みんなで考えよう 防災 〜地震にそなえて〜

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政府の地震調査研究推進本部では、今後30年以内に直下型大規模地震が発生する確率を70%程度と公表しています。
いざという時には普段のしっかりとした備えが身を守ります。
大規模地震の発生を想定して、備えておきたい最低限のことについてまとめました。

目次

  • 物資の備え
  • 家の中の備え
  • 家の外の備え
  • コミュニケーションの備え

 

物資のそなえ

◆ 非常用持ち出し袋の準備

緊急避難時に持ち出すための必要最小限のものを入れた避難袋が非常用の持ち出し袋です。
玄関やリビングなど、何かあったらすぐに持ち出せる場所に置いておきます。両手をふさがないように、リュック型が好ましいです。
印鑑や通帳などの貴重品は、盗難に気をつけて別の場所にすぐ持ち出せるよう保管。
また、飲料水や食品の賞味期限・電池などの使用期限も定期的に確認をしましょう。

・水 ・非常食  ・毛布
・懐中電灯 ・携帯ラジオ ・ライター ・ろうそく
・笛やブザーなど居場所を知らせるもの
・ヘルメット / 防災ずきん / 軍手など身を守るもの
・マルチーツール / ナイフ / はさみなど
・ティッシュペーパー / ウェットティッシュ
・ビニール袋 ・タオル
・電池 / 携帯のモバイルバッテリー / 充電器など
・現金 / 印鑑 / 預金通帳など
・健康保険証 / 身分証などのコピー
・救急袋 / 常備薬

・その他 コンタクト、メガネ、生理用品、哺乳瓶、粉ミルク、ペットフードなど
各家庭の状況に合わせたものを

ふるさと納税お礼の品 非常用持ち出し袋・避難バッグ

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■ミカドライト付 リュック型ピラミッドバッグ・フリース防災41点
災害時に役立つ41アイテムの商品をセットしています。瞬時に役立つ【ミカドスタンドライト】付き。

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■女性のための防災避難バッグ
被災地の女性の声から生まれた女性のための防災グッズです。
携帯用トイレや非常用ライトなどに加え、生理用品やアロマスプレー・ベリーウォーマーなどがセットになっています。


◆ 少し多めの買い置きで日常的に備蓄

東京都の作成した防災ブック「東京防災」では、日常備蓄という考え方が推奨されています。
自宅の倒壊を免れたとしても、震災発生後は電気・ガス・水道・下水道などのライフラインが遮断されたり、物資の流通に支障が出て必要なものが手に入りづらくなることが予想されます。自宅で当面生活する在宅避難の状況を想定して、復旧するまでの間、生活するための食料や生活用品を自宅に日常的に備蓄しておくことも大切です。
日頃利用している食品や生活用品を少し多めに買い置きしておきましょう。

■食品
・水(1人あたり1日2~3リットルが目安)
・缶詰、レトルト食品など
・チョコレート菓子・キャラメルなど

■生活用品
・生活用水 ・生理用品 ・簡易トイレ
・ティッシュペーパー ・トイレットペーパー ・ウェットティッシュ
・カセットコンロ / ガスボンベ / 固形燃料など
・わりばし / 紙皿 / 紙コップなどの簡易食器

・その他、赤ちゃんのいる家庭ではオムツ、粉ミルク、離乳食など


 

家の中のそなえ

◆ 避難経路を確保 家具はしっかり固定

過去の大規模震災では倒れた家具で下敷きになり怪我をしたり、道を塞がれ避難が遅れてしまうケースが非常に多く発生しています。
家具や家電が転倒しないよう固定したり、ガラスに飛散防止フィルムを貼るなどの対策をしっかりしておくことが大事です。

L型金具とネジ止めで壁と家具を固定する方法が確実ですが、賃貸などで難しい場合は突っ張り棒とストッパー、粘着シートなど複数のアイテムを組み合わせて使うと効果的です。

過去の大規模震災では倒れた家具で下敷きになり怪我をしたり、道を塞がれ避難が遅れてしまうケースが非常に多く発生しています。
家具や家電が転倒しないよう固定したり、ガラスに飛散防止フィルムを貼るなどの対策をしっかりしておくことが大事です。

L型金具とネジ止めで壁と家具を固定する方法が確実ですが、賃貸などで難しい場合は突っ張り棒とストッパー、粘着シートなど複数のアイテムを組み合わせて使うと効果的です。

また、使用しないものはなるべく押し入れやクローゼット・物置などに収納するようにし、生活空間に家具や物を多く置かないようにします。


 

家の外のそなえ

◆ 住居や家の塀などの耐震性を確認しておく

建築基準法施工令が改正された1981年以前に建てられた建物は大地震への安全性が低いと言われています。家屋の耐震診断を受け、しっかりとした対策を。
ブロックやコンクリートなどの塀も老朽化していたりヒビが入ったりなどしていないかチェックし、危険な箇所は補修・補強しておきましょう。


◆ 家の周りの避難場所や危険な箇所を確認

家の周りの避難場所や避難経路をしっかりと確認しておけば、緊急時に速やかに避難することができます。

液状化現象や土砂災害、浸水の恐れがある場所など、自分が住んでいるエリアの危険な場所もハザードマップで把握しておきましょう。

家の周りの避難場所や避難経路をしっかりと確認しておけば、緊急時に速やかに避難することができます。

液状化現象や土砂災害、浸水の恐れがある場所など、自分が住んでいるエリアの危険な場所もハザードマップで把握しておきましょう。


 

コミニュケーションのそなえ

◆ 周りの人と安否確認の方法や集合場所などを話し合っておく

震災発生後、家族が仕事先や学校、外出先などから帰宅困難になってしまう状況が考えられます。
加えて、大規模災害時は回線が混雑し、電話が繋がりづらくなることも想定されます。
家族で話し合い、避難方法や離れ離れになった時の集合場所、災害伝言ダイヤルなどの利用法や安否確認の方法もしっかり確認しておきましょう。

震災発生後、家族が仕事先や学校、外出先などから帰宅困難になってしまう状況が考えられます。
加えて、大規模災害時は回線が混雑し、電話が繋がりづらくなることも想定されます。
家族で話し合い、避難方法や離れ離れになった時の集合場所、災害伝言ダイヤルなどの利用法や安否確認の方法もしっかり確認しておきましょう。



 

災害発生時の伝言サービス

◆災害用伝言ダイヤル(171)
NTTが提供する、加入電話(プッシュ回線、ダイヤル回線)、公衆電話、ISDN、携帯電話・PHS、IP電話から利用可能な伝言ダイヤルです。

◆ 災害用伝言板(web171)
NTTが提供するインターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う伝言板サービス。パソコンやスマートフォン等から固定電話や携帯電話・PHSの電話番号を入力して安否情報(伝言)の登録、確認を行うことができます。
https://www.web171.jp/

◆災害用伝言板
各携帯電話会社が提供する携帯電話・PHSのインターネット接続機能で、被災地の方が伝言を文字によって登録し、携帯電話・PHS番号をもとにして全国から伝言を確認することができるサービスです。

◆災害用音声お届けサービス
専用アプリケーションをインストールしたスマートフォン等の対応端末から、音声メッセージを送信することができるサービスです。

  • NTTドコモ 「災害用キット」 
  • KDDI(au) 「au災害対策」
  • ソフトバンク 「災害用伝言板」
  • ワイモバイル 「災害用伝言板」

基本的には災害発生時にサービスの運用がスタートしますが、毎月1日と15日の他、お正月三が日や防災週間などに体験利用が可能な日があります。実際に体験して使い方の確認をしておくと、いざという時に慌てずに利用することができます。