桃農家日記　～美味しい桃がみなさんの手元に届くまで～

４月上旬、桃の生産が盛んな中央市の丘陵地域（豊富地区）では桃の花が咲き誇り、一面ピンク色に染まります。
素晴らしい景観なのでそのままにしておきたいところですが、桃の果実を大きく育てるため、桃農家では「摘花」作業を行います。

広大な桃畑の1本1本を大きな脚立に上りながら手作業で花を落としていく・・・実はとても大変な作業なのです。

5月下旬、木にかわいい小さな桃ができていました。
大きさはゴルフボールくらいで、硬く、表面には産毛が生えています。
この頃、農家さんは早朝から日が暮れるまで摘果作業で大忙し。
「何を基準に、残す実と落とす実を分けているんですか？」の問いに、
「中身が詰まっているのがいい桃。種の周りに隙間ができている実を落としているんだよ。」と
落とした桃を割って中身を見せてくれましたが・・・

いやいや、外の見た目全然変わらないし。
割らずに中身の様子が分かるなんて魔法ですか(;´Д｀)

7月中旬、待ちに待った収穫期。
毎年この時期は台風やゲリラ豪雨が心配されるのですが、今年は天候に恵まれて豊作とのことです。

桃農家さんが丹精込めて育てた自慢の桃。
みなさんぜひご賞味ください！