専門家が伝授！ふるさと納税の牛肉を家庭で美味しく焼く方法

皆様お肉の焼き方はご存じですか？今回はご家庭でも簡単に美味しく焼ける焼き方を専門家に伝授してもらいましょう！

ふるさと納税の返礼品で最も人気といっても過言ではない牛肉。ただ、せっかく良い牛肉が届いても、
焼き方を誤ってしまえば、中まで火が通らなかったり、パサパサしたりして台無しになってしまいます。

今回は、別海町の牛肉を最大限に楽しんでいただくため、
ふるさと納税の牛肉の返礼品を多数紹介している小池克臣さんから、美味しい牛肉の焼き方を伺いました。

今回ご紹介する牛肉の焼き方は、家庭でもできるフライパンでのステーキ肉の焼き方を基本としています。
ぜひともお試しいただき、ジューシーな肉汁があふれ、
噛み締めるごとに口いっぱいに広がるうま味を最大限お楽しみください。

監修者プロフィール

肉バカ　小池克臣（こいけかつおみ）

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉の道へ。
焼肉、すき焼き、ステーキなどの牛肉料理全般を愛し、
和牛の生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける。
著書には「肉バカ。No Meat, No Life.を実践する男が
語る和牛の至福」があり、現在はYouTube 「肉バカの和牛大学」にて
美味しい焼肉店などの情報や美味しく焼くための技術を公開している。

自宅でお肉を美味しく焼く方法

1.　お肉を焼く前に　～必ず解凍をする～

ふるさと納税の場合、牛肉は一般的に冷凍で届きます。
冷凍の牛肉は、賞味期限が長く、すぐに慌てて食べなくても良いメリットがあります。

その冷凍の牛肉を美味しく食べる上で一番重要なことは「必ず解凍してから焼く」ということです。

解凍の仕方は簡単です。厚みによっても違いますが、だいたい焼く8～12時間前に冷蔵庫に移しておくと
牛肉にダメージを与えることなく、ゆっくりと解凍ができます。
心配な方は焼く前日の夜に冷蔵庫に移しておくと間違いありません。

どうしても急に食べたくなってしまった場合は、パックされたままの状態で流水に当てておくと
比較的早く状態良く解凍できます。

２．部位ごとに違う牛肉の焼き方

■2-1.モモのような赤身肉　～硬くなりがちな赤身もフワッと～

解凍した赤身肉は、焼き始める約30分前に冷蔵庫から出して、お肉を常温に戻します。
そして弱火と中火の中間くらいの火力でフライパンをセットし、お肉をのせます。

この後はお肉の両面を焼いていきますが、よくある2cmほどの厚みの場合は、両面を2分ずつ焼きます。
焼き上がったお肉はアルミホイルに包んで4分ほど置いておくと、余熱でじっくりと中心まで火が入ります。
最後は中火と強火の中間の火力で片面を1分焼いて、もう片面をさっと焼きます。

これで硬くなりがちな赤身肉をフワッと焼き上げることができます。

■2-2.サーロインのような霜降り肉　～醍醐味のジューシーさを際立てる～

霜降り肉の場合は、冷蔵庫から出してすぐ焼き始めても大丈夫です。
中火と強火の中間くらいの火力でフライパンをセットし、お肉をのせます。

最初、片面を2～3分焼きますが、途中で何度か焼き面を見て、香ばしく美味しそうな焼き色がつくまで我慢します。
3分でも焼き色が付かない場合は、もう少し焼いてください。
片面が焼けたら、もう片面も同じように焼きます。
両面を焼いたらアルミホイルに包んで5～6分置き、余熱で中心まで火を入れます。

仕上げは、中火の火力で15秒ごとにひっくり返しながら合計2分焼いて完成です。