【事業者インタビュー：小岩農園】食を通してみんなを笑顔に

小岩孝徳さんに聞く小岩農園のこと

今回インタビューを引き受けてくださった小岩農園の小岩さんは、20年以上前の就農当初から減農薬・無農薬栽培でのお米作りをして来た『超自然派』のお米農家さん。

小岩さんがお米作りを始めたきっかけは、前職で山梨県の宝石会社に勤めていた時のこと。当時の小岩さんはデスクワーク中心の生活で体調を崩してしまいます。その時に主食を玄米に変えるなど、療養の一環として食事改善を行いました。この出来事がきっかけで食への関心が高くなった小岩さんは食についてとことん調べ、当時まだあまり知られていなかった『有機栽培』の存在を知ります。そして2000年に帰郷、ついに就農を果たします。

自然のパワーは凄いけれど、その分コントロールするのも一苦労

新規就農者の大半は慣行栽培から始めますが、いきなり有機栽培で始めた小岩さん。就農当初は大量の草や収量の少なさに苦労したそうです。自然の中で自然の力のみで育てることがどんなに大変かを痛感しました。そしてようやく出来上がったお米をお客様に食べて頂き必ず感想を聞くように心がけていたそうです。そしてその意見を真摯に受け止めて試行錯誤を重ね続けた小岩農園さんは、ぐんぐんと成長し、2020年に法人化します。

思っていたよりもうんと大変なお米作り、小岩さんの作るお米はどう違うのでしょうか？

美味しいお米の秘密

美味しいお米は土台作りから！

小岩農園さんでは竹粉や炭を使った独自のボカシ肥料を使っています。そうすることで、アミノ酸やミネラル分を豊富に含んだ土壌が完成します。

<<ポイント>>

有機から始まった稲作では、病害虫等の防除に農薬を使うことができないので、丈夫な病気に負けない稲を作ることに専念してきました。その結果どのような土壌でおいしいお米ができるのか、今何を与えたら稲が喜ぶのか分かる技術を身に着けたそうです。

食味のこだわり

収穫後そのまま出荷するのではなく、小岩さん自身が実際に食べてみて美味しいと思ったお米だけがお客さまのもとへ届きます。小岩さんは米食味鑑定士や米穀検査員を取得し、味を主観だけでなく専用機器も用いて評価しています。美味しいお米を届けるために毎年積極的にコンテストにも参加していて、第3者から食味の評価を得ることで、おいしさを証明しています。

<<賞歴>>

第20回米・食味分析鑑定コンクール　国際大会　総合部門　特別優秀賞
第1回全日本お米グランプリ　in北広島　金賞
第3回津南町米・食味分析鑑定コンクール　優秀賞
第19回お米日本一コンテストin静岡　入賞

安全

小岩農園さんの特徴といえば超自然派の栽培方法。お米の安全性が一目で分かるように、食味と同様に第3者からの認証を取得しています。有機JASや特別栽培をはじめ、残留農薬・放射能・カドミウム及び水質検査を実施しています。

保管から精米まで

小岩農園さんでは収穫後すぐに低温貯蔵庫に入れ劣化を極力防ぎます。冬は4ｍの雪に囲まれるので、まるで自然の雪室のよう。精米も必要な分だけ出して小米・破砕米を取り除き色選にかけ、そのお米に合った精米歩合にして迅速に箱詰めしてお届けしています。

おすすめの返礼品

小岩さんのおすすめ

魚沼産コシヒカリ・ツバメの飛び交う棚田米

農薬を極力抑えて栽培していると虫を狙ってツバメが田んぼの上に飛来してきます。その様子を見て「ツバメの飛び交う棚田米」という名前を付けたそうです。栄養たっぷりな棚田に縁起がいいとされるツバメが飛び交う光景は、自然豊かでどこか温もりさえ感じる小岩農園さんのお米を象徴しているよう。

[№5762-0937]【令和5年産】ツバメの飛び交う棚田米　精米3kg

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詳細

標高300mの中山間地で、丹精込めて栽培した魚沼産コシヒカリです。栽培期間中、農薬を極力抑え、肥料は乳酸菌と酵母を多く含む発酵竹粉と水質浄化・土壌改良・ミネラル補給に欠かせない炭を散布しています。農薬を減らすと、その田んぼの上にツバメが餌を求めて飛んできます。冬は4mの雪に覆われますが、その水が伏流水となって湧き出てきます。綺麗な水で育てた安心でおいしいお米をぜひご賞味下さい。

自分好みのお米をみつけてみよう

いつでもどこでも手に入るほど身近な存在のお米ですが、記憶に残るほど自分好みのお米に出会ったことはありますか？農林水産省のデータによると、2023年時点日本国内で栽培されているお米は318品種もあるそうです。毎日口に運ぶものだからこそ、どんなお米が合うか沢山試す過程をぜひ楽しんでください。忙しい時にさくっと炊ける無洗米、ふわっとした食感のミルキークイーンなど、安心安全だとわかっている小岩農園さんでならライフスタイルやお好みに合わせたお米選びが叶います。

お客さまと一緒に米づくり

就農当初なにもかもが初めてだった小岩さんは、お客さまの声を1番大切にしてお米を育てました。土台作りから収穫、食味検査、残留農薬検査まで常にお客さまを思い浮かべながら取り組むことで今まで成長することができました。このようにお客さまと一緒に育んだ小岩農園さんのお米は、美味しさだけでなくココロとカラダを満たしてくれます。