2020/06/16 (火) 14:29

コロナ禍で生まれた生産者と飲食店の新たな絆。野菜の無償配布「ふかやのやさいびとおくりもの市場」

深谷市は、まち全体の至る所で野菜や農業を楽しむことができるまちづくり、「ベジタブルテーマパークフカヤ」の実現に向けて取り組んでいます。今年度は、「生産者が主役!みんなでつくるベジタブルテーマパーク フカヤ」をテーマとして、生産者とともに活動を展開しております。

そのような中、深谷市内で農業を営む力丸農園の力丸さんは、深谷市が実施する「地域通貨ネギー」を活用した新型コロナのテイクアウト・デリバリー飲食店支援の取組に共感し、また一方で、自身の外食向けに生産していたイタリア野菜が行き場を失っていました。

そこで、納品先として自らも日頃からお世話になっている飲食店に、それらの野菜を使って、生産者だからこそできる支援はないかと考えていました。そのことから、それらの野菜を市内の飲食店に無償で提供し、地域の飲食店が少しでも元気になってもらえる取組を、深谷市、市内の青果市場内販売所、及び飲食店と連携して開始しました。

配布は週1回。野菜の種類はそのときによって変わります。この日はカリーノケール、ビーツ、ズッキーニ、カラフルミニトマト、紫玉ねぎ。これだけの量をセットとして飲食店に無償提供します。
受け取った飲食店からは、週末のランチメニューに使っています、というお声もありました。

生産者にとっては、行き場のない野菜を廃棄せず使ってもらうことができるうえに、なじみの薄い新しい野菜の魅力を市内飲食店に知ってもらうことができます。
飲食店にとっては、売上が落ち込む中、無償で新しい野菜を気軽に試すことができるし、今まで知り合えなかった市内生産者と繋がることができます。
また、受け渡し場所は市内の青果市場内の直売所となっており、無償配布終了後には、この直売所で配布した野菜が購入できる仕組みにしています。

コロナをきっかけに、生産者と飲食店が繋がり、それぞれがウィンウィンの関係になり、地域全体が活性化していく。
生産者の想いを形にするお手伝いを、ベジタブルテーマパークフカヤではこれからも展開していきます。

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