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丹波山村産ミズナラ樽熟成ウイスキー ふるさと納税で取扱開始

山梨県丹波山村(木下喜人村長)はこのほど、村産のミズナラ活用の木樽で熟成させたウイスキー「丹波山」をふるさと納税の返礼品に追加しました。サントネージュワインと共同開発、ミズナラ由来の甘く華やかな樽香が特徴です。ピュアモルト(シングルモルト)、ブレンデットの2種をご用意しています。

丹波山村の山林から切り出したミズナラの木を一部に使用した樽で熟成させたウイスキーで、サントネージュワイン株式会社(山梨市上神内川、田中良治代表取締役社長)と共同開発。ミズナラ樽2個にスコッチの原酒を、7個にグレーンモルト(ブレンド)の原酒を令和5年3月から熟成させ、今年6月下旬に完成。初回ロットでピュアモルトを701本、ブレンデッドを1,980本生産し、7月11日から村内の道の駅等で販売を開始しました。

 ラベルには、村の鳥「コマドリ」と、村の伝統行事「お松曳」の松をモチーフに採用。

ミズナラ樽開発について

「ジャパニーズオーク」とも呼ばれるミズナラは、丹波山村でもかつては木材として活用されていましたが、林業従事者の高齢化などで、手入れが行き届かないまま長年放置されているものも多くあります。役場の職員の発案で、村産木材からワイン樽を作ろうと、構想から2年以上の月日をかけて事業化しました。

 山から切り出したミズナラの木を、製材と加工は富山県と岐阜県、樽の組み立ては京都府の業者に依頼し、令和3年に17個の木樽が完成。樽から山梨県産の「オール山梨ワイン」の開発の第一弾として、奥野田葡萄酒醸造株式会社(甲州市塩山牛奥)とともに、令和4年に「丹波山ワイン シャルドネ」をリリースしました。

 丹波山ワインのリリースをきっかけに、サントネージュワイン株式会社から連携のお声掛けをいただき、ワイン及びウイスキーの開発に着手。令和5年12月にミズナラ活用樽で熟成させたウイスキーが完成しました。

ミズナラ由来の華やかで甘い樽の香りが特徴です。丹波山村で採取した地下水を加え、どちらもアルコール度数を40度に調整しています。

【ピュアモルト】
ピート香るスモーキーなモルト原酒を丹波山村のミズナラを一部に使った樽で熟成させ、丹波山村で採取した雲取山の天然水をブレンド、華やかな甘い樽香と森を連想させる木の香をまとった力強い無二のモルトウイスキーに仕上げました。

【ブレンデット】
厳選した原酒に丹波山村で採取した雲取山の天然水をブレンド、丹波山村産のミズナラ材を一部に使った樽で熟成することで、熟した果実のような香の中にバニラの甘い香の余韻が残る丹波山村の豊かな森林を連想させるウイスキーに仕上げました。

【ピュアモルト&ブレンデットの2本セット】
呑み比べができる2本セットもご用意いたしました。