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茨城県城里町の伝統工芸品 桂雛の手掛ける「雛人形」

子どもが人生で初めて出会うアート。 茨城県城里町の豊かな自然のなかで生まれる「桂雛」は、伝統の技と現代の住まいが美しく調和する特別な雛人形です。 大切な人の幸せと健やかな成長を願う特別な節目に。時代を超えて愛され続ける、本物の手仕事の魅力をお届けします。

天皇陛下へ献上など、国や時代を越えて認められた「確かな品格」

初代から受け継がれる伝統工法と、現代の住まいに調和する美意識。

その妥協のない手仕事は、ご家庭での節句のお祝いとして愛されるだけでなく、天皇陛下への献上や外交の贈答品、海外での展覧会など、国や時代を越えて高く評価されてきました。

生まれて初めて触れる雅(アート)

本物の技を注ぎ込む理由—— それは、雛人形が子どもにとって“人生で初めて出会うアート”だからです。

だからこそ桂雛は、その一体一体に本物の素材・本物の技・本物の美を込めています。

初代より受け継がれてきた技法と、洗練された感性。
素材には土に還る自然素材を選び、文様や色彩には季節や願いを託します。

幼いころ、何度も目にし、そっと触れたその記憶は、
いつしか心の奥深くに、美しいものを尊ぶ感性として残るでしょう。

ただ飾るだけではなく、
“日本の文化を、生まれて初めて飾る”という体験を届けたい。
それが、桂雛の原点です。

桂雛の誕生

桂雛のものづくりは、初代・小佐畑喜士(号:喜凰)の運命的な出会いから始まりました。

訪れたのは、「関東の嵐山」とも称される茨城県城里町(旧桂村)。
御前山や皇都川など、かつて皇室の伝説が残り、どこか都の雅を感じさせる名が静かに息づく風土でした。

この自然と歴史の情緒に強く心を動かされた初代は、この地に工房を構えることを決意。

雅な響きを持つ地名から、自らの雛人形を「桂雛(かつらびな)」と名づけました。
京の宮中に伝わる装束文化や色彩の美意識を、清らかな桂の地から現代へと手渡していく——。
県伝統工芸品、町無形文化財にも指定された桂雛は、初代から続く伝統工法をいまも大切に守り続けています。

「つくり手の手」が紡ぐ、桂雛のこだわり

●土に還る素材

胴体の芯に米藁、衣装の裏貼りには手漉き和紙(西の内和紙)を使用し、外気と呼吸する状態を作り出しています。

和紙の防虫効果や型崩れ防止が、湿気の多い夏場も箱の中の雛人形を優しく守ります。
それは土に還る素材だからこその恩恵です。

●造形

桂雛の美しさは、袴の上からでも柔らかさを感じる端正な膝元の座り姿に表れます。
脚のある胴体に縮尺縫製した袴を穿かせ、丁寧に膝を曲げて美しく着せ付けます。

上からの視線も計算し、どの角度から見ても袖や裾の流れがきれいに映える造形です。

●空気をまとう

かつて和裁が得意だった祖母が口にしていた「良い着物は、まるで空気をまとうようなもの」という言葉。

その “ 空気をまとうような流れ ” を表現するため、絹糸や裏打ちの和紙といった素材選びから、厚み、繊維の太さに至るまで、飽くなき創意工夫を重ねています。

●顔

「表情を付けるな」という代々の教えを守り、瞼の一番高い位置より少し下に目を入れます。

特定の感情を作らないことで、飾る人の喜びや悲しみに寄り添う存在を目指します。
観音菩薩のように静かに暮らしを見守り、見る人の心をそっと映し出す鏡となります。

●色使いと文様使い

色や文様は単なる装飾ではなく、日本人が願いや想いを託してきた身近な文化です。
グラデーションを“匂い”と称するように、目で捉えた美を五感で捉え直して表現します。

感性豊かな日本人が育んだ文化をもまとい、雛人形に仕立てます。

職人の想い

桂雛は、伝統工芸に息づく美と手業を今の暮らしの中に調和させることを志としています。
作品を通じて、日本の色彩感覚や四季の趣を、住まいにそっと添えるような存在でありたいと願っています。

私たちのものづくりは、どなたかの大切な一瞬や日々に寄り添うものです。
凛とした品格と、ぬくもりのある美しさを備えた佇まいを心を込めてお届けします。

桃の節句や一生に一度の初節句に。
大切な方の幸せを願う、特別な日の贈り物としてお選びいただければ幸いです。

 

桂雛の作品一覧

桂雛ショールーム、桂雛公式サイトで利用できる利用券