【生薬・ハーブのまち特集】のどスッキリ!国産生薬・ハーブの生産地「八峰町」

八峰町では、株式会社龍角散などと連携し、地域の土地を活用した国産生薬・ハーブの栽培に取り組んでいます。

八峰町で育てる、国産生薬・ハーブ

医薬品の原料として使われる生薬。その多くを海外からの輸入に頼るなか、価格の変動や品質、安定した供給などが課題となっています。
八峰町では、株式会社龍角散などと連携し、地域の土地を活用した国産生薬・ハーブの栽培に取り組んでいます。
これまで十分に活用されてこなかった土地を生かしながら、新たな作物を地域に根付かせるとともに、生薬栽培を通じて、農家の新たな収益機会の創出や、地域農業の活性化にもつなげていく取り組みです。

「生薬」とは?

生薬とは、植物など自然由来のものを加工し、医薬品やその原料として利用するものです。同じ種類の植物でも、育った土地や栽培方法、収穫する時期などによって成分や品質が変わることがあります。そのため、医薬品の原料として使用するためには、栽培から収穫まで細やかな管理が求められます。
八峰町では、薬用植物の「カミツレ」と「キキョウ」を栽培しています。農家や関係者が協力しながら、それぞれの植物に合わせた栽培・収穫管理に取り組んでいます。

花を生薬として利用する「カミツレ」

カミツレは、白い花びらと黄色い中心部が特徴的なキク科の植物で、「カモミール」としても知られています。生薬として利用されるのは、特有の芳香をもつ花の部分。八峰町では、一面に可憐な花を咲かせるカミツレを育て、生薬の原料として収穫しています。

根を生薬として利用する「キキョウ」

キキョウは、青紫色の美しい花を咲かせる、秋の七草のひとつとしても知られる植物です。生薬として利用されるのは、地上に咲く花ではなく、土の中で育つ根の部分。八峰町では、地中でじっくり育った根を収穫し、生薬の原料として活用しています。花を利用するカミツレと、根を利用するキキョウ。見た目も利用する部分も異なる二つの薬用植物を、八峰町の土地で大切に育てています。

地域の土地を、これからにつながる農地へ

八峰町での生薬栽培は、地域にある土地を新しい形で活用する取り組みでもあります。公益社団法人東京生薬協会などとの連携を通じて栽培を進め、地域の農家とともに生薬やハーブを育てています。
これまで栽培されてきた農作物とは異なる新たな選択肢を地域に増やすことで、農地の活用や農家の収益機会の創出につなげ、持続可能な地域農業を目指しています。

秋田から始まった、龍角散とのつながり

八峰町と生薬栽培に取り組む株式会社龍角散は、秋田と深いゆかりを持つ企業です。
その歴史は江戸時代中期までさかのぼります。当時、秋田藩の御典医を務めていた藤井家が、藩主のために調製した薬が「龍角散」の原型になったとされています。長い年月を経た今、再び秋田の地で始まっている生薬づくり。八峰町の農家、地域、企業が力を合わせながら、国産生薬の安定した生産と、地域農業の新たな可能性を育てています。

生薬・ハーブを、地域の特産品に

八峰町で育てられているキキョウやカミツレは、生薬の原料としてだけでなく、地域の事業者によって新たな商品にも生かされています。
八峰町で新しい価値を加える。生薬栽培の取り組みは、農業だけにとどまらず、地域の商品づくりにもつながっています。

生薬・ハーブが原料の返礼品はこちら

地元事業者がハーブを用いた商品を開発をし、地域の新たな特産品として八峰町の返礼品にもなっています。