ご「飯」が「豊」かな町～飯豊町からお届けするおいしい米

飯豊町は、”ご「飯」が「豊」かな町”と書いて「いいでまち」と読みます。町名の由来でもある飯豊連峰から流れる白川が町内を貫流し、清流沿いに豊かな稲作地帯が形成されています。稲作地帯では、屋敷林を有した家々が散在して存在する「田園散居集落景観」が広がっており、古き良き田舎の原風景を見ることができます。清らかで滋養豊かな水源が育てるつや姫などのブランド米の美味しさには定評があり、たくさんのリピーターから愛されています。

山形県産ブランド米　つや姫　その実力

　炊き上がった「つや姫」の白い輝きは、ふくいくとした香りとともに一粒一粒が、その存在感を示します。上品な甘み、粘りのなかにさらっとした噛み心地。のどごしが快く、ごはんそのもののおいしさを感じられます。
　山形県総合研究センター実施の生産力検定試験の食味に関する試験結果から、「つや姫」は人気米として名のあるコシヒカリよりも「炊飯光沢」・「外観」・「香り」・「味」・「粘り」・「硬さ」・「総合評価」のすべての部門で上回り、高評価を得ています。また、日本穀物検定協会が発表した最新のコメの食味ランキングで、「つや姫」はデビュー以来最高の「特Ａ」を獲得しつづけている、国内でも1、2を争う人気ブランド米となっています。

つや姫を育てる若き匠たち

　町内でも、熱心にコメ作りに取り組むのが若手生産者で作る「飯豊米ネットワーク」です。もともとは、彼らの父親世代が作った組織で、現在は自分たちが主体となって、生産、販売、PRまで一貫して行っています。
　全国でも多くのブランド米がしのぎを削るなか、「いかによい物を作ってアピールしていくかが大切。そのためにはまず、知ってもらうことが大事かと。高円寺の町のアンテナショップでの販売もその試みの一つで、海外展開も視野に入れつつ、販路の拡大に力を注いでいます。お米も、差別化がうまく出来ないと生き残れない時代ですから」と説明します。
　３人は、それぞれ、年齢では１歳違い。後継者として就農の時期も異なるが、共通しているのは、「子どもの頃から、頑張って働く親の背中をずっと見て育った」ことです。それぞれ就農にいたるまでの経緯や経験も様々ですが、今は、それぞれの得意分野を持ち寄って、飯豊米の普及のために切磋琢磨しています。
　「自分たちが住む町を、何とか若い世代でも盛り上げていきたい」。熱い情熱を胸に、未来の飯豊町を背負って立つ頼もしき若者たちです。　