琉球王国創世の神話が息づく沖縄県南城市へ

沖縄本島南部の東海岸側に位置する南城市。離島である久高島は、琉球民族発祥の地、“神の島”とも言われています。市内には神秘的なスポットが多く、最近では心と体を整えるウェルネスツアーでも注目を集めている旅行地。沖縄へは何度も訪れているというツウな大人が、まだ見ぬ沖縄の魅力に気づくはずです。

【宿泊】百名伽藍 別館

自然が奏でるBGMが大人を癒やす高級リゾート

琉球創世神話の舞台として知られる神秘の地・百名(ひゃくな)に佇むホテル「百名伽藍」。自然との融合を目指し、赤瓦や琉球石灰岩など沖縄ならではの素材をふんだんに用いた和琉スタイルの造りは、初めて訪れる人にもどこか懐かしさを感じさせます。目の前に広がる大パノラマの海からは日の出と日の入り、そして“神の島”とよばれる久高島も一望。回廊を巡らせた館内に足を踏み入れ、ガジュマルの巨木が生い茂る中庭を抜けると、そこはもう深い静寂に包まれ、自然と一体になれる世界。まさに大人の隠れ家といった雰囲気です。

屋上に専用露天風呂を備えた完全なるプライベート空間

プライベート感を大切にしたい方におすすめなのが、本館と専用回廊でつながった唯一の離れ「伽藍 別館」です。130㎡の客室、43㎡の専用バルコニー、24㎡の離れ小部屋を含む661㎡の専用敷地には、屋上に専用露天風呂まである豪華さです。海と空に溶け合うような開放的な造りになっており、波音を聞きながらの入浴、天体観測をしながらの入浴は格別です。ビーチにも近いので、行きたい時にすぐ降り、海と戯れられるという点も大きな魅力です。

本館には10歳以上という宿泊者の年齢制限がありますが、完全プライベート空間の別館は10歳未満のお子さんの利用もOK。親子三世代で利用できるので、家族の特別な思い出づくりを叶えてくれるでしょう。

海を見渡すダイニングで目にも美味しい和琉会席をいただく

食事は、海に沿って水平に伸びるダイニングで。地元の人が“海の畑”ともよぶ豊潤な海の恵みや地元産ブランド肉や新鮮野菜などを、和琉会席で味わえます。調理法や食材の組み合わせを通し、和と琉球を見事に調和させた料理は、どれも感動ものの美しさ。あまりなじみのない沖縄料理や沖縄の食材も、和のエッセンスがほどよく効いているので、抵抗なくおいしくいただけます。

琉球王国の長く輝かしい450年もの歴史をたどり、絵画などを展示しているギャラリー「自了館」や、「何もない、何もいらない」空間の「禅の間」、究極のリラクゼーションを体感できるスパ「GARAN SPA SUITE」など、館内施設も充実。南国の神秘なる地で、青い海と豊かな自然に抱かれた優雅なリゾートステイを!

DATA

■百名伽藍 別館(ひゃくながらん べっかん)
電話/098-949-1011
住所/沖縄県南城市玉城字百名山下原1299-1
交通/那覇空港から車で約35分
料金/別館スタンダードプラン1泊2食付き1名12万1000円
時間/チェックイン15時・チェックアウト11時
駐車場/61台

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【観光】斎場御嶽

世界文化遺産にも登録された琉球王国最高の聖地

「斎場御嶽(せーふぁうたき)」は、琉球の始祖・アマミキヨという神がニライカナイ(神の世界)から降臨し、国づくりを始めたという「琉球開闢(りゅうきゅうかいびゃく)伝説」にも出てくる、琉球王国最高の聖地です。アマミキヨが創った琉球七御嶽の1つだと伝えられ、琉球の最高神女「聞得大君(きこえおおきみ)」の就任儀式が行われました。琉球国王は、御嶽の中にある6つの拝所を参拝しながら、国家繁栄・安寧、五穀豊穣、航海安全などを神に祈願。現在も多くの人々がここで祈りを捧げています。

今も色濃く残る「祈り」の文化を辿る

深い森に囲まれた幽玄な御嶽内へと入る参道の入り口「御門口(うじょうぐち)」(上写真)の右側には、6つの香炉が置かれており、これは6つの拝所の分身とされています。奥へ進むと、「大庫理(うふぐーい)」(下写真)「寄満(ゆいんち)」「アマダユルアシカヌビー」「シキヨダユルアマガヌビー」「三庫理(さんぐーい)」「チョウノハナ」と、順番に拝所が出現(三庫理は立ち入りを制限中)。それぞれの拝所に意味があり形もさまざまなので、より知識を深めたい方はガイドと巡るのがおすすめです(2人まで2000円、所要時間約60分)。斎場御嶽にまつわる神話、琉球王国の歴史や精神文化などを詳しく知ることができます。

2000年には、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして世界文化遺産にも登録。琉球地方で古くから盛んに行われてきた「祈り」の文化が脈々と受け継がれ、現在でも行われていることに価値が認められての認定でした。その価値とは、まさに私たち人間が大自然に生かされていることへの「感謝の祈り」です。

祈りを捧げている人の邪魔をしない。肩や背中、お腹など、過度な肌の露出は控えた服装を心がける。動植物や石などの持ち込み・持ち出しは禁止など、神聖な祈りの場では守るべきルールがいくつかあります。それらをしっかり守り、斎場御嶽が伝える精神文化を肌で感じてみましょう。

DATA

■斎場御嶽(せーふぁうたき)
電話/098-948-4660(南城市観光協会)
住所/沖縄県南城市知念久手堅
交通/那覇空港から車で約50分。那覇空港からモノレールで約11分、旭橋駅から那覇バスターミナルまで徒歩2分。那覇バスターミナルからバスで約1時間、バス停斎場御嶽入口下車、徒歩10分
料金/入場高校生以上300円、小・中学生150円
営業時間/9~18時(11~2月は~17時30分。最終チケット販売3~10月は~17時15分、11~2月は~16時45分)
定休日/不定休(年2回休息日あり。2023年6月18~20日、11月13~15日)
駐車場/150台

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【観光】ガンガラーの谷

現在と太古をつなぐ、神秘的な異世界の旅

「ガンガラーの谷」は、数十万年前の鍾乳洞が崩壊してできた谷間に広がる、自然豊かな森。2万年前、旧石器時代の人類「港川人(みなとがわじん)」が居住していた可能性から発掘調査が続いています。

谷の中へはガイドツアーの参加者のみが入場できます。約1km、1時間20分のコースを専門ガイドと歩いて、古代の人々の暮らしに思いを馳せてみませんか。

ツアー参加者のみが利用できる「ケイブカフェ」

ガイドツアーは、大胆にも鍾乳洞がそのままカフェになった「ケイブカフェ」(上写真)からスタート。ツアー参加者のみが利用できるので、出発までのんびりしながら、まわりの鍾乳石を観察するのも一興でしょう。

また、こちらのスペースは「サキタリ洞遺跡」とも呼ばれ、世界最古の釣り針が見つかっています。2013年に出土した旧石器時代の貝製ビーズが、詳しい分析の結果、日本最古(約2万3000年前)の着色された装飾品であることが2021年に明らかになりました。旧石器時代から利用されてきた、この洞窟での発掘調査はこれからも続きます。

長い年月をかけて移動する「ガジュマル」にも注目

鍾乳洞を抜けたあとは、気根を伸ばし長い年月をかけて移動する不思議な木「ガジュマル」や、良縁・安産への祈りが捧げられる女性の洞窟「イナグ洞」、命の誕生・成長を願う男性の洞窟「イキガ洞」、推定樹齢150年の「大主(うふしゅ)ガジュマル」(上写真)などのポイントを巡り、古代人の居住跡「武芸洞(ぶげいどう)」でフィニッシュ! 時に濃い緑の呼気にむせ返り、時に足を止めて祈りを捧げ、時に悠久の時の流れに圧倒される。ガンガラーの谷ガイドツアーでは、そんな今まで感じたことのない貴重な体験ができるはずです。

もしのどが渇いても、参加者には事前に冷たいさんぴん茶が配られるのでご安心を。ただし、コースの途中にトイレはないので、出発前に済ませておきましょう。また、ツアーには定員があります。空きがあれば当日でも予約はできますが、事前に予約しておくと安心です。

DATA

■ガンガラーの谷(がんがらーのたに)
電話/098-948-4192(受付9時~17時30分)
住所/沖縄県南城市玉城字前川202
交通/那覇空港から車で約30分。那覇空港からモノレールで約15分、旭橋駅から那覇バスターミナルまで徒歩3分。那覇バスターミナルからバスで約50分、バス停玉泉洞前下車、徒歩2分
料金/大人2500円、中学生以上の学生1500円(要学生証提示)、小学生以下無料(保護者同伴)
営業時間/9~16時
定休日/無休(天候条件やイベントにより中止の場合あり)
駐車場/100台 ※おきなわワールド駐車場も利用可能

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【体験】おきなわワールドでの「機織体験」

思い出にもおみやげにもぴったり、オリジナルの伝統工芸制作

(上写真:(C)おきなわワールド)

東京ドーム約4個分という広大な敷地で、沖縄の歴史、文化、自然を丸ごと体感できるテーマパーク「おきなわワールド」。神秘的な地底空間が広がる国内最大級規模の鍾乳洞「玉泉洞」、季節ごとの珍しいトロピカルフルーツウォッチングが楽しめる「熱帯フルーツ園」、ハブに関する展示のほかマングースやコウモリなどの生き物に会える「ハブ博物公園」など、沖縄をたっぷり満喫できる充実ぶりです。

2021年7月のリニューアル以降、玉泉洞と熱帯フルーツ園の入口にいるガイドさんが見どころをレクチャーしてくれるようになり、これまで以上に園内を楽しめるようになったと評判です!ショーや工芸体験までとことん遊び尽くすなら5時間は確保しておきたいところです。公式サイトで紹介されているモデルコースを参考にするのもいいでしょう。

ミンサー柄の織物制作体験がおすすめ

(上写真:(C)おきなわワールド)

沖縄旅の思い出づくりにと人気なのが、伝統工芸の制作体験です。園内の見どころの1つ、昔の沖縄の町並みを再現した「琉球王国城下町」では「機織体験」ができます。

実は沖縄は、琉球王朝時代から伝わる織物の宝庫。島の至る所にその土地ならではの織物が伝えられているのです。琉球王国城下町では、「いつ(五)の世(四)までも末永く」との意味をもつ、「五」と「四」の柄を組み合わせたミンサー柄の小物が作れます。体験時間5分~、料金900円~という気軽さも魅力。スタッフが丁寧に指導してくれるので、子どもでも初心者でも楽しめます。赤瓦の古民家で、パッタン、トントンと機織りに夢中になっていると、琉球王朝時代の沖縄に迷い込んだかのような気分になるかもしれません。

(上写真:(C)おきなわワールド)

園内には、沖縄そばやゆし豆腐といった沖縄の定番グルメが楽しめるレストランや、玉泉洞の地下水で作る「OKINAWA SANGO BEER」工場併設の地ビール喫茶もあります。また、沖縄の伝統芸能「エイサー」をアレンジしたパフォーマンスが人気の、躍動感あふれる「スーパーエイサーショー」(ショー時間約30分)や、毒蛇と毒舌がクセになる「ハブとマングースのショー」(ショー時間約20分)は1日に3回公演を行っているので、体験や見学の間にうまくショーを挟みながら、効率よく満喫しましょう。

DATA

■おきなわワールド(おきなわわーるど)
電話/098-949-7421
住所/沖縄県南城市玉城前川1336
交通/那覇空港から車で約30分。那覇空港からモノレールで約15分、旭橋駅から那覇バスターミナルまで徒歩3分。那覇バスターミナルからバスで約50分、バス停玉泉洞前下車、徒歩すぐ
料金/大人2000円、小人(4~14歳)1000円
営業時間/9時~17時30分(最終受付16時)
定休日/無休
駐車場/400台

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【観光】久高島

古くからの信仰が守られた“神の島”

「久高島」は、琉球の始祖・アマミキヨが降臨して五穀をもたらし、国づくりを始めた島として昔から崇拝されてきました。琉球王朝時代から数々の神事が執り行われ、歴代の琉球国王は17世紀まで、2年に一度の久高島参詣を欠かさなかったそうです。島内には数々の神聖な御嶽(うたき)や、古くから守り続けてきた久高島特有の文化を伝える場所が多数残されています。

周囲約8kmの小さな島には、温かなサービスがうれしい宿泊施設、沖縄そばや島の野菜を使った料理が味わえる飲食店、久高島のみやげ品を揃える商店も。島内の移動はレンタサイクルが便利ですが、集落内は細い道が多く、迷子になりがちなのでご注意を。また、通年立ち入れないフボー御嶽のほか、時期によっては足を踏み入れることを禁じている場所もあります。「島にお邪魔する」という気持ちで、ルールやお願い事をしっかり理解し守りましょう。

島内に点在する数々の聖域・史跡を巡る

島内には、「琉球開闢(りゅうきゅうかいびゃく)」の七御嶽の1つであるクボー御嶽を筆頭に、カベール御嶽、島の二大祭祀場となっている外間殿(ふかまどぅん)と久高御殿庭(うどぅんみゃー)など、たくさんの聖域が点在。このことが、久高島が“神の島”ともよばれる所以です。

ほかにも、アマミキヨが降臨あるいは上陸した聖地とされ、植物群が国指定天然記念物に指定されている「ハビャーン(カベール岬)」、自然の海浜植生が見られ、五穀の種子の入った壺が漂着したとされる五穀発祥伝説の浜「イシキ浜」、久高島の旧家の1つで「五穀発祥」と「第一尚氏(琉球で最初の統一王朝を創り上げた王家)最後の尚徳王」にまつわる言い伝えがある「大里家(うぷらとぅ)」など、史跡があちらこちらに。一見すると何でもない素朴な島の風景に映る場所も、すべてに意味が込められています。久高島の背景にある歴史やストーリーを紐解きたい方は久高島ガイドツアー(要予約。1時間、1名5000円~)に申し込み、ガイドとともに島をめぐってみては。

久高島には、今やどの街に行っても見かけるコンビニもATMもありません。ですが、どの街にもない手つかずの自然や先祖から受け継いできたここだけの文化があります。時間を忘れてゆっくり島を巡りながら、島の文化や歴史、アイデンティティを感じ取ってみてください。

DATA

■久高島(くだかじま)
電話/098-835-8919(NPO法人久高島振興会)
住所/沖縄県南城市知念久高
交通/那覇空港から安座真港まで車で約50分。那覇空港からモノレールで約15分、旭橋駅から那覇バスターミナルまで徒歩3分。那覇バスターミナルからバスで約1時間、バス停安座真サンサンビーチ入口下車、徒歩5分。安座真港からフェリー・高速船で約15分(大人片道760円、往復1460円。小人片道390円、往復750円)
駐車場/あり(先着順)

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※掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、おでかけの際は事前にご確認ください。
※掲載の料金はすべて取材時点の税込料金です。
※宿泊料金は1泊1室2名様ご利用時の料金です。