラスト付きのパンフレットなどを配布します!ただの採り方だけでなくここで学びがあるように計画しています。

②摘み取りをしている時間はハウスで管理しているスタッフや「美味しい」苺の見分け方や採り方などアドバイスやサポートも。なかなか味わえない管理作業の体験なども考え中です。

③その他にも苺の活用方法やアレンジレシピなどの紹介や試飲、試食を行い、物販もご用意予定。また、ハウスの横にある野菜畑で収穫や土いじり、虫探しなど楽しいことなども盛りだくさんにしたいと考えています。

family農園watanabeの未来

今まで紆余曲折がありましたが、様々な方に支えられてきたからこそ、今回のチャレンジができることになりました。いつも応援してくださる方や、仲良くしてくださる方々には感謝の気持ちでいっぱいです。本当に、ありがとうございます!

今回、”普通のいちご狩り”とは一味違う、来てくださる皆様ひとりひとりの人生を豊かにするようなものに出来ればなと思い、まだまだ手探りな状態ではありますが、初めてプロジェクトを立ち上げました。

私たちが魅了されている、不思議な魅力を持った、”いちご”。その一粒一粒から、自然や大地が教えてくれる「学び」を伝えていきたいと考えています。

ぜひ、この小さないちご農家のチャレンジに、応援をよろしくお願いいたします!

実現に向けて必要な整備

現在、農園は生産を中心とした環境となっており、いちご狩りを行うための設備が整っていません。そのため、以下の整備を3年計画で進めたいと考えています。

- 駐車場の整地および整備
- 看板やフェンスの設置
- 受付カウンターの設置
- 遮光ビニールの施工による温度調整設備の導入

これらの環境を整えることで、安心してお客様をお迎えできる場所を実現します。

スケジュールと予定事業

2024年12月~ 資金調達(3年間)

2025年4月~2025年11月 駐車場として使えるように農地を整地、受付場所、看板、フェンスの設置

2025年10月~2025年11月 遮光ビニール施工工事

2026年12月~2027年2月 手洗い場、トイレの設置工事

各シーズン 順次リターン品の発送を開始

本プロジェクトは、総事業費675万円(寄附目標額1,688万円)を予定しております。
【寄附金募集目標】
第1弾 2024年12月~2025年3月10日 625万円
第2弾 2025年4月~2026年3月末 750万円
第3弾 2026年4月~2027年1月末 313万円

その他活動:農園近くに直売所&カフェも併設

「いちごをより多くの人に楽しんでほしい」という思いから、農園近くに直売所とカフェ「ichigo no atelier(いちごのアトリエ)」を設けました。

人と人との繋がりを大切にしている私たちは、このカフェを通じて、来訪頂いたお客様とひとり一人と向き合っていちごの「美味しい」を感じて頂きたいと考えています。

カフェでは、季節ごとのメニューやいちごを使用したパフェ・ドリンクなどを提供しています。この施設では廃材や農業パイプをアップサイクルすることで、環境に配慮した設計も実現し、グッドデザイン賞を受賞することができました。

いちご農園の近くに位置しますので、お越しの際はぜひお立ち寄りください。

最後に

私たちは、本プロジェクトを通して、いちごの「美味しい」と「学び」の両方を提供し、地域に新たな価値を生み出したいと考えています。

このプロジェクトが多くの方々にとって喜びや学びのきっかけとなるよう、全力で取り組んでまいります。応援いただけますと幸いです。

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