想いと手間が実る、特別なお米
「栽培期間中農薬不使用米(奏穂)」は北海道奈井江町内でわずか2戸の農家のみで栽培されている、生産量が限られた非常に希少なお米です。 稲の栽培期間中に農薬を一切使用せず、手間と工夫を重ね、化学肥料だけに頼らない栽培方法で育てられています。 やわらかく、粘り気があり、なおかつ甘みが強い自慢のお米です。
奈井江町で生まれた希少な「栽培期間中農薬不使用米」
北海道・奈井江町で、強いこだわりのもと育てられているお米があります。
それが「ゆめぴりか」という品種の「栽培期間中農薬不使用米(化学肥料5割減)」です。
「ゆめぴりか」は“日本一おいしい米を作りたい”という生産者の“夢”に、アイヌ語で“美しい”を意味する「ピリカ」を合わせて名付けられた、やわらかくて、粘り気があり、なおかつ甘みが強いお米です。
中でも、「栽培期間中農薬不使用米」はその名の通り、稲の栽培期間中に農薬を一切使用せず、化学肥料だけに頼らない栽培方法で育てられています。有機JAS認証を取得した肥料や、自然由来の原料を活用し、手間と工夫を惜しまず、環境にも配慮したお米づくりが行われています。
農薬を使わない”こだわりのお米づくり”への挑戦!
栽培期間中農薬不使用米の生産にも携わる、JA新すながわでは、「こだわりのお米づくり」を何よりも大切にしています。「よりこだわりの強いお米を作りたい!」という想いから、特に高い技術と覚悟が求められる農薬を使用しないお米づくりに着目し、その挑戦を始めました。
この挑戦にあたり、JA新すながわでは、「産地として取り組みたい」という強い思いがあったと語る室井さん。
当初は、北海道は気候の関係で雑草が生えやすく、虫も多いため、「北海道で農薬を使用しないお米を栽培することは難しい」という声も多くありました。
実際に道内で、農薬を使用しないお米を個人で栽培している生産者を視察させていただいたこともありましたが、その大変さを目の当たりにし、不安を感じたこともあったそうです。
それでも、「他の地域でできているのなら、奈井江町でできないはずはない!」と考え挑戦を決意。交流のあった島根県・隠岐の島にある無農薬米を栽培している産地を視察し、技術や工夫を学びました。
無農薬・無化学肥料でつくること
「無農薬・無化学肥料のお米を作りたい」という目標のもと、奈井江町でもトップクラスの生産者である堀さん、栗山さんと共に、2023年から栽培をスタートさせました。
堀さんは、当初肥料選びに苦労したと語ります。
有機JAS認証を取得している肥料を探す必要があることや、使用できる資材の種類が限られていることなど、課題は少なくありませんでした。
また、肥料を使わずに虫による被害を防ぐことも重要な課題の一つでした。
対策を模索する中で栗山さんがたどり着いたのが「カプサイシン」でした。もともとは別の用途で使われていたものですが、着色の原因となる虫対策に活用している事例を知り導入したところ、特有のにおいによって虫を寄せ付けにくくすることが分かりました。
最大の課題は「雑草」。手間を惜しまない工夫と対策
栽培における最大の課題は「雑草対策」でした。稲を健康に育て上げるためには欠かせない作業となります。
除草剤を使用できないため、1年目から試行錯誤の連続でした。
近年は暑さの影響もあり、雑草の生育が早く、密度も濃くなる中で、さまざまな方法を調べながら実践してきました。
まず、田植え後すぐに田んぼの水をあえて濁らせ、日光の当たりを抑えることで雑草の生育を弱められることに着目。隠岐の島の生産者が実際に使用していた手作りの除草機を参考に、本来は別の用途で使われる機械にチェーンを取り付けた独自の除草機を作って試してみました。
そのほかにも、水の量を多めに張って管理をしたり、有機質肥料を田植え後すぐに水田へ投入することで雑草の発生を抑えるという説を試すなど工夫を重ねてきました。時には、毎日長い時間をかけて手作業で草取りを行う日もありましたが、現在は本格的な除草機を導入したことで、作業効率は大幅に向上しました。
手間も時間もかかりますが、「安心して食べていただけるお米を届けたい」という思いが、日々の作業を支えています。
手間の先にある、一粒の価値
こうして育てられた奈井江町の「栽培期間中農薬不使用米」は、町内でわずか2戸の農家のみで栽培されている、生産量が限られた非常に希少なお米です。
これまで全国でも2店舗のみで取り扱われてきましたが、今回、初めてふるさと納税の返礼品として登場しました。
2025年で栽培開始から3年目を迎え、生産者の工夫と努力が実を結び「これまでで一番品質の良い仕上がりになった」そうです。ぜひ、一粒一粒に込められた生産者の想いを感じながら、お召し上がりください。
生産者の声
堀さん
「農薬を使用しないお米を栽培するのは大変と言われたこともありましたが、逆に自分の技術でどこまでできるか挑戦してみたくなりました。手間ひまかけているので、ふつうのお米より間違いなく美味しいです!いっぱい食べてください。」
栗山さん
「自分たちに合う方法はどれなのだろうかと、たくさん本を読みました。他にやっている人がいるのだからやれないことはない!という気持ちが勝り、ここまで続けてきました。いいものを作ろうと改良を重ねてきた一粒です。こだわりが分かる方にぜひ味わってほしいです。」
室井さん(JA新すながわ)
「「農薬を使わないこだわりの米作りに、産地として本気で取り組みたい。」そんな熱い想いから、この挑戦は始まりました。実際に現地を視察し、その大変さに不安を感じる場面もありましたが、それでも「やらなければならない」という強い気持ちに背中を押され、行動を起こしました。ゆめぴりかコンテスト第1回チャンピオンとして始まり、産地としての“こだわり”はどこにも負けないくらいあります。その“こだわり”に負けないくらい、生産者もおいしいゆめぴりかを作っているので、どこにも負けないゆめぴりかです!」
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